昔ながらの釜戸と薪火でつくった究極の餅ブランド “THE OMOCHI”予約販売開始

11.November.2019 | FOOD

dot science株式会社は、2019年11月6日より「THE OMOCHI」ブランドをスタートし、同時に予約販売を開始した。日本を代表する伝統食「餅」をアップデートすることを目指す同ブランドのパートナーは、宮城のお餅メーカー「笠原餅店」。事業としていまでは絶滅寸前な製法である”釜戸と薪火”で蒸した餅米から、究極のお餅づくりに挑戦している。

笠原餅店の餅職人 笠原さんのインタビュー動画

選び抜かれた素材、繊細な火入れ、感覚を研ぎ澄ませた蒸かし。天皇家や貴族が祝いの席で食したかつての究極の味を、いまだに探求し続けている。そんな餅がTHE OMOCHIと名付けられた。

 

THE OMOCHI第一弾は、祖父母の代から続く創業60年余りの餅店「笠原餅店」による、釜戸と薪火でつくる唯一無二の切り餅。5種のラインナップで販売となる。

卵黄醤油漬け

お餅のシナモンハニーバター

さらにTHE OMOCHIでは、究極のお餅を媒介に、シェフやパティシエ、フードコーディネーターと共に、“高級餅ならではの食べ方”や”お餅の可能性を更新する新しい食べ方”を開発。ワインと合わせる食べ方やスイーツとしてのアレンジなど、オリジナルレシピを発表しているのでそちらも合わせてチェックしよう。

 

THE OMOCHIのオリジナルレシピ一覧はこちら:https://theomochi.com/#recipe

日本ならではのスペシャルな”お餅”をぜひ堪能してみてほしい。

RECOMMENDED ENTRIES

  • GINZA SIX「くろぎ茶々」新メニュー「玉露キャビア茶漬け」を期間限定で販売

    27.October.2019 | FOOD

    京都の老舗茶舗「福寿園」が、日本一予約が取りにくいと謳われる日本料理屋「くろぎ」とコラボレーションした店舗「くろぎ茶々」にて、珠玉の食材が詰まった新メニュー「玉露キャビア茶漬け」が2019年11月1日(金)〜11月30日(土)の期間限定で販売されます。

    玉露キャビア茶漬け 20,000円(税抜)

      魚卵の中でも格別濃厚なキャビアを、より純粋に味わうことができるように、上質な玉露を使用した茶漬け仕立てに。「玉露キャビア茶漬け」はキャビアが1缶(30g)丸ごと添えてあるので、キャビアを存分に楽しめる贅沢な一品になっています。   この機会にぜひ堪能してみて♪
  • 日本土産にもぴったり!きんつば”中田屋”から「ハローキティ きんつば」誕生♡

    05.November.2019 | FOOD

    中田屋は、サンリオとのコラボ商品「ハローキティ きんつば」を、11月1日(金)より販売開始します。   中田屋の代名詞でもあるきんつばは、大粒でふっくらとした大納言小豆と優しい甘さの餡が薄衣をまとった、小豆のおいしさを味わえる一品。きんつばを愛してやまなかった創業者の、餡へのこだわりを受け継いで、今も変わらぬ味を守りながらひとつひとつ丁寧に作られています。   創業85周年を迎えた今年、外国の方や若い年齢層の方など、新たな出会いを未来に繋げていきたいという想いのもと「ハローキティ」とのコラボが実現しました。 ハローキティの好物、ママの作ったアップルパイをイメージした「きんつば あっぷるぱい」は、青森県産「ふじ」のシャリっとした食感を残した白あん仕立ての餡に、シナモン風味の薄い衣を塗り焼き上げています。 甘酸っぱくフルーティーな餡が特長の「きんつば みっくすべりー」は、ストロベリー・ラズベリー・ブルーベリーと白小豆のつぶあん仕立ての餡に、薄い衣を塗り焼き上げています。 個包装のパッケージデザインは、中田屋の創業者・中田憲龍がデザインした「龍」のイラストと、ハローキティが可愛らしくコラボレーション。中田屋の象徴である龍にちょこんと乗ったハローキティや、龍に変身した本商品オリジナルのハローキティが登場します。 外包には、「日本古来の文化を、現代のエコ文化に繋げるライフスタイル」をめざして、風呂敷を採用。丈夫で軽いアムンゼン生地で、様々な用途に繰り返し使用することができます。また、内包に紙の簡易トレーを用いることで、無駄なゴミの量をできるだけ少なくしています。さらに、この風呂敷を直営店にご持参いただくと、ハローキティ きんつば リフィル(各3個)が詰替えで販売されます。   この機会に、日本らしいきんつばの味わいを楽しんでみてくださいね。
  • 伊勢観光で立ち寄りたい、伊勢神宮 内宮周辺のオススメ土産店4選

    02.November.2019 | FASHION / FOOD / SPOT

    秋の紅葉シーズンに多くの観光客が訪れる三重県・伊勢市。伊勢神宮の内宮、外宮や猿田彦神社などの観光スポット、昔ながらの街並みを味わうことができる参道が人気です。 今回は伊勢神宮 内宮周辺で立ち寄りたい、オススメのお土産店を紹介します。   天埜真珠 伊勢志摩の名産といえば、すぐに思いつくのが真珠。おはらい町にある天埜真珠では、オーナー自らが買い付けを行った品質の良い真珠を、スタッフが店内工房でデザイン・加工したオリジナルアクセサリーを低価格で販売しています。

    アクセサリー 2200円

    ローズの形に加工されたネックレスは、幅広い年代の女性に好まれるデザイン。お手頃価格のアクセサリーも種類が豊富です。 中にはワンピースやドレスに合わせたい、パーティなどにもピッタリな大ぶりアクセサリーも。価格やデザインが豊富なので、幅広い年代の人にオススメできるアクセサリー店です。せっかくの伊勢土産、ここでしか買えない品質の良いパールのアクセサリーを購入してみてはいかが?   ▶︎天埜真珠 おはらい町店 住所:三重県伊勢市宇治今在家町45 営業時間:9:00〜17:00 定休日:年中無休 Official site:https://www.amanopearl.jp/     蜂蜜屋 松治郎の舗 伊勢おはらい町店 大正元年創業の老舗養蜂園直営のはちみつ専門店としてオープンした「松治郎の舗」。さまざまな種類のはちみつが販売されており、りんごはちみつ、そばはちみつなどスーパーマーケットなどでは売られていない、珍しい国産はちみつを購入することができます。

    花々 864円

    店舗人気No.1の商品は三重県産のはちみつ「花々」。花々という名前の通り、さまざまな種類の花の蜜が入っている商品です。まろやかな口当たりと花の芳醇な香りが特徴です。

    蜜美はちみつ玉せっけん ミニ(写真 真ん中) 503円 蜜美はちみつ玉せっけん 100ml(写真 右) 2200円

    蜜美フェイス&ボディオイル 48ml(写真 左) 2200円

    オリジナルのコスメも登場。天然素材にこだわったコスメのシリーズです。せっけんには一番人気のはちみつ「花々」を使用し、花の蜜が香るせっけんとなっています。ふわふわのでやさしく洗顔すると、洗顔後はしっとりとしたお肌に。 国産はちみつを使用した濃密なオイルは、植物由来オイルを90%配合し、防腐剤もフリー。これからの乾燥が気になる季節に取り入れたい、肌に優しい自然オイルです。 店では色々な種類のはちみつを少しづつ試食することも可能!自分好みのはちみつを探してみて。   ▶︎ 蜂蜜屋 松治郎の舗 伊勢おはらい町店 住所:伊勢市宇治中之切町7 営業時間:10:00〜17:00 定休日:無休 Official site:https://www.matsujiro.shop/     魚春 1931年創業の老舗店・魚春。古くから伝わる伊勢地方の豊かな食文化を、お土産として販売しています。

    さめのたれ 塩味 みりん味

    やっぱり魚春で買いたいのは伊勢名物”さめのたれ”。さめのたれは、いらぎさめの切り身を干して味付けをしたもの。塩味とタレ味があります。元々さめのたれは伊勢志摩地方でしか食べられていなかった干物なのですが、テレビなどで取り上げられたことをきっかけに、伊勢土産として定着しました。 その他にも海鮮系のお土産が盛りだくさんの魚春。伊勢ならではの食材をお土産にしたい方はぜひチェックしてみて。   ▶︎魚春 住所:三重県伊勢市宇治中之切町49 営業時間:9:00〜17:00 *季節によって多少異なります 定休日:水曜 *水曜日が祝日の場合は翌日 Official site:https://www.samenotare.jp/uoharu/   名物へんば餅 おはらい町店 1775年に創業し、今もなお愛される伊勢名物”へんば餅”。持ち帰りのお土産販売もしていますが、店内のイートインスペースでへんば餅を食べることもできます。

    へんば餅 2個入 160円

    丸く平らにした餅に、良質な国産素材で作ったこし餡がぎっしり詰まっています。 両面に焼き色がついた香ばしい餅と、口溶けの良いこし餡のまろやかな甘味が口いっぱいに広がります。 おはらい町店ではへんば餅以外にも、さわ餅・黒餅を販売中。国産素材にこだわったもちもち和菓子で、伊勢の味覚を堪能してみて。   ▶︎名物へんば餅 おはらい町店 住所:三重県伊勢市宇治浦田1丁目149-1 定休日:月曜 *祝日の場合は翌日 営業時間:9:00〜17:00(イートインは16:30まで) *17:00前に売り切れる場合があります *1月は営業時間が変更になる場合があります     伊勢観光にお出かけした際は、ぜひこの4店舗はマストでチェックしてくださいね!

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  • 京都におだしのテーマパーク「京都離宮 ~おだしとだしまき~」オープン

    08.August.2022 | FOOD / SPOT

    持続可能なおだしの魅力を伝えるべく、京都・伏見におだしのテーマパークとして「京都離宮 ~おだしとだしまき~」が2022年8月8日にオープンした。     お店に足を踏み入ると、店内に広がるおだしの香りが臭覚を刺激する。次に視覚に訴えるのは8mものショーケース。そこにはおだしの魅力、料理レシピや和食の魅力など、あらゆる角度からおだしのある生活を紹介。だしパックの魅力を伝える4mのショーケースでは、実際に使用している天然素材が並んでいる。     また、入口横のオブジェには実際に天然素材を手に取って、香りや触感などを楽しめるスペースも用意。コロナ収束後はおだしの試飲も予定しており、おだしを楽しむ体験が詰まった施設となっている。    

    「だしまき御膳と釜たきごはん」1,980円(税込)

      施設内では飲食も可能。4種類の利きだし(離宮のおだし、京さわら、あご、本枯節)から好みの出汁を選び、選んだ出汁でつくるだしまき御膳を食べることができる。最後の〆はだし茶漬けを提供。(夏季は冷やしだし茶漬)     京都離宮での体験を通じて「おだしの文化」を楽しみ、おだしを取り入れる生活、おだしを意識した生活を始めてみては?
  • 発酵と熟成の魅力を発信する 銀座 「GINZA 豉 KUKI」がランチ提供を開始

    29.June.2020 | FOOD

    日本料理レストラン「GINZA 豉 KUKI(ぎんざくき)」は、2020年6月1日(月)からランチ提供を開始する。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、通常はディナー営業のみのところ、ランチテイクアウトの開始、ディナー営業時間の短縮、ソーシャルディスタンスを確保した客席案内など、特別対応を続けてきた。そして先日の緊急事態宣言解除を受け、ディナー営業時間の延長・ランチ提供を開始する。  

    GINZA 豉 KUKIについて

    80年余り、日本の伝統食品である味噌󠄀づくりに邁進してきたひかり味噌󠄀が、発酵と熟成を新たな形で届けるために開業した日本料理レストラン。味噌󠄀の由来とされる「豉」を店名に掲げ、和食に革新を融合させた日本料理を通して、発酵と熟成の魅力を発信する。

    ランチメニュー 11:30~14:30 (L.O 13:30)

      年に一度の特別な味噌󠄀の仕込みでつくった長期熟成天然醸造味噌󠄀を使った味噌󠄀汁、古式精米製法のオリジナルブレンド米を炊いたごはん、自家製発酵デザートが付いたランチメニュー。

    ローストビーフランチ   2,500円(税込)

    人気の一皿、低温調理したローストビーフを贅沢に敷きつめた。牛肉を煮込んだ特製醤油タレで召し上がれ。

    炙り煮穴子ランチ  2,500円(税込)

    穴子をじっくりと下煮し、柔らかく仕上げてから香ばしく焼き上げた。山椒のアクセントが食欲をそそる。

    煮ないサバ味噌󠄀ランチ  2,000円(税込)

    煮込まずにうま味を閉じ込め、ふっくらと仕上げた。脂がたっぷりとのったサバ味噌。

    季節のお弁当 ゆきやなぎ  3,500円(税込)

    出汁にこだわった煮物、職人技が光る焼物、素材の味を活かした揚物などをバランスよく詰め合わせた。季節の炊き込みご飯とともに。 *3日前までに要予約   美容にも健康にも良い発酵料理をランチで贅沢に味わおう。
  • 一人しゃぶしゃぶ専門店「しゃぶしゃぶ 山笑ふ」から、季節限定すき焼き鍋を販売

    02.April.2020 | FOOD

    一人しゃぶしゃぶ専門店「しゃぶしゃぶ 山笑ふ」は、季節限定メニュー「国産牛リブロースと玉ねぎのトマトすき焼き」を2020年4月27日(月)より販売する。

    「しゃぶしゃぶ 山笑ふ」とは

    厳選された産地の肉と季節ごとの旬の野菜を、匠の技を集結させたこだわりの空間で楽しめる、“一人しゃぶしゃぶ”の専門店「しゃぶしゃぶ 山笑ふ」。日本独自の食文化であるしゃぶしゃぶを楽しむために、O型のカウンター席を中心に一人にひと鍋ずつ用意している。伝統工芸品の「曲げわっぱ」、オリジナルの銅鍋、掛川手織葛布の「のれん」など、各所に匠の技を感じられる。

    国産牛リブロースと玉ねぎのトマトすき焼き  ¥2,200 新作「国産牛リブロースと玉ねぎのトマトすき焼き」は、昆布出汁をベースとした上質な割下にガーリックオリーブオイルを入れて食べる、和と洋の要素を組み合わせた新感覚のすき焼き。

    合わせる食材は、甘みの強い玉ねぎとトマトに加え、国産牛のリブロースを贅沢にたっぷり120gで提供。そのまま食べても卵にくぐらせても口一杯に旨味が広がる。またセットに含まれる池田製麺のきしめんは、付け合わせの粉チーズと残った卵に混ぜることでカルボナーラのような味わいに! 銅製鍋の中で色とりどりの食材が融合し新しい味へと変化していく、ワクワク感満載のトマトすき焼きを試してみて。
  • 人気焼肉店「ふたご」が京都・東山に肉づくしのコースを提供する「肉割烹ふたご」オープン

    14.March.2020 | FOOD

    国内外に74店舗飲食店を運営する株式会社FTG Companyは、新業態「肉割烹ふたご」を2020年3月27日(金)京都・東山にグランドオープン。「THE JUNEI HOTEL 京都」内に併設するレストランとして、和牛本来の旨味・美しさを最大限に引き出した、割烹仕立ての肉尽くしフルコースを提供する。※2020年2月末現在   歴史と伝統、文化の薫り漂う優雅な京都・東山区に誕生する「THE JUNEI HOTEL 京都」は、全11室(バンブースイート1室)の観光型スモールラグジュアリーホテル。”竹に抱かれ、月光満ちる空間での滞在” をコンセプトに、人と人の縁を象徴する竹と、京都・東山のなだらかな山並みを煌々と照らす月に囲まれており、デザイン性の優れた、美しい竹の伝統工芸品を用いた内装や客室は、優しさと安らぎの空間を提供する。

    店内内観

    そして、首都圏を中心に展開している「大阪焼肉・ホルモン ふたご」の新業態として、「肉割烹ふたご」が「THE JUNEI HOTEL 京都」にオープン。和モダンを基調とした店内は、全て半個室と個室に。日常と非日常をつなぐ特別なプライベート空間では、最高ランクの和牛と旬の素材を生かした、割烹仕立てのフルコースを楽しむことができる。

    お品書き *月ごとにメニューは変更となります

    「肉割烹ふたご」のコンセプトは「落ち着いた大人の“IKI”」。“IKI”という音には「粋」「息」「意気」「活」などの意味が込められている。「肉割烹ふたご」では、ひとりひとりの心の中に息づく“IKI”を楽しめるおもてなしのひとときを提供していく。

    フォアグラと和牛フィレの一口丼

    和牛リブロースと京野菜のしゃぶしゃぶ

    割烹仕立てのコースメニューでは、四季折々の滋味溢れる京野菜や芳醇な旬の食材を使用し、多彩な調理法で肉本来の旨味・味わいを引き出す。

    和牛サーロインの炭焼き

    最高ランクの和牛の中から、サーロイン・フィレ・タン・リブロースなど希少部位を贅沢に使用し、日本食として代表的な、焼肉・しゃぶしゃぶ・すき焼き、全てを一つのコースに盛り込んで、和牛の魅力を全て堪能できる「肉割烹」に仕上げた。 京都の季節が移ろうように、毎月変わるコースメニューで繰り広げられる匠の“IKI”。「肉割烹 ふたご」で心ゆくまで堪能しよう。
  • 一人でしゃぶしゃぶが楽しめる「しゃぶしゃぶ 山笑ふ」から春の新メニュー登場

    28.February.2020 | FOOD

    厳選された産地の肉と季節ごとの旬の野菜を楽しむ“一人しゃぶしゃぶ”専門店「山笑ふ」が、春季限定メニュー「春のハーブ香る桜海老と米澤豚のつゆしゃぶ」を2020年3月9日(月)より発売する。   「山笑ふ」は、日本独自の食文化であるしゃぶしゃぶを、1人でも楽しめるよう、O型のカウンター席を中心に、一人にひと鍋用意し、”1人しゃぶしゃぶ”。伝統工芸品の「曲げわっぱ」や、オリジナルの銅鍋、掛川手織葛布の「のれん」など、各所に匠の技を体感できる空間で国内外のゲストを迎える。

    春のハーブ香る 桜海老と米澤豚のつゆしゃぶ ¥1,700(税別)

    新作「春のハーブ香る桜海老と米澤豚のつゆしゃぶ」は、薄口醤油と昆布だしを合わせた上品なつゆに、干すことで香りを増した桜海老を加え、旨味が溶け出たつゆごと食べる一品。合わせる野菜には、緑鮮やかなルッコラ、クレソン、オレガノなど、ほのかな辛みと苦みのある香り良い春のハーブと、新玉ねぎや春キャベツなどの旬野菜がセレクトされた。さっぱりとした上品な味わいのブランド豚「米澤豚一番育ち」の柔らかなロース肉で、だしの中の桜海老と春野菜を巻いて楽しんでほしい。 桜海老の旨みが溶け出たつゆは、最後にご飯にかけ、ワサビやあられ等の薬味と共にお茶漬け仕立てにして召し上がれ。   銅鍋の中で、桜吹雪のように舞う桜海老や旬野菜とともに、春の訪れを五感で堪能してみて。
  • スペイン・バスクにて開催された日本料理コンテスト「和食ワールドチャレンジ」予選大会レポート

    26.February.2020 | FEATURES / FOOD

    日本国農林水産省は、日本食や日本産食材の魅力を発信するイベント「Taste of Japan in Basque Country. ~ Nippon Gastronomika ~」 を2019年11月26日にスペイン・バスクにある食の大学バスク・クリナリー・センターで開催した翌日、同校にて、日本料理に高い関心を持ち、技術・知識を向上させようと日々努力している外国人料理人を対象とした、日本料理コンテスト「和食ワールドチャレンジ」の予選大会と、日本料理の調理技能認定試験を開催しました。   「和食ワールドチャレンジ」は、日本国農林水産省主催で今回、開催7回目を迎えます。今回のテーマは『食感~ Texture and Mouthfeel ~』。予選大会は世界5都市で行われ、勝ち残った選手は2020年2月20日・21日に東京で開催された決勝大会へ招待されました。スペイン予選大会の審査員は、「菊乃井」の三代目主人・村田吉弘シェフ、ロンドンの「Roketsu」オーナーシェフの林大介シェフ、が務めました。   日本料理の調理技能認定制度は、外国人料理人で、日本料理に関する知識や調理技能が一定のレベルに達した人を認定する制度。今回の認定試験では、和食ワールドチャレンジ予選大会の出場選手6名とバスク・クリナリー・センターの生徒23名、合わせて29名が、ブロンズ認定の取得を目指します。 日本料理コンテストと調理技能認定試験が始まる前に、林シェフが講師となり、日本料理に関する知識・調理技術などの講習会が行われました。 林シェフは、「日本食では食材本来の美味しさを生かすことを大切にしており、食材は“神様からのいただきもの”と考えている。自然から生まれた食材には余計な味を加えないこと、味を足していくのではなく引いていくことを大切にしている。」など日本の食材に対する概念や、包丁の種類・持ち方・使い方など、実技に関しての講義も実施しました。   ここから受講者たちは2つのチームに分かれ、1チームは調理技能認定試験に参加し、松久秀樹シェフによるデモンストレーションの後、大根の桂むき・けんの実技試験を受けます。そしてもう1つのチームは、日本料理コンテスト「和食ワールドチャレンジ」の予選大会に参加し、大根の桂むき・けんと煮物椀の調理技術を競いました。   調理技能認定試験を受けるチームは、「Koy Shunka」オーナーシェフの松久シェフのデモンストレーションを見た後、実際に大根の桂むきとけんに挑戦。 剝いた皮の薄さが重要な実技試験。生徒は物音ひとつ立てず、集中して試験に取り組みます。 全員の実技が終わると、村田シェフ、松久シェフが生徒の作品を1つずつ見て、触って、技術のチェックをしました。今回の実技試験で技能を認められた生徒は9名。和食ワールドチャレンジ予選大会の出場選手6名と合わせて15名の合格者は、日本料理の調理技能ブロンズに認定されました。 同じ頃、別の会場では「和食ワールドチャレンジ」の予選大会が始まりました。予選大会に参加した6名の選手は、学内でプレゼンテーション等を行い選ばれた生徒だそう。 選手は、大根の桂むき・けんの技術と、大会運営側が用意した食材・調味料を使って作る「煮物椀」で腕を競います。食材や調味料の指定はありましたが、どう調理するか、どんな味付けにするかは自分次第。それぞれ必要な食材をピックアップし、調理を始めます。 みな集中して黙々と大根の桂むきをスタート。 続いて、煮物椀の調理が始まります。今回参加している選手は日本料理の調理は初挑戦でしたが、出場までに自主的に学んだ技術の積み重ねや、連日の日本食セミナーの講義の経験を活かし、自身の料理の味を追求しました。 できあがった椀について選手がプレゼンテーションを行った後、村田シェフ、林シェフとバスク・クリナリーセンターの前衛料理科の講師であるアルベルト・ロドリゲス氏が試食・審査をします。 厳選なる審査の結果、今回の優勝者は3番Mireia Farnosさんに決定!ダシが良くとれていることや、今回のテーマである”食感”が高く評価されました。 村田シェフから生徒たちに対して、「はじめて作った煮物椀だったと思うけれど、みな素晴らしい出来栄えだった。」と賛辞が送られました。 優勝したMireiaさんからは、「日本食の作り方を教わった先生方に自分たちの料理を食べてもらうことができて嬉しかった。もう一度同じ食材を手に入れて、もっと練習して上手く調理できるようになりたい。」というコメントも。彼女が東京の決勝大会でどんな料理を作ったのか、改めてレポートできればと思います! たった2日間のイベントでしたが、「料理」という大きなもので繋がっているシェフと生徒たちは、国籍や使う言語が違っても、お互いに信頼関係ができあがっているように見えました。もともと日本食に興味があった生徒たちですが、有名な日本人シェフからの新しい学びや新しい経験を通して、さらに日本食への興味や関心が増したことでしょう。   毎日お腹は空くし、1日3回食事をしますが、忙しいと1回1回の食事が適当になってしまうことがあります。今回のイベントで食べる人たちへ想いを込めて料理をしているシェフや生徒たちの姿を間近で感じ、私自身、食事や料理について、改めて見つめ直すことができました。 日本食レストランが海外で増えていくだけでなく、日本の技術や食材が各国の料理に活かされることで、さらに日本食・日本産食材を知ってもらう可能性や、好きになってもらう可能性が広がります。世界中の人が当たり前に、日本食や日本産食材を食べている未来が訪れるかもしれません。今回のようなイベントがさらに多くの国で開催され、日本食の裾野が広がっていくよう、MOSHI MOSHI NIPPON編集部も、日本食の魅力をこれからも世界に向けて発信し続けたいと思います。    

    審査員紹介

    村田 吉弘 (「菊乃井」三代目主人) Chef MURATA Yoshihiro 立命館大学在学中、フランス料理修行のため渡仏し、大学卒業後、名古屋の料亭「加茂免」で修行を積む。1993年、株式会社菊の井代表取締役に就任し、1976年「菊乃井木屋町店」を、2004年「赤坂菊乃井」を開店。自身のライフワークとして、「日本料理を正しく世界に発信する」「公利のために料理を作る」。また「機内食」(シンガポールエアライン)や「食育活動」(医療機関や学校訪問・講師活動)を通じて、「食の弱者」という問題を提起し解決策を図る活動を行う。2015年2月に日本食普及の親善大使に任命される。   林 大介 (「日本料理アカデミーU.K.」副理事長) Chef HAYASHI Daisuke 京都の料亭「菊乃井」3代目村田吉弘オーナーシェフに18歳で弟子入り。2004年「赤坂菊乃井」の開店に副料理長として携わる。その後、北海道洞爺湖The Windsor Hotel内の2つの日本料理レストランの料理長として抜擢され、2008年に開催されたG8首脳会議では、日本料理の責任者として従事する。日本の食文化の普及をミッションに2009年に渡欧。日本料理アカデミーUK 副理事長であり、現在、オーナー兼シェフとしてロンドンに日本食レストラン「Roketsu」をオープン準備中。2019年12月日本食普及の親善大使に任命される。   松久 秀樹 (「Koy Shunka」オーナーシェフ) Chef MATSUHISA Hideki 1997年にバルセロナに移住、2001年に「SHUNKA」、2008年に「Koy Shunka」をオープンし、2013年に日本人として初めてスペインミシュランガイドで一ツ星を獲得。現在ではバルセロナを中心に7店舗の経営・監修を行っている。2017年2月に日本食普及の親善大使に任命される。