もしフェスのステージを彩ってくれたアーティストに突撃インタビュー!初のワールドツアーを終え、世界進出を果たしたBAND-MAIDにお話を聞きました。

20.December.2016 | FES / MUSIC

BAND-MAID、ワールドツアーでの思い出は、最高のお給仕とお味噌汁?!

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—初のワールドツアーお疲れさまでした! 感じたこと、新鮮だったことはありますか?

小鳩ミク(以下小鳩):やっぱり初めての海外でのツアーだったので、ご主人様・お嬢様(ファン)が、お給仕(ライブ)にご帰宅してくださるかなという不安がとても大きかったんです。でも、想像以上の数の方がご帰宅してくださって、嬉しい衝撃でした。反応も日本より熱いというか、ダイレクトな印象でした!

 

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AKANE:私が一番ワールドツアーで感動したのは、どこの国の方も日本語で歌ってくださったこと。鳥肌が立つくらい嬉しかったです! 日本語でしっかり覚えてくださってるんだ!って

 

KANAMI:歌もそうだけど、全部の国で会話とかMCでも、「こんにちは」「ありがとう」って声をかけてきてくれたり、「大好き」とかまで言ってくれたりして、てすごい感激したよね!

 

彩姫:ほぼ言われちゃった…。そんな感じです…。スペインの料理は美味しかった! でも、日本の料理が一番好きです。

 

全員:<<爆笑>>

 

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—MISAさんはお酒が相当お強いんですよね? それぞれの国で飲みました?

MISA:飲みました! 誕生日をドイツで迎えたんですけど、ステージドリンクでジャックダニエル(ウィスキー)を自前で持ってきてアンプの上に置いてくださっていて…。それが嬉しくて印象的でした。

 

小鳩:ステージドリンクは絶対お酒だもんね。浸透してたね!

 

MISA:最高だった! 小鳩も向こうで誕生日を迎えたんですよ。

 

小鳩:そうなんです。私もポーランドで迎えました。御給仕でご主人様・お嬢様がサプライズでバースデーソングを歌ってくださって、すごく嬉しかったポ!

 

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—その国々の言葉を覚えていったりはされたんですか?

小鳩:基本的にMCは小鳩がやっているんですけど、簡単な挨拶はしゃべれるように努力はしました。でも、伝わっていたかは定かではないですポ…(笑)

 

—日本のバンドとして、世界から注目をされているってすごいことですよね。今後の展望はありますか?

小鳩:目標として、「世界制服」を掲げているので、行ったことのない国にどんどん行って、御給仕をしたいと思っています!

 

—個人的に行きたい国は?

 

KANAMI:ロシア!

 

小鳩:オランダ!

 

彩姫:最終的に日本に帰ってこれれば…。でも、ヤバいとこ行くのもいいですね。アフリカとか。ここでライブすんの?みたいな場所。民族の方とかいるとことか。絶対にお味噌汁は持って行きます。

 

全員:<<爆笑>>

 

KANAMI:今回のツアーでもみんな持って行ったね。

 

AKANE:海外でのお味噌汁、すごい感動だった!

 

小鳩:めっちゃ美味しかったよね。

 

彩姫:フリーズドライに感謝した。

 

小鳩:そんな感じで、お味噌汁を武器に、どんどん世界征服をできたらと思います!(笑)

 

BAND-MAID

<Profile&News>

小鳩ミク (Gt/Vo.)、彩姫(Vo.)、KANAMI(Gt.)、AKANE、(Dr.)、MISA(Ba.)からなる5人組ロックバンド。ミニアルバム『Brand New MAID』でメジャーデビュー。キュートなメイド服姿とハードなサウンド&パフォーマンスのコントラストが話題に。結成当時から世界を意識し、「世界征服」の野望通り、初のワールドツアーも成功におさめる。

2017年1月11日にはメジャー1stフルアルバム「Just Bring It」をリリース。CDジャケットは、人気イラストレーターのeimiがデザインを担当し、満月を前にメンバーの小鳩ミク(Gt/Vo)、彩姫(Vo)をイメージした少女たちが描かれ、一見可愛らしいデザインになっているが、ジャケットデザイン全体を見てみると、「ドクロ」が浮かび上がるというBAND-MAIDらしい、「可愛らしさ」と「カッコ良さ」が共存する作品が完成している。

また、BAND-MAIDのオフィシャルHPにて「Just Bring It」の全楽曲を公開し、2017年1月9日の正午までの期間限定で試聴できるとのこと。是非チェックしてみてほしい.

Official HP:http://bandmaid.tokyo

Official Facebook:https://www.facebook.com/bandmaid/

Miku Kobato’s Twitter: @miku_bandmaid

Saiki’s Twitter:  @saiki_bandmaid

Kanami’s Twitter:  @kanami_bandmaid

Akane’s Twitter:  @achi_bandmaid

Misa’s Twitter:  @misa_bandmaid

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  • 【インタビュー】大注目のヴォーカリスト「超学生」、待望のメジャー1stアルバム「超」リリース

    27.February.2023 | MUSIC

    ベネチアンマスクをつけたミステリアスな雰囲気と特徴的な“ガナリヴォイス”のギャップにハマると注目のヴォーカリスト、超学生。今年1月の配信シングルリリースに続き、2月15日(水)には待望の1stアルバム「超」をリリース。3月には自身初となるワンマンライブを日本青年館ホールで実施予定と勢いにのる彼に、今の心境を伺った。

     

     

    1stアルバム「超」のテーマは「多様性」

     

    「多様性には「お互いの要素を認め合おう」という意味がありますが、今回は特に(今までのルールや約束に縛られずに)「こういうことしてもいいよね」という意味合いも込めてテーマづけしました」

     

    「メジャー初アルバムということで、やっぱりある程度の「約束事」ってあると思うんです。でも今回は、いったんそういうものを無視して作ってみました。聞いていただけると、すごくカラフルな楽曲たちだなと思ってもらえるんじゃないかな。作詞作曲にも幅広い方々に参加してもらいました。例えば、インゲルという曲ではバーグハンバーグバーグの品田遊さんに作詞していただいたり、ボカロPのすりぃさんや、ピノキオピーさんとのコラボ曲も収録しています。携わっていただいた方の「多様性」にもぜひ注目して欲しいです」

     

    「インゲル」Music Video

     

    初ワンマン「入学説明会」に向けて

     

    −ライブタイトルとしては独特なネーミングですが、どのような思いが?

     

    「メジャーとしてもワンマンとしても初めてのライブになるので、ある意味“自己紹介”というような意味を込めて『入学説明会』というタイトルを付けました。ライブとしてはなかなか珍しいタイトルですよね(笑)。「超学生」とはこういうものです、というのを感じていただけるライブにできたらと思います。でも、詳しい中身はまだ秘密です!」

     

    ファンのコメントから生まれたボーカルスタイル

     

    −超学生さんといえば、特徴的な“ガナリヴォイス”が人気です。そのボーカルスタイルが生まれたきっかけは?

     

    「ファンの人からもらったコメントを反映していったら今のスタイルにたどり着きました。ダーリンという曲あたりから、より積極的にYouTubeを投稿するようになったのですが、コメントでファンの方が感想をくれるんです。例えば何分何秒のここの歌い方が好き!というように。そうか、ここの歌い方が好きな人が多いのか、と感想やリクエストを反映させていった結果、今のスタイルにたどり着きました。ある意味、ファンの方が作ってくれたボーカルスタイルでもありますね」

     

    −海外ファンからのコメントも多いですが、人気の秘訣はどこにあると思いますか?

     

    「それは僕も知りたいです!(笑)ぜひ教えて欲しい!自分で感じるのは、僕のちょっとざらっとした低い声の男性っぽい歌い方なのかなと思ってます。あとは、僕が楽曲によって衣装やメイクを考えるのが好きなので、そういった世界観が好きと言ってくれるコメントも多いですね。

     

    「世界のいろいろなスタイルに挑戦してみたい」

    今後は世界のいろいろなスタイルにも挑戦してみたいです。チャイニーズスタイルやアラビックなテイストとか。色々な国や文化の世界観にも挑戦したい!コメントをくれる海外の皆さんのアイデアも取り入れていけたらなと思ってます。なので、逆にぜひ本場を教えて欲しいです!何語でもいいので、遠慮なくコメントでリクエストを送ってくれると嬉しいです」

  • THE LAST ROCKSTARSの米国公演オープニングアクトにBAND-MAID出演決定

    30.January.2023 | MUSIC

    2023年2月3日(金)より開催する、THE LAST ROCKSTARSの初ライブ『THE LAST ROCKSTARS Live Debut 2023 Tokyo – New York – Los Angeles』米国公演のオープニングアクトにBAND-MAIDの出演が決定した。

     

    THE LAST ROCKSTARSの米国公演は、2月4日(土)のNY公演、2月10 日(金)のLA公演がすべて完売。世界中からの大反響を受け、2月3日にNY公演が追加されている。BAND-MAIDは、この米国3公演すべてに出演する。

     

    「THE LAST ROCKSTARS (Paris Mix)」 MV

    BAND-MAIDは、米国をはじめ世界中で高い人気を誇るガールズバンド。昨年10月には米国最大級の音楽フェス『AFTERSHOCK FESTIVAL2022』で観客を熱狂させ、11月には『GUNS N’ ROSES JAPAN TOUR』のサポートアクトを務めるなど、国際的に強い支持を集めている。さらに、今年はオハイオの大型スタジアムフェス『SONIC TEMPLE 2023』や、フロリダの『Welcome to Rockville 2023』など、米国の音楽フェスへの出演が続々と決定し、大きな注目を集めている。

     

    今回BAND-MAIDからのオファーを受け、オープニングアクトとしての出演が実現。YOSHIKI、HYDE、SUGIZO、MIYAVIによるスーパーバンド・THE LAST ROCKSTARSの、米国での記念すべき初ライブに出演することは、BAND-MAIDにとっても貴重な機会となるだろう。

     

    なお、1月27日の有明アリーナ公演では、WOWOWの生中継および、全国各地の映画館でのライブ・ビューイングが実施された。また、現地時間2月10日 (金)ロサンゼルス公演でのライブ・ビューイングも決定しているのでお楽しみに!

  • ファイナルは横アリ!BAND-MAID10周年記念ツアー開催&全米ツアー、全米フェス出演決定

    21.January.2023 | MUSIC

    世界的人気のガールズバンド「BAND-MAID」が、2023年1月9日(月)に開催した『BAND-MAID TOKYO GARDEN THEATER OKYUJI』公演で、2023年3月より日本国内・海外含むツアーを行うことを発表した。

     

    『BAND-MAID 10TH ANNIVERSARY TOUR』と題し活動10周年を記念したこのツアーは、3月23日の熊本公演を皮切りに、日本国内は20都市23公演を行う。11月26日に迎えるTOUR FINALは、単独公演としては自身最大規模となる横浜アリーナでの開催となる。5月・8月には大型フェス多数出演を含む全米ツアーも行われる予定で、こちらの詳細は後日発表予定とのこと。

    また、チケット完売となったTOKYO GARDEN THEATER公演のアーカイブ配信も実施中。2月8日までのロングアーカイブ含む各種チケットが用意されているので、会場へ駆けつけられなかった全世界のご主人様・お嬢様(BAND-MAIDファンの呼称)はこちらをチェックしよう。

     

    さらに、10周年を記念しポニーキャニオン移籍後作品のハイレゾ配信も1月10日より各配信サイトにて順次販売開始となる。日本のみならず、全世界規模での躍進を続けるBAND-MAIDに、今後も要注目だ。

  • BAND-MAID、新作EP「Unleash」発表!メンバーがアニメキャラに

    06.July.2022 | MUSIC

    いま海外で最も人気のあるガールズバンドBAND-MAIDが、2022年9月21日(水)に待望の新作EP「Unleash」を配信・CD3形態で発売することを発表した。タイトル曲「Unleash!!!!!」のMusic Video構想も一部公開され、メンバー5人がアニメキャラクター化される。

    発売される「Unleash」CDは、全3形態を予定している。
    CDのみの通常盤のほか、初回生産限定盤2種には楽器演奏シーンのみのインストルメンタルMV 2曲「Sense」「Unleash!!!!!」と、MV 2曲「Unleash!!!!!」「from now on」を収録。初回生産限定盤は、BAND-MAIDファンの呼称であるご主人様・お嬢様 垂涎の内容となっている。インストルメンタルMVをマルチチャンネル映像対応させるほか、特殊パッケージ仕様・ポストカードやポスター型ブックレットも封入される豪華盤となるそう。また、CD発売にあたり各法人別先着購入特典も決定しており、全7タイプとなる特典はなくなり次第終了となるため、早めに各店舗・各サイトで確認しよう。



    そして、タイトル曲「Unleash!!!!!」MVにおいて、BAND-MAIDをキャラクター化したアニメ映像が入ることも、米国・ロサンゼルスで開催された「2022 AX ANIME EXPO」にて発表された。メンバー5人の個性を反映したキャラクターがMVの中でどんな動きを見せるのか、期待が高まる。

    さらに、今年2022年10月より始まる全米ツアー「BAND-MAID US TOUR 2022」は、先日追加公演がサプライズ発表され、最終日となるシカゴ公演は発売即日に完売。動員二万人超の規模の今ツアーは、現在13公演中10公演がチケット完売となっており、改めて米国を筆頭に海外での爆発的な人気の高さを証明している。
    そして、2023年1月9日(祝・月)に開催される、バンド史上最大規模となる東京ガーデンシアターでのお給仕(単独公演)は、 7月4日(月)よりオフィシャル抽選先行販売がスタートしたので、こちらもお楽しみに。


    バンドの目標である「世界征服」へ突き進む彼女たちから、目が離せない!

  • 音楽で人の心に寄り添うZ世代の新星シンガーASA Wuの魅力に迫る

    12.April.2022 | FEATURES / MUSIC

    新星のごとく現れた台湾と日本にルーツを持つZ世代トリリンガルシンガー ASA Wu。キュートなベビーフェイスからは想像もつかないほど力強くパワフルな歌声は人々の心を魅了し、音楽業界のみならず様々な分野のクリエイターからの注目を集めている。2021年4月にデビュー曲「Bloomer」を発表以降、1st EP『omen』やその中の収録曲の1つであるセクシーなエレクトロニック・ダンス・ボム「MO-MO」のミュージックビデオをリリースするなどその勢いはとどまることを知らない。

    そんな、ASA Wuの待望の新曲「Uncolor」が2022年4月8日(金)にリリースされ、オリジナルアニメーションを軸に ファッション・アート・ミュージックの各分野で才能を発揮するアーティストが集結するクリエイティブプロジェクト『Artiswitch(アーティスウィッチ)』の 一環として制作されるミュージックビデオシリーズにも採用され話題を呼んでいる。

     

    今回は、未だベールに包まれたASA Wuの魅力を紐解くべくMOSHI MOSHI NIPPONがインタビューを行い、彼女の素顔に迫る。

     

    音楽を目指したきっかけ

    「小さい頃からずっと歌って、お家で歌ってショーとか自分でひらいてたりして。夜ご飯食べる時に、「今日のディナーショー!」とか言って、パパとかママに観てもらったりして。台湾では寝る前に、おばあちゃんにも一緒に聴いてもらっていました。それに、小さい頃は褒められてもあんまり喜ばない子供だった。家事とか手伝えば、褒めてもらえるから頑張って家事を手伝う子もいると思うけど、それよりも、ASAはみんなが自分の歌を聴いて喜んでくれる姿をみるのが1番嬉しかった。」

     

    ―ASA WU

     

     

    ASA Wuが音楽の世界を目指したきっかけは幼少期に遡る。自分の歌声を楽しんでくれる家族の姿はまだ幼かった彼女の心を震わせ、歌手を夢見た小さい彼女の背中を押した。今でも変わらず家族の存在は彼女のモチベーションになっているとか。また、彼女の話し方にはまるで歌っているかのような暖かい印象があり、彼女にとって歌うことは天性の才能といっても過言ではない。

     

    音楽とASA Wu

    「ベタかもしれないけれど、自分にとって音楽を表すなら「NO MUSIC. NO LIFE」。例えば、悲しいことがあった時、ストレスがあった時に、どうするの?って。人それぞれリフレッシュの方法があると思うけど、色んなものがあるなかで、その方法が私にとっては音楽だった。音楽は1番簡単に、気分を変えられるし、自分をポジティブな気分にしてくれたり、聴くことでやる気が出るかもしれないし、聴くってすごい簡単なことだけど、大きな行動に繋がると思う。だから、そういう音楽を、自分が歌って音楽で届けられるようになりたい。」

     

    ―ASA WU

     

     

    彼女にとって音楽は人生そのものだろう。人生の中で遭遇するネガティブな感情やストレスなど様々な葛藤と向き合い乗り越える時、また、心が晴れるような瞬間も音楽は彼女と常に寄り添う。歌詞を書く際は、自分の頭の中でイメージしたストーリーに登場する主人公の感情や、日々ノートに書き綴っている人生の気づきからインスピレーションを得たりと、エモーショナルなアプローチをとることが多いという。人々がまだ知らない、感じたことがない気持ちを自身の歌を通して共有したいという思いが込められており、それはまた、音楽に支えられてきた彼女自身のように、自分の歌で人々の心に寄り添いたいという彼女の信念からきている。

     

    「Uncolor」MV

     

    新曲「Uncolor」について

    新曲「Uncolor」の作詞制作プロセスでは、先に出来上がっていたストーリーとビートからイメージを膨らませ「暗闇と光」が共存する世界観を歌詞で表現した。彼女が歌詞の中で特に好きなラインは歌い出しの「どんなColorにも 見えない Night Sky」や「Feeling Sad さみしい色の空 君がいた」だという。その理由について彼女は、「空って、夜の空は黒といえば黒かもしれないけれど、自分の心の具合によっては、どんな色にも見えるかなと思って、そういう言葉を並べました。そして、歌詞の中の「My friends」は地球のみんなに届くように、「みんな友達だよ」という思いをこめて書きました」と語った。レコーディングの際は、歌声でどのように人々にこの想いを届けられるかを意識して、歌声で色付けるように部屋を暗くして挑んだとのこと。

     

    ファッション・アート・ミュージック各分野のアーティストが集結するプロジェクト『Artiswitch』では、「Uncolor」と共に大人気イラストレーターのNANCYSNAKEとコラボレーションを発表しメロディーとビジュアルでストーリーの世界観を表現した。

     

    ASA Wuにとってコラボレーションとは、アーティスト個々のそれぞれのカラーが重なり合って新しい色に出会うことができる発見のようだという。また、それは新しい自分との出会いともいえるだろう。変幻自在に音色を奏でるこれからの彼女の新しい色にも期待が高まる。

     

    彼女は自分の音楽を聞いてくれる人に対して「自分が音楽で伝えたいこともそうだし、歌詞を書いてくれる人がいたら、その人が世界に伝えたいことも自分の声で伝えられたらいいなって。聴いてくれてる方からのメッセージからも、「この人はこういうこと考えてるんだ」っていうのを吸収して、そういうのも共感を得られると思うから、そういうのを自分の声で歌って、「ASAちゃんがこういうことを歌ってくれて良かった」って思ってもらえるような音楽を広めていきたい。ASA Wuの曲を聞いていてよかった、応援してきて良かった、と思ってもらえるようなアーティストに絶対なるので、みんな楽しみにいっぱい応援してね!」と満面の笑顔で語った。ひとの心に音楽で寄り添うASA Wuは、これからも唯一無二の音色で人の心に光を紡いでくれるだろう。そんな彼女のメッセージ性溢れる新曲「Uncolor」を聞きながらそっと一息、深呼吸してみては?

     

     

     

    TEXT:Natalie(MOSHI MOSHI NIPPON)

     

     

     

    ASA Wu

    Instagram:https://www.instagram.com/asawurarara/

    YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCodMTlxqMqMr4_EGGY3ilYw

  • 「NiziU」誕生までの軌跡を追うメンバーインタビュー Hulu独占配信

    28.July.2020 | MUSIC

    ソニーミュージックとJYPエンターテインメントの合同オーディション・プロジェクト「Nizi Project」から生まれた9人組グローバル・ガールズグループ 「NiziU(ニジュー)」。国内音楽配信サイトで86冠、全世界の音楽配信サイトでは109冠、NiziU初のMusic Videoが、公開開始後16日間で驚愕の5,000万回再生突破など数々の快挙を達成。そして、「Make you happy」のMusic Videoで披露した “縄跳びダンス” がいよいよ社会現象になっている。

    この話題沸騰の「NiziU」が誕生するまでの軌跡を本人のロングインタビューで振り返る「NiziU 9 Nizi Stories」を2020年7月30日(木)からHuluで独占配信。地域オーディション、東京合宿、韓国合宿の様子など、一人ずつがそれぞれ感じた想いを語りながら「Nizi Project」を振り返る。ガールズグループを目指すきっかけとは?何に歓び、何に苦労したのか?今の心境は?他のメンバーから見てのイメージは? J.Y. Park氏はどんな印象?これからどんなアーティストになりたいか?各話主役9人のデビューメンバーと一緒に、「Nizi Project」の1年を振り返ろう!

     

    ©Sony Music Entertainment (Japan) Inc./JYP Entertainment.

  • BAND-MAID、世界的音楽プロデューサー/トニー・ヴィスコンティがプロデュースした 「The Dragon Cries」世界配信がスタート

    19.November.2019 | MUSIC

    BAND-MAIDが12月11日にリリースするメジャー3rdアルバム「CONQUEROR(カンカラー)」に収録される楽曲「The Dragon Cries」を世界的音楽プロデューサー/トニー・ビスコンティがプロデュースをしたことが発表された。また、11月20日の0時より「The Dragon Cries」の音楽配信・サブスクリプションサービスが世界各国で一斉にスタートする。

     

    David BowieやT-REXなど数々のレジェンドミュージシャンを手がけてきた世界的音楽プロデューサー/トニー・ヴィスコンティからBAND-MAIDへ熱烈なオファーが届き、今回のコラボが実現したとのこと。

    トニー・ヴィスコンティは、BAND-MAIDに対して「BAND-MAIDのオリジナリティが好きだ。BAND-MAIDに出会えたのは、まさに夢が叶ったような感覚だった。レコーディングに関しても、SAIKIとMIKUに約8時間も歌ってもらったけど、私は、こんなに長く歌い続けることができるアーティストを知らないし、彼女たちは改めてプロフェッショナルだと感じた。私の期待は非常に満たされたよ。」とコメント。

    BAND-MAID小鳩ミク(Gt/Vo)は「トニーは、BAND-MAIDを本当に好きでいてくれて、とても気さくで優しい素敵な方でしたっぽ。デヴィッド・ボウイ様もレコーディングしたNYのスタジオでボーカルレコーディングをさせて頂いて、私たちの希望や意見をしっかりと受け入れ、考えてくださってプロデュースしてもらえて本当に感謝しています。またトニーにお会いした時に、もっと成長した姿を見せられるように頑張っていきたいっぽ。」とコメント。

     

    また、12月1日にNHK総合で放送される「シブヤノオト」にてBAND-MAIDの地上波テレビ初パフォーマンスが決定した。

     

    全米5カ所で開催したアメリカツアーは、全会場でチケットSOLDOUTを記録し、世界規模でBAND-MAIDの存在感が高まっている中、今回の発表で、更に目標の”世界征服”に向け驀進している。今後のBAND-MAIDの活躍から目が離せない。

  • サンフランシスコのイベントに出演し、秋から2回目のワールドツアーを開催するBAND-MAIDにインタビュー

    02.October.2017 | FEATURES / MUSIC

    9月9日・10日にサンフランシスコで開催された日本のカルチャーイベント、「J-POP SUMMIT」。サンフランシスコに住む日本好きの人達が集まる同イベントにBAND-MAIDが出演しました。

    MOSHI MOSHI NIPPONではサンフランシスコでBAMD-MAIDメンバーにインタビューを実施。今秋からは2回目のワールドツアーを開催する彼女たちに迫ります。

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    Photo:Shingo Tamai

    IMGP4241-©Alan Paredes_s

     

    −サンフランシスコは初めて来ましたか?

    小鳩ミク(以下小鳩):ポ!初めてきましたっポ。

     

    —プライベートで遊ぶ時間はありましたか?

    小鳩:あまりゆっくりする時間はなかったんですけど、宿泊しているホテルの周りをお散歩したり、近くのレストランでみんなでお食事をしたりしました。

     

    −お仕事以外の時間もあったんですね!サンフランシスコは満喫できましたか?

    小鳩:んーもっと満喫したい!

    全員:笑

    小鳩:またプライベートでも遊びに来たいなと思いましたっポ。

     

    −J-POP SUMMITに参加してみてどうでしたか?

    MISA:出演が決まった時は、「J-POP」というイベントの名前を聞いて、BAND-MAIDはロックなので、どんな風に自分たちを出していけるかなー、ってまず考えました。

     

    band-maid-00b-©DarrenYamashita_s

    小鳩:はじめて海外でお給仕(ライブ)したのがアメリカのシアトルだったので、2度目のアメリカお給仕でサンフランシスコに行けるってなったとき、素直に嬉しかったです。日本のイベントに出られるっていうのも嬉しくて、ワクワクしたですっポ。

     

    AKANE:実際にイベントに来てみて、私はアメリカの人たちが日本のカルチャーを好きでいてくれているのが嬉しいなって思いました。イベントでは自分の好きなラーメンもアメリカの人たちに人気で、「やっぱり日本っていいなー」って。私も日本の良さを伝えられるようにがんばろうって思いました。

     band-maid-00k-©DarrenYamashita_s

    彩姫:出演が決まった時はどんな会場でやるんだろうと少し心配な気持ちも正直あって。でも実際に来てみたら1つの会場にステージとブースエリアが設置されていて、うまくステージのエリアと別れていて安心しました。ブースも見て回れて楽しかったです。

     

    KANAMI:サンフランシスコでも自分たちを応援してくれるご主人様とお嬢様(ファン)がいるんだなって分かって嬉しかったです。日本のことを好きでいてもらえることも嬉しいですね。

     

     

    −サンフランシスコから戻ってすぐに国内ツアー、そして国内ツアーの途中でワールドツアーも始まるかと思うのですが、ツアーの内容は日本と海外で違うんですか?

     

    小鳩:国内ツアーとワールドツアーでタイトルは変えていて。同じツアーだけど、日本版・海外版で別れているんです。そこをうまく表現できるよう、いまリハーサルでアイディアを出しているところですっポ。

     

    −2回目のワールドツアーの意気込みを教えてください。

    MISA:会場も大きくなるので、ステージの見せ方を1回目のワールドツアーよりも良くしていきたいなと思っています。

     band-maid-00n-©DarrenYamashita_s

    AKANE:私は各国で挨拶だけでも完璧にできるようになりたいなって思ってます。ちょっと前回色々あったので・・・

     

    小鳩:「アイ アム ゴリラ!」って言ってたよね

     

    彩姫:ドイツでは「イッヒ ビン ゴリラ!」って笑

     

    AKANE:前回は伝わらないこともあったので、今回はきちんと伝わるように練習がんばります笑

     

    小鳩:2回目のライブになる国ばかりなので、前回ご帰宅(来場)してくださったご主人様・お嬢様に「おかえり」っていう気持ちと、自分たちの成長した姿を見せたいっていう気持ちが強くありますっポ。

     

    彩姫:1回目のツアーはハードスケジュールで、今回もハードスケジュールっぽいので笑 余裕を持ってステージに立てるように、前回のツアーを参考にしながら、どこで休めるかを考えようと思ってます!

     

    小鳩:余裕を持ってステージに立ちたいっポね

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    Photo:Shingo Tamai

    KANAMI:体調管理に気をつけつつ、3回目のワールドツアーも開催できるように、全力で頑張りたいと思っています!

     

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  • 台湾で初ライブを実施したsora tob sakanaに台湾モデルの紀ト心(Kimi)がインタビュー!

    06.September.2017 | FEATURES / MUSIC

    8月10日〜14日まで台北市で開催されていたイベント「台湾漫画博覧会」。ステージでは日本のアーティストがステージを盛り上げており、今回MOSHI MOSHI NIPPONでは、初めて台湾でライブをしたというsora tob sakanaにインタビューを実施しました。

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    レポーターを務めたのは台湾の人気モデル紀ト心(Kimi)ちゃん。

    紀ト心(Kimi)ちゃんが気になっているあんなこと、こんなことをsora tob sakanaのメンバーに質問します!

     

     

    紀ト心:はじめまして、私は台湾でモデル・タレントをしている紀ト心です。今回はみなさんと音楽やファッションについてお話しできることを楽しみにしています。私のことはキミちゃんって呼んで下さい。それではまずみなさんの自己紹介をお願いします。

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    神﨑:神崎風花、15歳です。

    山崎:山崎愛(まな)、13歳です

    寺口:寺口夏花、16歳です

    風間:風間玲マライカ、16歳です。

     

    紀ト心:ありがとうございます、みなさんとっても若いですね!それではよろしくおねがいします。

     

    紀ト心:sora tob sakanaのみなさんは、台湾に来るのは初めてですか?

    全員:はい!

     

    紀ト心:台湾のライブはどうでしたか?日本と何か違うところはありましたか?

    寺口:日本とはすごく違った環境だったのですが、みなさん楽しんでくださっているのが伝わってきました。

    紀ト心:衣装はとてもかわいいですね。何かテーマがありますか?

    山崎:なんだっけ?

    神﨑:んーテーマ・・・?

    風間:この髪飾りにテーマがあったような・・・

    寺口:あ!この髪飾りがアワビです。

     

    紀ト心:髪飾りだけでなく、フリルのような飾りも海っぽい気がします。

    山崎:たしかに!いつも白をベースにしている衣装が多いんです。

    風間:透明感のある感じです

     

    紀ト心:そうなんですね。ちなみに、普段はどんなファッションが好きですか?

     

    寺口:原宿っぽい服も着ますし、風花とかは大人っぽい服を着ていることが多いです

    レイは、柄のある洋服をよく着ていて、まなちゃんはパーカーとショートパンツ。

    紀ト心:みなさんそれぞれ色々なファッションをしているんですね。台湾で買い物はしましたか?

    山崎:買い物には行ってないのですが、九份に昨日行ってきました!

    紀ト心:では買い物はまだ行ってないんですね!みなさんに台湾を楽しんでほしいので私のおすすめのスポットを紹介させてください。

    全員:うれしー!!

    紀ト心:台湾の西門町は渋谷っぽい雰囲気で、おすすめです。安くてカワイイ洋服がたくさん売ってるんです!ぜひ行ってみてください。東区にはオシャレなカフェもあるので、そっちもオススメです。また台湾に遊びに来た時は行ってみてください。

    全員:絶対来たい!

     

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    >>次のページ Kimiちゃんオススメの台湾観光スポットを紹介!

  • 世界から注目を集める新世代の歌姫。Young Juvenile Youth・ゆう姫が語る「ポップミュージック」の新境地

    21.December.2016 | MUSIC

    カセットと配信のみというフォーマットで新作“Youth / A Way Out”をリリースしたYoung Juvenile Youth。“A Way Out”は、近未来の東京を舞台にした映像作品『blind』で世界から注目を集めた、ショウダユキヒロ監督作のアートフィルム『KAMUY』に使用され大きな話題となった。

     

    Young Juvenile Youthは、シンガーのゆう姫と電子音楽家のJEMAPURによるエレクトロニックミュージックデュオ。2015年には、iTunesが世界中のニューカマーの中から厳選する 「NEW ARTIST スポットライト」にも選出され、国内外から広く評価を集める存在となった。今回、2016 春夏シーズンにローンチされた<アディダス オリジナルス“Future”キャンペーン>のグローバル・インフルエンサーに日本人で唯一抜擢されるなど、音楽だけにとどまらない活躍を見せるゆう姫にインタビューを行った。

     

    新作“Youth / A Way Out”についてはもちろん、JEMAPURとの出会いや、自身も出演し村上虹郎とも共演を果たした『KAMUY』についてなど幅広い話題について語ってもらった。

     

     

    ――まずはゆう姫さんのこれまでのキャリアを紐解かせていただきたいんですが、Young Juvenile Youthを始める以前、バンドをやっていたこともあるそうですね。

     

    そうですね。やっていたって言うほど、長く活動していたわけではないんですけど、カナダに留学していた高校生の頃からちらほらやっていました。

     

    ――高校でカナダ、その後、アートを勉強するためにアメリカの大学に留学していたそうですが、留学以前以降で変わったこととは?

     

    当たり前ですけど、一番大きかったのは言語の違い。そして、カナダ、アメリカ……その間、日本に帰ってきた時期もあるんですけど、自然と邦楽を聴かなくなりましたね。そして、ジャケ買いをしたり、アコースティックやフォークな音楽を聴くようになったり、洋楽にどんどんのめり込んでいったし、歌うだけじゃなく、ギターを弾きながら曲を作るようにもなりました。

     

    ――では、大学で学んだアートはいまの音楽活動にも影響していると思いますか?

     

    当時、学んだことで今の音楽に直接影響していることは……特にないかな。ただ、アートを目指す人たちと一緒にいたことは大きいです。通っていた学校では日本人が私一人だけだったので、友達はアメリカ人だけでしたね。それで年や専攻分野も違う人たちが集まって Tシャツの会社を始めたんです。その皆でクリエイティヴな話をするのが楽しくて、学校そっちのけだった時期もありました(笑)。ただ、留学してもアート専門の大学に行っても、やりたいことが漠然としていて、どうしようっていう焦りがずっとありました。でも自分が好きなものを辿っていくと、やっぱり、音楽だったんですよね。だから音楽と関わりのある仕事が出来ないかと模索していて、そんな中とある女性アーティストをプロデュースしたいと思って、トラックメーカーを探し始めたんです。そしたら、JEMAPURの曲が使われている映像がYouTubeでバズっていて、知り合いから「この映像すごいよ」って教えてもらったんですけど、「映像もすごいけど、音楽がヤバい。誰だろう?」って調べてみたら、“静岡在住のアーティスト:JEMAPUR”ってことが分かって。東京在住だったら、すでに誰かにピックアップされていたんだろうけど、ホント失礼な話で、静岡在住っていうアングラ感にも惹かれたんですよね(笑)。

     

    ――彼には静岡時代にSkypeでインタビューしたことがあるんですけど、つまりは地方にいながらにしてネットを活用して音楽活動を行っていた新世代の電子音楽家ですよね。

     

    そう、それで彼にコンタクトをとって、プロデュースの話をしたら、「何でも自由自在に出来るし、ちょうどヴォーカルものに興味があった。」と。その後、プロデュースのプロジェクトは消滅してしまったんですけど、彼とはSkypeで時々やりとりするようになったんです。

     

    ――かつてバンドをやっていたゆう姫さんは、後にJEMAPURとYoung Juvenile Youthで作ることになるエレクトロニックミュージックのどういう部分がお好きですか。

     

    元々生ドラムが激しく入ったような音楽はあまり好きじゃなくて。アメリカ留学時代の影響もあってテクノやハウスも好きだけど、静かな音楽や、サイケデリックなサウンドだったり、丸くて硬いビートが大好きです。 まぁ、そういう好みも時と共に徐々に変わりつつあるんですけどね。

     

    ――サイケデリック・フォークというと、例えば、アニマル・コレクティヴはエレクトロニックミュージックの要素もありますよね。

     

    まさに。アメリカでは、アニマル・コレクティヴしか聴いてなかった時期もあるくらい大好きですね。音楽的な影響を受けたというよりは、例えば2007年の“Fireworks”を初めて聴いた時のようなワクワクするというか高揚感を感じられる音楽を自分も作りたいと思う、だからそういういう意味では影響されたかもしれないですね。

     

    ――そして、ゆう姫さんがプロデューサーからJEMAPURと組んで再び表立って音楽活動を始めた経緯というのは?

     

    彼とSkypeでやりとりしていく中で、自分で作った曲を聴いてもらったりしていて、 ある時、JEMAPURから「良い声をしているから一緒に作ってみようよ」って言われて。そして、実際に東京で会って、会ったその日に曲が出来て、「これは面白くなりそうだね」ってなって。その後も東京と静岡で曲のデータをやりとりするようになったんです。彼がトラックを送ってくると、電車に乗っていようが、バスに乗っていようが、アイデアが浮かんだらすぐスマートフォンでメロディーや浮かんだ歌詞をメモ録音しました。バスが走るガーッっていうノイズもそのまま入ってしまっていたりしてましたけど。そうすると JEMAPURからまた音が返ってくるっていう。そのやり方があまりにスムーズで、本当に衝撃的でした。バンドをやっていた頃は、自分のアイデアが全く想像してない形で返ってくることがなかったので、やっていても意味ないなって思って止めてしまったんですけど、JEMAPURとのやり取りには求めていたマジックがあったんですよ。

     

    ――そして、2013年にはYoung Juvenile Youth初めての作品“Anti Everything”と“More For Me, More For You”が2枚のヴァイナルでリリースされましたが、現在の作風よりもダンストラックに寄った内容ですよね。

     

    そうですね。初期衝動だったり、今と比べて、2人が遠慮がちだったり、離れた距離感で探り合っている感じが曲に表れているような気がするし、トライアルとしてはちゃんと歌が乗っているヴォーカルテクノが作りたかったんですよね。そんなこともあって、自分たちもその2作は、Young Juvenile Youthのファースト・ジェネレーションと呼んだりしてます。

     

    ――そして、それから1年半後にリリースされたミニアルバム『Animation』は、iTunesの「NEW ARTIST スポットライト」に選出され、大きな話題になりましたが、この作品はポップでいて、ミニマルでディープな作風にまとまりましたよね。

     

    そうですね。まだまだ発展途上ですけど、JEMAPURと曲のやり取りを延々と続けたことで、Young Juvenile Youthの色が徐々に統一されはじめた、そんな手応えを感じた作品でしたね。私としては、基本的にダンスミュージックを作りたいわけではなく、ポップミュージックを作りたいんです。そういう曲を作るのか、それとも世間にそう評価してもらうのかは分かりませんけど、自分のなかではポップミュージックであることを常に念頭に置いていますね。

     

     

     

    ――JEMAPURのトラックそれ自体は非常にエッジーなものだと思うんですけど、ゆう姫さんがそこに加えようとしているポップ感覚とはどういうものなんでしょうね?

     

    分かりやすさっていうことかな。私は抽象画を見る時に、試されるような気分になるというか、自分とかけ離れ過ぎた感じがなんか苦手なんですけど、シュルレアリスムは現実と繋がっている部分が垣間見られて、想像が膨らみやすい気がします。そういう分かりやすさが好きなんですよ。一方で分かりやすくても、想像が掻き立てられるものでなければそれは芸術じゃないと思うので、私としてはその絶妙なところを追求したいと思っているんです。

     

    ――5月に配信のみでリリースした「Hive / In Blue –EP」の“Hive”は非常にポップ度の高い1曲でしたよね。

     

    そうかもしれない。あのEPを作った頃は『Animation』をリリースした後、ライブの機会が増えて、もっとお客さんとつながりたいっていう思いが強くなっていた時期だったんですよね。だから、ライブで盛り上がるというか、もっと話しかけるように歌える曲を作りたいと、2人で話ながら作ったものです。

     

     

     

    ――そして、今回、カセットと配信で新作“Youth / A Way Out”のリリースと体験型アートフィルム『KAMUY』の公開が同時に行われましたが、どちらの制作が最初に始まったんですか?

     

    『KAMUY』です。去年9月にショウダユキヒロ監督と偶然バーで知り合ったんです。私はもともと彼の作品のファンで、彼と知り合いだったJEMAPURに紹介してもらい、 「何か一緒にやりたいです!」って伝えたんです。私、普段はそういうことを言えない性分なんですけど、ここは言うしかないと思い立って、熱い想いを伝えました。それから一緒に遊ぶようになって仲良くなったらその延長線上で「じゃあ、何か撮っちゃおうか。でも、どうせ撮るなら、ミュージック・ビデオを撮っても面白くないから、アート作品を作ろうぜ」ってことになって。念願だったのでその言葉はすごく嬉しかったです。ショウダ監督のテーマをベースに、参加スタッフがみんなでアイデアを出し合って作り上げた作品ですね。

     

    ――ゆう姫さんと村上虹郎くんが出演することになったのはどのタイミングで決まったんですか?

     

    どういうものを作るか決まる前にショウダ監督から「作品には出たい? めっちゃ出たい? それとも音楽だけ?」って訊かれて、 「テーマにもよりますよね」なんて言っていたんですけど、よくよく考えたら、「出たいに決まってる!」って思って、「すいません。出たいです!」ってメールを送ったら、ショウダ監督から「だよね」って返ってきたんです(笑)。虹郎くんに関しては、映画のプロットが決まって、生き残った兵士の役は誰がいいかという話になり、虹郎の名前が挙がったので、私がInstagramですぐに連絡を取りました。「Young Juvenile Youthの曲が好きだから、なんでもやるよ!」って言ってくれて、出演の運びになったんです。

     

    ――映像の斬新な手法や効果であったり、虹郎くん演じる生き残った兵士が妊娠する設定、生と死や人間の進化にまつわるテーマが盛り込まれた『KAMUY』の作品世界とYoung Juvenile Youthの音楽はどのようにリンクしているんでしょうか?

     

    映画と音楽のつながりですか? 言葉にするのは難しいんですけど、同じところを見ている人たちが集まっているので、話を作り上げていく段階で、会話がノンストップで続いちゃう感じでした。映画の未来的な、宇宙的な世界はYoung Juvenile Youthにもインスピレーションとして重要な要素なので、そういう意味で繋がりは確かにあるんですよね。

     

    ――一方で、プロジェクトの音楽サイド、『KAMUY』で使われている“A Way Out”の制作はどのように進めていったんですか?

     

    デモの曲の中から何曲かショウダ監督に聴いてもらい、“A Way Out”が良い!と選んでもらいました。映画の全体像が見えてきた頃に曲に要素を加えたくなって 、最後のパートを足したり、(AUDIO ACTIVEの)Cutsignさんにギターを弾いてもらったりして、映画と同時進行で曲をビルドアップしていったんです。

     

    ――もう1曲の新曲“Youth”は大阪在住のエリック・ルーブスとの共作で、ゆるくハウシーでポップな1曲になっていますね。

     

    彼は最初の作品“More For Me, More For You”のリミックスをMagical Mistakes名義で手掛けてくれた経緯もありつつ、新しい曲では誰かとコラボレーションしたら面白いよねっていうところから、最初に思い付いたのがエリックだったんですよ。私とJEMAPUR、そしてエリックの3人のいいとこ取りをした曲になったと思います。

     

     

     

    ――映画しかり、“Youth / A Way Out”しかり、今のYoung Juvenile Youthにはコラボレーションだったり、新しい風を求めている気運を感じます。

     

    そうですね。次のステップに行くためには何か新しいエッセンスが欲しいかなって。私の歌い方も含め、今は色んなことをやってみて、何が自分たちにフィットするのかを模索していて。“Youth / A Way Out”のリリース形態もそう。せっかくリリースするなら、配信だけでなく、真逆のアナログ・フォーマットも欲しいねってなった時に、「カセットもいい音するんだよね」というレーベルサイドの提案も受けて、2つのフォーマットで出すことを決めました。新しいことにどんどんトライしていくのは楽しいです。

     

    −−−

    Official website:http://yjymusic.com/

  • MOSHI MOSHI NIPPON FESでランウェイを彩ってくれたモデルにインタビュー!日本でも話題急上昇中・台湾モデル紀ト心ちゃんに、お話を聞きました。

    15.December.2016 | FASHION / FES

    日本語のお勉強中の紀ト心ちゃん! 思わず、飛び出した日本語はアレ!

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    —今日のもしもしにっぽんフェスティバルの感想は?

    「去年も参加させてもらったのですが、今年は去年よりもブースも増えて、賑わっていたような気がしました。とっても楽しかった。ぺこやあゆみ(瀬戸あゆみ)など、好きなモデルさんともご一緒できたのがうれしかったですね」

     

    —今日のファッションもとてもお似合いですね! 日本と台湾は、ファッションの違いはありますか?

    「うーん、日本の方が色をたくさん使っている気がします。台湾は暗めの色のファッションが多いというか、もう少し保守的な印象がありますね。私は、色や柄など、日本の原宿ファッションが好きで、色々参考にしていますよ! 雑誌やインスタグラム、テレビなどいろんなものから吸収しています」

     

    —たしか、お買い物も原宿が多いとか!

    「そうですね! 原宿の街も大好き! お気に入りのお店がたくさんあるので、日本に来たらいつも、たくさん買って帰ります。今回は、スケジュール的にあまり時間がなかったので、次に来る時またゆっくり見たいです」

     

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    —他に日本の文化で好きなものはありますか? 食べ物とかはどうでしょう?

    「昨日は、牛カツを食べました! あと、HARBSのケーキが大好きです。すごくおいしい!(日本語で)日本と台湾は、お料理とか味覚が似てる気がします。来日中はなんでも美味しく食べていますよ!」

     

    —今、日本語が! とっても自然でした!

    「おいしいは覚えました(笑)。でも、今勉強をし始めたところなんです」

     

    —お勉強熱心ですね! 最後にこれからやりたいことを教えてください。

    「日本も日本のファッションも大好きなので、これからもっと日本でのお仕事に挑戦したいです。イベントや雑誌やメディアなどで、幅広く活動ができたらと思っています!」

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    紀ト心(kimi)

    profile

    1995年5月12日生まれ。台湾出身の人気ブロガーでモデル。台湾で「中学生の女神さま」と呼ばれ、ティーンから絶大な支持を受けている。キュートなムードと、POPでカラフルなファッションセンスが人気で、日本でも話題に。最近はイベントへの登場や雑誌やフォトブックなど撮影で、度々来日している。

    Instagram:@eatzz7

     

    ■関連記事:世界の可愛い女の子たちへインタビュー第二弾!

     

     

  • インタビュー:「日本人特有の言葉選び、空間を意識した音作り」を追求。世界基準の新星SSW・向井太一

    11.December.2016 | FEATURES / MUSIC

    日本で今旬のアーティスト、starRo、yahyel、grooveman Spot、JiNeous、CELSIOR COUPEらを作曲家として迎えた最新作『24』をリリースした、シンガーソングライター向井太一。

     

    自身のルーツであるブラックミュージックをベースに、エレクトロニカ、オルタナティブ、アンビエント、ジャズなどジャンルレスな音楽性と「日本人特有の言葉選び、空間を意識した音作り」で独自の立ち位置を確立しつつある、今日本で最も注目すべきアーティストの1人だ。

     

    また、向井はシンガーソングライターとしてだけでなく、モデルとしても活躍。人気メンズファッション誌『men’s FUDGE』のウェブサイトでコラムを執筆。さらに、Instagramのフォロワー数は1万を超えており、抜群のルックスとセンスで若者を中心に多くの支持を集めている。

     

    そんな向井太一にインタビュー。日本のお気に入りの場所、今海外で一番刺激を受けているアーティスト、海外進出についての想いなど幅広い話題について語ってもらった。

     

     

     

    ——向井さんは福岡出身ですが、東京と福岡の一番の違いは何ですか?

     

    僕は18歳の高校生までしか福岡にいなかったので、正直大人になってからの遊び場所は知らないんです。ただ、強いていうなら実家があるので、いつどんな自分でも帰れる場所でしょうか。そんな場所があるからドッシリ構えて東京で頑張れてる気がします。

     

    自分以外のことで言うと、東京は何事に対してもオープンな場所だなと。新しい音楽も入ってきやすいし、ファッションもさまざま、街によって県によって違いがあって、飽きない所です!

     

    ——東京でお気に入りの場所はありますか? あれば場所も教えてください。

     

    世田谷にある等々力渓谷はよくいきます。都心とは思えないほど静かで、何も考えずにふらっと散歩します。あと猫がよくいるので好きな方にもオススメです。

     

    向井太一 /24

    向井太一 / THINKING ABOUT YOU

     

     

    ——2nd EP24』について、聴きどころ、こだわったポイント、ご自身が一番気に入っている曲など教えてください。

     

    今回は割と挑戦的なトラックの要素が強いです。なので歌詞の面ではあえて全部日本語で書いて絶妙な『違和感』を意識しました。トラックメーカーも旬な人たちを使っているので僕自身とても楽しみながら作った作品です。

     

    向井太一 / SLOW DOWN

     

    ——今年一番聴いたアルバムを教えてください。できればなぜそれを一番聴いたかも教えていただきたいです。

     

    今年はEPに向けて新旧含め色々聴いたんですけど、一番密度が高いのは宇多田ヒカルさんの『Fantôme』。昔から大好きだし、〈Tokyo Recordings〉の小袋さんやKOHHさんなど新しいアーティストも迎えての作品たちに度肝抜かれました。

     

    ——今一番刺激を受けている海外アーティストは誰ですか?

     

    最近よく聴くのはHeyley Kiyoko。新譜ではないんですけど、最近知って調べたらミュージック・ビデオとかのディレクションも自分でやっていて、それがとても素敵でした。僕もミュージック・ビデオや写真など色々なことを考えるのが好きなので、いつかそういうこともやってみたいなと。あと日系のアメリカ人で同い年だったので、そこもなんだか親近感です(笑)。

     

    ——最後の質問です。向井さんの音楽からは洋楽の影響を多分に感じるのですが、将来は海外進出も考えていますか? また、海外でライブをしてみたい場所、共演してみたいアーティストがいれば教えてください。

     

    勿論! やりたいことは沢山あるし、まだまだ出来ないことも沢山あるけど、いずれはやってやろうと思っています。7月にLAでライブしたときは本当に緊張したけど、楽しかった。個人的にはアジア圏は勿論、ヨーロッパやドイツなどでも演奏してみたいと思います。

     

    ■Information

    向井太一

    Official site:http://www.toysfactory.co.jp/artist/taichimukai/

     

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