デビュー50周年・松任谷由実の魅力を体感する展覧会「YUMING MUSEUM」会場内が遂に初公開

13.December.2022 | FASHION / MUSIC / SPOT

東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)にて、 2022年12月8日(木)から2023年2月26日(日)まで、2022年にデビュー50周年の節目を迎えた松任谷由実(ユーミン)の魅力を体感する過去最大規模の展覧会、「YUMING MUSEUM」(ユーミン・ミュージアム)が開催する。

ユーミン自身のコレクションや、貴重な資料や映像、ステージ衣装、直筆のメモなどを、まさに「ミュージアム」として過去最大規模で展示、ユーミンが育った東京の街を見渡す海抜250mの大パノラマ空間とともに、シンガーソングライター、そしてひとりの人間としてのユーミンの魅力に出会うことができる特別な展覧会となっている。

 

 

夜のエントランスの様子

コンサート衣装の実物を29点展示

八王子で生まれ育ったユーミンの10代~荒井由実時代の「原点」の部屋

「深海の街」コンサートツアーで実際に使われたセットの一部。床は実物のステージの床

オリジナルアルバム「深海の街」制作時の資料

 

本展では、明確な章立てをせず、松任谷由実が自ら音声ガイドを担当し、ユーミンの案内で展示を巡るという構成になっている。各展示物について、ユーミンが懐かしいエピソードを交えてガイドしてくれるので、音声ガイドと共に楽しむことができる。さらに、今回の音声ガイドでは、1972年のデビューシングルにも収録されている「空と海の輝きに向けて」を10代の頃のユーミンが歌った特別なデモ音源を聴くことができるので、このチャンスをお見逃しなく。

 

ユーミンからのコメント

展覧会は今までにやったことの無い、新たなメディア。
この展覧会を一番楽しみにしていたのは、他ならぬ私自身です。
みなさまがどう思ってくれるのか楽しみです。

 東京を抱きしめられるこの場所で、活動と半生を味わっていただけます。
一人の女の子がユーミンになって、そしてあり続けるというドキュメントを熱く感じてください。

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    東京展オリジナルデザインのハンカチ/クリアファイル

    カフェキービジュアル

        コラボメニュー   THE SUN & THE MOON(Cafe)

    マリー・アントワネット クグロフケーキ

    オスカルパフェ

    ベルサイユのフルーツローズティー

    マリーのストロベリースムージー

    アンドレとオスカルのタピオカソーダ

    コラボドリンクメニュー注文特典:スタンドコースター1枚プレゼント

        THE SUN & THE MOON(Restaurant)

    ベルサイユのローズアフタヌーンティー

    ベルサイユガーデン

      会場と同フロアにある「THE SUN & THE MOON」。ここでしか味わえないオリジナルメニューを堪能できるコラボカフェとして、「ベルばら」にちなんだ魅力的なメニューが揃った。レストランでは、期間限定のアフタヌーンティーやカクテルが登場するのでお見逃しなく。   ©池田理代子プロダクション  
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    <エントランス展示イメージ> ©池田理代子プロダクション

       

    エントランス

    ベルサイユ宮殿をイメージした優雅な回廊の奥には、オスカル、マリー・アントワネット、フェルゼン、アンドレの4人のパネルを、まさにそこに佇んでいるかのように展示。さらに窓面には、登場人物たちがまるで宮殿に飾られた肖像画のように展示され、東京の空と融合して来場者を一気に華麗なる「ベルばら」ワールドへと誘う。 20歳で漫画家デビューして以来、長年温めていた題材を発表するチャンスを得た池田理代子氏は、当時としては異例の歴史を題材として、マリー・アントワネットの生涯を描いた。    

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    カラーイラストや当時としては珍しい2色、4色の貴重な原画など、「ベルサイユのばら」連載当時の原画約180点を物語に沿って展示する。 物語の魅力はもちろん、いきいきとした美しく力強い線や胸に染みるセリフも楽しむことたできる。 また、本編では描かれなかった秘話や真実を明らかにし、40年ぶりの新刊として話題となった『ベルサイユのばら エピソード編』の原画も公開される。池田氏の作品に込めた思いや、連載の舞台裏などのエピソードも紹介され、より深く「ベルばら」の世界を体感できる。 さらには、原画だけでなく、オスカルが生涯でただ一度だけ身にまとったドレスが展示される。 文化服装学院オートクチュール科の学生たちが制作したこのドレスは、光沢を放つ絹の生地や数千個のビーズがあしらわれ、ため息が出るほど美しく、あの名場面が目の前に蘇るようなコーナーとなるだろう。  

    ©池田理代子プロダクション

     

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    <宝塚歌劇版「ベルサイユのばら-オスカル編-」 2014年宙組公演> ©宝塚歌劇団

         

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    ©池田理代子プロダクション/集英社
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    第1章:水木しげるの妖怪人生

    第1章では、幼少期、水木の家に手伝いに来ていた「のんのんばあ」にお化けや不思議な話を聞いた境港時代、生死を彷徨った従軍時代、貧困の貸本漫画家から一躍人気漫画家となった時代を通してその理由の片鱗を探っていく。  

    第2章:古書店妖怪探訪

    第2章では古書店で購入した鳥山石燕の『画図百鬼夜行』や柳田國男の『妖怪談義』をはじめとする、水木しげる所蔵の妖怪関連書籍を展示。  

    第3章:水木しげるの妖怪工房

    第三章の「妖怪工房」では、水木の妖怪画の創作方法を「絵師たちから継承」「様々な資料から創作」「文字情報から創作」の3つに分けて紹介。  

    第4章:水木しげるの百鬼夜行

    第4章では水木しげるの妖怪画を存分に味わえる章として、「山」「水」「里」「家」それぞれに棲む妖怪を展示。    

    妖怪の森Cafe

     

    百鬼夜行パフェ 1,480円

    深大寺のすき焼きパーティー定食 1,600円

    鬼太郎と一反もめんのお空の散歩 1,080円

      本展会場と同じフロアに隣接するカフェ「THE SUN & THE MOON」では、会期中、展覧会を記念してコラボレーションした「妖怪の森Cafe」となってコラボメニューが登場。本展のタイトルからインスパイアされた<百鬼夜行パフェ>をはじめ、妖怪の世界、キャラクター、水木漫画をモチーフにした、8品の楽しいフード、デザート、ドリンクが勢ぞろい!さらにデザートは前期と後期でメニューが変わるので、何度訪れても楽しめること間違いなし。 妖怪研究に没頭し、現代の日本人に「妖怪」という文化を根付かせた水木しげるは、どのように妖怪と向き合い描いてきたのか。本展を通して妖怪を身近に感じてみて。   ©水木プロダクション
  • 梅雨時期でも楽しめるお出かけスポット!六本木ヒルズ展望台「東京シティビュー」

    17.June.2022 | SPOT

    六本木ヒルズの屋内展望台「東京シティビュー」では、2022年6月中旬から7月初旬まで、フォトスポットやお得なセット券販売など、梅雨時期でも楽しめる施策を実施する。また同フロアにあるカフェやレストランでも、人気のアフタヌーンティーやポップで可愛らしいメニューを用意。雨の日でも、六本木ヒルズ展望台では晴れやかな気分で過ごすことができる。  

    梅雨時期を晴れやかに過ごせるフォトスポット

    6月13日(月)から、東京シティビューに傘をモチーフにしたフォトスポットが3か所登場。外が梅雨空や降雨でも、フォトスポットの傘の下はいつも晴れ。海抜250mの屋内展望台から、ポップなフォトスポットと東京の景色が融合した写真は、SNS映えすること間違いなし。居心地よい音と映像が流れる大空間で、梅雨空もすがすがしく感じられそうだ。   通常、東京シティビューのチケットを持っているとは追加料金500円で屋上展望台「スカイデッキ」に入場できるが、期間限定でスカイデッキ付きのお得なセット券を当日窓口で販売する。 梅雨の合間の晴れ間には東京シティビューとあわせて、オープンエアのスカイデッキで、開放感を存分に楽しもう。   期間: 2022年6月13日(月)〜7月4日(月)料金: 2,000円(一般/平日・窓口)ほか 詳しくはこちら:https://tcv.roppongihills.com/jp/news/2022/06/5723/*屋内展望台は期間中、一部エリアが通行止めとなります。  

    雨の日でも楽しめる カフェ&レストラン「THE SUN & THE MOON」

    NYチーズケーキ キャラメルソース 1,280円(税込) 

    バナナ スプリット 1,150円(税込) 

     

    東京シティビューには、「THE SUN & THE MOON」のカフェとレストランが併設している。

    カフェでは、雨の日の憂鬱な気分を一掃するような、ポップで可愛らしい、見た目も味も満足できるデザートメニューを期間限定で提供。

    レストランは、海抜250mの絶景と不思議で珍しい植物が相まった、まるで“天空の森”にいるような非日常的な空間となっている。雨の日は、レインフォレスト(熱帯雨林)の中にいるような感覚を味わえるかも?! お茶を飲んだり、人気のアフタヌーンティーを楽しんだり、様々なシーンで活用してみて。   さらに、東京の煌めく夜景と満天の星を楽しむイベント「六本木天文クラブ」を定期的に開催している六本木ヒルズ展望台では、7月7日(木)に「七夕特別観望会」を開催。 7月15日(金)には「月の出を見る会(夏)」を開催し、月が東京スカイツリーの方角から昇ってくるところを観望することができる。   梅雨時期でも気分晴れやかに過ごすことができる六本木ヒルズ展望台にぜひ足を運んでみて。  
  • 漫画「ベルサイユのばら」誕生50周年記念展が六本木ヒルズ・東京シティビューで開催決定

    31.May.2022 | ANIME&GAME / SPOT

    六本木ヒルズ森タワー52階にある、東京シティビューでは2022年9月17日(土)から11月20日(日)までの期間限定で、「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展ーベルばらは永遠にー」を開催する。 漫画家・池田理代子の『ベルサイユのばら(以下、ベルばら)』は、1972年4月から1973年12月まで、少女マンガ誌「週刊マーガレット」(現「マーガレット」)に連載された。フランス革命を背景にした壮大な歴史ドラマは、当時の「少女マンガで歴史ものはあたらない」という常識を覆し、連載開始から少女たちの心をつかみ大ヒット。ファンレターが月に数万通届くほどの大人気作になり、少女マンガの歴史を変える不朽の名作となった。 『ベルばら』は2000頁にも及ぶ長大な物語だが、本展では、特にマリー・アントワネットとオスカルの二人に焦点を当て、当時の貴重な原画と共に紹介される当時24歳の池田が、「必ずヒットさせる」と誓いながら描いた原画は、力強い線がほとばしり、50年経った今でもその美しさに魅了される。また、池田は「もっと自分の思い通りに絵を描きたい」とさらなる高みを目指して連載中にも画の勉強を続けており、物語の進展と共に画の筆致が変化していきます。本展では、登場人物の心情を映しながら筆致が変化していく様子も見ることができる。   『ベルばら』は、1973年に連載を終了した後も人気は衰えず、翌1974年に宝塚歌劇で舞台化されるやいなや、空前のベルばらブームを引き起こし、社会現象となった。また、1979年にはテレビアニメが放映され、ファン層も拡大し、さらに、フランスをはじめとする世界各国での翻訳・出版も行われるなど、世界的な人気作品となっている。 今年、連載開始から50年を迎えることを記念して開催される本展では、初公開も含めた貴重な原画を、執筆当時の池田理代子の想いや言葉を交えながら展示する。宝塚歌劇のコーナーでは劇中の“オスカルの部屋”を再現するほか、舞台衣裳や小道具などで華麗なるその世界を紹介していくテレビアニメや懐かしのグッズ、現在にも続く展開もたどるなど、多彩な切り口で不朽の名作の軌跡と全貌に迫る。 海抜250メートルの展望台 東京シティビューからの絶景と『ベルサイユのばら』が織りなす夢のような世界観を楽しもう。©池田理代子プロダクション©池田理代子プロダクション/集英社©大野愛子