代官山蔦屋書店にて日本のデザイン文化を追求した天童木工80周年記念フェア開催中

12.July.2021 | FASHION / SPOT

代官山蔦屋書店が、2021年7月7日(水)から8月6日(金)までの期間に、天童木工の80周年を記念し、新刊書籍と限定仕様の新作家具を販売するフェア、「天童木工とジャパニーズモダン」を開催している。書籍「天童木工とジャパニーズモダン」を先行販売する他、建築、インテリア、プロダクトの視点から生まれた天童木工の名作家具と、80周年を記念に製作された中村拓志、二俣公一、熊野亘による新作家具を展示、限定販売する。

 

各デザイナーの署名入りプレート




天童木工の家具づくりは、戦後、日本の気候風土に根差した建築、デザイン文化を追求した建築家やデザイナーとの協働で大きく発展した。なかでも剣持勇を中心に、日本独自のデザインを探らんとする「ジャパニーズモダン」の思想から大きな影響を受けている。天童木工は、日本の建築史における様々な名作に納められた数多の家具づくりを通じて、多様なコラボレーションを行ってきた。

2020年に創業80年を迎え、天童木工が協働してきた建築家やデザイナーとの数多くの仕事を時代順に追いかけた書籍「天童木工とジャパニーズモダン」が7月中旬に刊行される。あらためて「ジャパニーズモダン」の普遍性を探りながら、実例とともに天童木工が日本の家具や空間に寄与してきた役割を再考する書籍となっている。時代とともに変わるライフスタイルへの考察と、新作家具開発のプロセスやデザイナーへのインタビューも収録。多彩なビジュアルとともに歴史を振り返り、未来へとつなぐ一冊となるだろう。

 

なお、この度の先行販売に限り、新作家具には各デザイナーの署名入りプレートが付属している。

 

ジャパニーズモダンを紐解くフェアへ足を運んでみては?

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    エヴァンゲリオン初号機 江戸切子グラス 64,900円(税込)

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