ジャズシーンに影響を与える大人気コミックのアニメ映画『BLUE GIANT』の特報映像公開

24.October.2022 | ANIME&GAME

2013年に石塚真一が「ビッグコミック」で連載を開始しシリーズ累計:880万部を超えた漫画「BLUE GIANT」。その圧倒的表現力は多くの読者を魅了し、“漫画から音が聞こえてくる”とも評され、現実のジャズシーンにも影響を与えている。

 

その「BLUE GIANT」が、「最大の音量、最高の音質で、本物のジャズを届けたい」というスタッフの想いから、映画化される。監督は、「モブサイコ100」シリーズや劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』で注目の立川譲。脚本は、連載開始前からの担当編集者で、現在はstory directorとして作品に名を連ねるNUMBER 8。アニメーション制作は「幼女戦記」などで注目のスタジオ・NUTが手掛ける。

 

“音が聞こえてくる漫画”という数々の口コミと共に高く評価されてきた原作「BLUE GIANT」。アニメーション映画化発表時より注目を集め、期待を寄せられた劇中の音楽は、世界的ピアニスト、上原ひろみが担当する。上原は、主人公たちが結成するトリオ“JASS”のオリジナル楽曲も、本作のために書き下ろした。

 

そして、世界一のジャズプレーヤーを目指す大のサックスを演奏するのは、馬場智章。ユニバーサル ミュージック協力のもと、国内外の有力奏者を集めたオーディションを実施。応募があった世界中のプレーヤーの中から満場一致で馬場が選ばれた。力強い演奏が聴く人すべてを圧倒する大のサックスを、音で演じる。

 

また、仙台出身の大とは高校で同級生だった玉田俊二のドラム演奏はmillennium paradeのドラマーとしても活躍する石若駿が担当。石若はジャズのみならず様々なジャンルで活躍するいま最も引く手あまたなドラマーの一人であり、楽器未経験ながら大の情熱に突き動かされバンドに熱中する玉田の表現を託し上原が指名した。

 

 

大が東京で出会うピアニスト・沢辺雪祈の演奏は上原ひろみが担当する。圧倒的な技術と感情を揺さぶる演奏が世界中を熱狂させて止まない上原が、10代にして、情熱を内に秘めたクールな雪祈のピアノをどう表現するのか、世界的ピアニストの音の演技にも注目だ。ジャズ界のトップランナーと、新世代をけん引する才能が集結し、劇中で大・雪祈・玉田が結成するトリオ“JASS”の演奏に命を吹き込む。

 

上原は「自分の頭の中に鳴っていたその音を、本当に再現できる日が来るなんて・・・。」と、原作に触れたときの感動を振り返りながら「ありったけの情熱を込めて。」と意気込みを露わに。大のサックスを担当する馬場は「大として演奏をするにつれ、彼の音楽への情熱や貪欲さがどんどん音になって表れるような気がしました。」と、収録の感想を語る。大の姿に感化されドラムに挑戦する高校時代からの友人・玉田の音を奏でる石若は、ドラム初心者のぎこちなさを演じることの難しさに触れた上で、「試行錯誤しながら楽しく臨むことができました。」とコメント。北海道出身の馬場と石若は、小学校の頃同じビッグバンドに所属しており、奇しくも大と玉田のような関係性の繋がりを感じるメンバーに。原作者の石塚真一は、上原の参加に「この上ない幸運です。」と喜びを表現。そして3人へ「カッケー音をありがとうございます!!」と改めて感謝の言葉を綴った。

 

併せて解禁となった特報映像では、石若のドラムに上原のピアノ、そして馬場のサックスが重っていく、”始まり”を感じさせる演奏にのせ、ジャズに魅せられ夢に目を輝かせる大の様子、雪祈、玉田の情熱に満ちた表情が。演奏シーンなど、今後への期待が高まる内容になっている。最新ビジュアルは、真剣な眼差しでテナーサックスを抱える宮本大。その表情は、どこか厳しげで、真摯。彼の音楽に懸ける激しい想いが伝わってくる内容となった。

 

来年2月の公開をお楽しみに。

 

 

©2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会 ©2013 石塚真一/小学館

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  • 累計発行部数920万部の大人気ジャズ漫画『BLUE GIANT』とCONVERSE ALL STARコラボレーションモデルが登場

    20.February.2023 | ANIME&GAME / FASHION

    ジャズに魅せられた主人公・宮本 大が、世界一のジャズプレーヤーを志す物語『BLUE GIANT』とCONVERSEのコラボレーション・モデルが登場。

     

    作中でも主人公の宮本 大が愛用しているオールスターとのコラボレーションとなる今回のベースモデルには、ヴィンテージテイストを追求した「U.S.ORIGINATOR」スペックのオールスターをセレクト。アッパー全体に作者である石塚真一氏描き下ろしの『BLUE GIANT』のイラストをプリントし、艶出しの生成りテープやコットンのシューレースを合わせ、クラシックな雰囲気に仕上げた一足。

     

    音が伝わってくるような臨場感が溢れるデザインで、足元からも音楽を楽しめるような一足になっている。
    ※総柄のキャンバス地からパターンをカッティングしているため、個々で絵柄が少しずつ異なります。

     

    BLUE GIANT』は興行収入91億円突破という大ヒットを記録した劇場版『名探偵コナンゼロの執行人』(2018)の若手No.1 監督・立川譲によって、アニメーション映画化が実現。音楽は日本が誇る世界的ピアニスト上原ひろみ氏が担当する。217日(金)から全国公開スタート。

     

    スペシャルなオールスターはもちろん、映画も必見だ。

     

    また、『BLUE GIANT』の最新シリーズとなるアメリカ編『BLUE GIANT EXPLORER』の最新第8集が210日(金)に発売された他、同月27日には同作のストーリー・ディレクターを務めるNUMBER 8氏による書き下ろし新作小説『ピアノマン〜BLUE GIANT雪祈の物語〜』が発売になるなど、ますます『BLUE GIANT』から目が離せない。

    ©石塚真一/小学館

  • 大人気ジャズ漫画のアニメーション映画『BLUE GIANT』 注目のエンドロール曲が配信開始

    15.February.2023 | ANIME&GAME / MOVIE / MUSIC

    217日(金)に全国公開されるアニメーション映画『BLUE GIANT』。シリーズ累計920万部超の大人気ジャズ漫画の初の映画化作品となるが、その音楽を世界的ピアニストの上原ひろみが担当することでも注目を集めている。

     

    上原ひろみは劇中のほぼ全曲を作曲し演奏にも参加しているが、それら楽曲をまとめたオリジナル・サウンドトラック(映画公開と同日の217日に発売)より、エンドロール曲の「BLUE GIANT」が先行配信された。

     

    この曲は、劇中に登場する“JASS”のレコーディング中に浮かんだイメージをもとに上原ひろみが作曲したナンバーで、“JASS”のメンバーである馬場智章(sax)、石若駿(drums)とのトリオで演奏されている。バラード調で、印象的なメロディを馬場のテナー・サックスが歌い上げる感動的な出来栄えとなっている。

     

    上原ひろみ、馬場智章、石若駿の3名は、27日(火)、TOHOシネマズ 日比谷にて開催された映画の完成披露舞台挨拶に、メインキャストの声優を務めた山田裕貴、間宮祥太朗、岡山天音、そして監督の立川譲とともに登壇した。

     

    壇上で上原は、「この音をみなさんへ届けたいという一心で取り組んできたので、感無量です」と挨拶。テナー・サックスの馬場は「音が聞こえてくるような漫画『BLUE GIANT』の音を出すのは少し怖い部分もあったが、多くの方にこの音が届いてほしいと思います」と思いを語った。ドラムを担当した石若は「ドラムの演奏を通して玉田の気持ちや感情を表現したが、とてもチャレンジングでした。ストーリーが進むにつれ音に変化があると思いますので、ぜひ注目してください」と語った。

     

    ピアノ演奏のほかに音楽も担当した上原は「バンドの曲は情熱が伝わるように、劇伴は1シーン1シーンの感情のサポートができるようにと監督と細かく話して作りました。参加した全ミュージシャンが魂を込めて120%の力を出してくれました」と感謝の気持ちを語った。さらに「原作を読んでいる時から音が聞こえてきて、勝手に曲を書いていた。じつはその楽譜が原作に載ってたりします」と仰天エピソードを明かした。

     

    「大の音に近づけていくよう、上原さんと監督と常々相談していた」という馬場。石若は「どうやったら初心者の演奏のように聞こえるかを色々試した。スティックの持ち方を変えたりして『まだ上手すぎる?』と上原さんと馬場さんから客観的な意見をもらっていた」と語った。

     

    また、馬場と石若が同じ札幌出身で幼少期から一緒に演奏していたと聞いてびっくりしたという上原。「この作品の大と玉田の関係と重なるところがあったので、こんなラッキーあるんだ!と思った。それもあって3人の関係に近い“JASS”を作り出すことが出来た」と募る思いを話した。

     

    そして立川監督は「是非素晴らしい音楽チームの音と、それを乗せた映像も一緒に楽しんでもらいたい。大の台詞で『音で感情を伝えられる』とあります。音と映像を組み合わせて伝えることに邁進してきました。是非受け取って欲しいです」と、本作に込めた思いを観客へ改めて伝えた。

     

    ©2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会 / ©2013 石塚真一/小学館

  • 大人気ジャズ漫画のアニメ映画『BLUE GIANT』のサウンドトラックが発売決定

    30.January.2023 | ANIME&GAME / MUSIC

    2013年に石塚真一が「ビッグコミック」(小学館)で連載を開始した漫画「BLUE GIANT」(シリーズ累計:900万部超)。その圧倒的表現力は多くの読者を魅了し、現実のジャズシーンにも影響を与えている。その「BLUE GIANT」が、「最大の音量、最高の音質で、本物のジャズを届けたい」というスタッフの想いから、ついに劇場映画化される。映画は2023年2月17日(金)に全国公開。

     

    劇中の音楽は世界的ピアニストの上原ひろみが担当。公開済みの予告編で聴かれる本格的なジャズ・サウンドが既に話題となっているが、映画公開当日の2月17日(金)に、オリジナル・サウンドトラックが発売されることが決定した。

     

    “音が聞こえてくる漫画”として数々の口コミと共に高く評価されてきた「BLUE GIANT」だが、上原ひろみは原作の石塚真一とかねてから親交があり、原作に登場する主人公・宮本大たちが結成するトリオ“JASS”のオリジナル曲を、映画化が決まる前からプライベートで作曲していたという。今回、上原は、“JASS”のオリジナル楽曲「FIRST NOTE」、「N.E.W.」、「WE WILL」の3曲だけでなく、劇伴音楽をほぼ全曲書き下ろし、演奏及びサウンド・プロデュースを務めている。

      

    世界一のジャズプレーヤーを目指す宮本大のサックスを演奏するのは、国内外の有力奏者を対象にしたオーディションで満場一致で選ばれた馬場智章。仙台出身の大とは高校で同級生だった玉田俊二のドラム演奏は、millennium paradeのメンバーとしても活躍する石若駿が上原ひろみのラブコールにより参加。そして、大が東京で出会うピアニスト・沢辺雪祈の演奏は上原ひろみが担当している。

     

     

    劇伴音楽やバンド演奏には、「上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット」のメンバーを中心とするストリングス・セクション(指揮:挾間美帆)や、上原ひろみの呼びかけにより集まったジャズ・ミュージシャンなど、クラシック~ジャズ界のトップクラス30名以上が参加し制作された。

     

    さらに、エンドロール曲用に、上原ひろみは作品と同名のオリジナル曲「BLUE GIANT」も書き下ろした。これは、“JASS”のレコーディング中に浮かんだイメージをもとに作曲されたナンバーで、馬場智章、石若駿とのトリオで演奏され、作品を締めくくるに相応しい感動的な仕上がりとなっている。この曲に関して上原は、「この映画のレコーディングをしていた時、急にこのメロディーが頭の中に降りてきて、夢中で五線紙に書き留めたのを覚えています。『BLUE GIANT』という作品にインスパイアされ、スタジオにいたその日に出来上がった曲です。その環境下でできた曲なので、この曲を『BLUE GIANT』と呼ぶことにしました。」とコメントしている。

     

    サウンドトラックは全29曲収録の充実の内容。映画鑑賞後はもちろん、ひとつの音楽アルバムとしても十分に楽しめる作品となっているのでお見逃しなく!

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