【東京ごはん】昭和ノスタルジーを感じる日本生まれのスパゲッティ

06.November.2016 | FEATURES / FOOD

イタリアのナポリにナポリタンがないのは有名な話。では、ナポリタンのルーツは一体どこにあるのかというと、答えは日本だ。いまでは街の喫茶店や洋食店の定番メニューとなったナポリタンの“生みの親”は、横浜にある『ホテルニューグランド』。

戦後、GHQとして接収されたホテルの厨房で、進駐軍がボイルしたスパゲッティにケチャップを絡めて食べていた料理にヒントを得て、当時の料理長が開発したと言われている。ケチャップではなく、フレッシュトマトを使用し、炒めた玉ねぎやにんにく、ハムやマッシュルームを加えたホテルメイドのナポリタンの味が評判を呼び、横浜から全国へと次第にブームが広がっていったのだという。

使う具材や麺、茹で方など、店によってこだわりもさまざま。パスタ料理の本場、イタリアの人々からすれば「パスタにケチャップを使うだなんて!」と反感を買いそうだが、2009年にナポリにナポリタンが初上陸した際には、意外にも高評価を集めたという。

日本人はノスタルジーを、外国人は新しい! と、感じるナポリタンだが、その“聖地”としてかならず名前が挙がるのが、新橋の『ポンヌフ』。ランチ時は行列ができるほどの人気店で、多くの人のお目当てはもちろん、スパゲッティ・ナポリタン(\598)。もっちり太めのパスタは茹でおきで、ケチャップを配合した自家製ソースは素朴で心がなごむ味。ちょっと贅沢な気分を味わいたいときは肉汁がたっぷりのハンバーグのせ(\782)をオーダーするのもおすすめだ。

外国人客利用も多い『代官山 蔦谷書店』に併設する『Anjin』にも、厳選した食材を使ったナポリタンが。東京散策中に一息つきたいときにぴったりなカフェは、落ち着いた雰囲気。ナポリタンの味もどこか上品で洗練されている。基本的な調理法やベースは同じでも、店によって個性が異なるのがナポリタンの魅力。日本オリジナルのスパゲッティを1度味わえば、かならずその虜になるはずだ。

*価格は税抜です。

■カフェテラス ポンヌフ

住所:東京都港区新橋2−20−15 新橋駅前ビル1号館 1F

 

■Anjin

住所:東京都渋谷区猿楽町17−5 代官山蔦屋書店

 

フードライター 小寺慶子

 

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    審査員紹介

    村田 吉弘 (「菊乃井」三代目主人) Chef MURATA Yoshihiro 立命館大学在学中、フランス料理修行のため渡仏し、大学卒業後、名古屋の料亭「加茂免」で修行を積む。1993年、株式会社菊の井代表取締役に就任し、1976年「菊乃井木屋町店」を、2004年「赤坂菊乃井」を開店。自身のライフワークとして、「日本料理を正しく世界に発信する」「公利のために料理を作る」。また「機内食」(シンガポールエアライン)や「食育活動」(医療機関や学校訪問・講師活動)を通じて、「食の弱者」という問題を提起し解決策を図る活動を行う。2015年2月に日本食普及の親善大使に任命される。   林 大介 (「日本料理アカデミーU.K.」副理事長) Chef HAYASHI Daisuke 京都の料亭「菊乃井」3代目村田吉弘オーナーシェフに18歳で弟子入り。2004年「赤坂菊乃井」の開店に副料理長として携わる。その後、北海道洞爺湖The Windsor Hotel内の2つの日本料理レストランの料理長として抜擢され、2008年に開催されたG8首脳会議では、日本料理の責任者として従事する。日本の食文化の普及をミッションに2009年に渡欧。日本料理アカデミーUK 副理事長であり、現在、オーナー兼シェフとしてロンドンに日本食レストラン「Roketsu」をオープン準備中。2019年12月日本食普及の親善大使に任命される。   松久 秀樹 (「Koy Shunka」オーナーシェフ) Chef MATSUHISA Hideki 1997年にバルセロナに移住、2001年に「SHUNKA」、2008年に「Koy Shunka」をオープンし、2013年に日本人として初めてスペインミシュランガイドで一ツ星を獲得。現在ではバルセロナを中心に7店舗の経営・監修を行っている。2017年2月に日本食普及の親善大使に任命される。