6千坪の数寄屋庭園を無料開放 長野県 笹植物園「笹離宮」

11.June.2020 | SPOT

一般財団法人蓼科笹類植物園では、本格的な6千坪の回遊式数寄屋庭園と120種以上のコレクションを誇る笹植物園が一体となった「笹離宮」を、2020年に限り6月5日(金)より10月31日(土)まで無料開放する。

一年を通じて竹笹類の最も美しい姿を見ることができる6月より、多くの人にこの景観を楽しんでもらおうと無料開放することを決定した。

 

晴れの日は初夏の光を受けた笹の葉の鮮やかな緑色を見ることができ、梅雨には露を受けて艶々と美しく葉が輝く。美しい笹を背景に、初夏には紫陽花の小道が出現し、菖蒲や様々な花々、秋には美しい紅葉が訪れるものの心を晴れやかにしてくれる。

 

また、笹離宮のもう1つの魅力である本格的な数寄屋庭園は、伝統建築家 安井 清氏による設計。京に生まれ粋人たちが守り続けた数寄屋造。そして、その形も香りも日本人の心に深く刻まれた笹。古く、そして新しい美が調和する地を堪能してほしい。

 

笹離宮

雄大な八ヶ岳に抱かれた蓼科高原。広大な敷地に広がる、国内及び海外の笹類を中心に120種以上のクマザサの仲間を集めた笹類専門の植物園。これほど多くのクマザサの仲間を集めた植物園は他に類を見ず、世界一の笹類植物園をめざし、笹の未知なる可能性を引き出し地域文化に貢献することをめざしている。

笹類植物園エリア(約4,000坪)

植物園としてだけではなく、このエリアには世界最大の降り蹲(つくばい)「隋月泉(ずいげつせん)」、走り大黒を祀った校倉造の板倉「神坐(かみくら)」が配され、数寄屋庭園エリアと一体に。また、地域に栄えた中期縄文文化を具現化した笹葺き縄文竪穴住居「縄文窠(じょうもんか)」も見どころのひとつ。

 

数寄屋庭園エリア(約2,000坪)

数寄屋庭園エリアは、竹笹類を随所に取り入れた数寄屋建築と数寄屋庭園により構成され、桂離宮の昭和の大改修や、国宝の茶室如庵、待庵の移築・修復などで有名な安井 清氏によって設計された。蓼科高原の風土に同化させた匠の発想は、一見すると植物園と思えないデザインとなっている。

 

薬用植物園:薬用植物園エリアでは、長野県に見られる薬用植物を中心に、貴重な薬用植物の標本としてだけではなく、季節ごとに薬用植物の美しい花も楽しめるように設計されている。

自然に囲まれた美しい景色を無料で楽しめる今の時期をお見逃しなく。

 

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    松本駅前広場

    実演パフォーマンス

    氷のジャンボすべり台

    イルミネーション「松本城~氷晶きらめく水鏡~」 

     

    「現在」演出

    「過去」演出

    氷彫フェスティバル特別演出

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    桜スイーツツリー イメージ

    月明かりに照らされた海と夜桜鑑賞

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