大人気ジャズ漫画のアニメ映画『BLUE GIANT』のサウンドトラックが発売決定

30.January.2023 | ANIME&GAME / MUSIC

2013年に石塚真一が「ビッグコミック」(小学館)で連載を開始した漫画「BLUE GIANT」(シリーズ累計:900万部超)。その圧倒的表現力は多くの読者を魅了し、現実のジャズシーンにも影響を与えている。その「BLUE GIANT」が、「最大の音量、最高の音質で、本物のジャズを届けたい」というスタッフの想いから、ついに劇場映画化される。映画は2023年2月17日(金)に全国公開。

 

劇中の音楽は世界的ピアニストの上原ひろみが担当。公開済みの予告編で聴かれる本格的なジャズ・サウンドが既に話題となっているが、映画公開当日の2月17日(金)に、オリジナル・サウンドトラックが発売されることが決定した。

 

“音が聞こえてくる漫画”として数々の口コミと共に高く評価されてきた「BLUE GIANT」だが、上原ひろみは原作の石塚真一とかねてから親交があり、原作に登場する主人公・宮本大たちが結成するトリオ“JASS”のオリジナル曲を、映画化が決まる前からプライベートで作曲していたという。今回、上原は、“JASS”のオリジナル楽曲「FIRST NOTE」、「N.E.W.」、「WE WILL」の3曲だけでなく、劇伴音楽をほぼ全曲書き下ろし、演奏及びサウンド・プロデュースを務めている。

  

世界一のジャズプレーヤーを目指す宮本大のサックスを演奏するのは、国内外の有力奏者を対象にしたオーディションで満場一致で選ばれた馬場智章。仙台出身の大とは高校で同級生だった玉田俊二のドラム演奏は、millennium paradeのメンバーとしても活躍する石若駿が上原ひろみのラブコールにより参加。そして、大が東京で出会うピアニスト・沢辺雪祈の演奏は上原ひろみが担当している。

 

 

劇伴音楽やバンド演奏には、「上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット」のメンバーを中心とするストリングス・セクション(指揮:挾間美帆)や、上原ひろみの呼びかけにより集まったジャズ・ミュージシャンなど、クラシック~ジャズ界のトップクラス30名以上が参加し制作された。

 

さらに、エンドロール曲用に、上原ひろみは作品と同名のオリジナル曲「BLUE GIANT」も書き下ろした。これは、“JASS”のレコーディング中に浮かんだイメージをもとに作曲されたナンバーで、馬場智章、石若駿とのトリオで演奏され、作品を締めくくるに相応しい感動的な仕上がりとなっている。この曲に関して上原は、「この映画のレコーディングをしていた時、急にこのメロディーが頭の中に降りてきて、夢中で五線紙に書き留めたのを覚えています。『BLUE GIANT』という作品にインスパイアされ、スタジオにいたその日に出来上がった曲です。その環境下でできた曲なので、この曲を『BLUE GIANT』と呼ぶことにしました。」とコメントしている。

 

サウンドトラックは全29曲収録の充実の内容。映画鑑賞後はもちろん、ひとつの音楽アルバムとしても十分に楽しめる作品となっているのでお見逃しなく!

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     大が東京で出会うピアニスト・沢辺雪祈の演奏は上原ひろみが担当する。圧倒的な技術と感情を揺さぶる演奏が世界中を熱狂させて止まない上原が、10代にして、情熱を内に秘めたクールな雪祈のピアノをどう表現するのか、世界的ピアニストの音の演技にも注目だ。ジャズ界のトップランナーと、新世代をけん引する才能が集結し、劇中で大・雪祈・玉田が結成するトリオ“JASS”の演奏に命を吹き込む。 上原は「自分の頭の中に鳴っていたその音を、本当に再現できる日が来るなんて・・・。」と、原作に触れたときの感動を振り返りながら「ありったけの情熱を込めて。」と意気込みを露わに。大のサックスを担当する馬場は「大として演奏をするにつれ、彼の音楽への情熱や貪欲さがどんどん音になって表れるような気がしました。」と、収録の感想を語る。大の姿に感化されドラムに挑戦する高校時代からの友人・玉田の音を奏でる石若は、ドラム初心者のぎこちなさを演じることの難しさに触れた上で、「試行錯誤しながら楽しく臨むことができました。」とコメント。北海道出身の馬場と石若は、小学校の頃同じビッグバンドに所属しており、奇しくも大と玉田のような関係性の繋がりを感じるメンバーに。原作者の石塚真一は、上原の参加に「この上ない幸運です。」と喜びを表現。そして3人へ「カッケー音をありがとうございます!!」と改めて感謝の言葉を綴った。 併せて解禁となった特報映像では、石若のドラムに上原のピアノ、そして馬場のサックスが重っていく、"始まり"を感じさせる演奏にのせ、ジャズに魅せられ夢に目を輝かせる大の様子、雪祈、玉田の情熱に満ちた表情が。演奏シーンなど、今後への期待が高まる内容になっている。最新ビジュアルは、真剣な眼差しでテナーサックスを抱える宮本大。その表情は、どこか厳しげで、真摯。彼の音楽に懸ける激しい想いが伝わってくる内容となった。   来年2月の公開をお楽しみに。  ©2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会 ©2013 石塚真一/小学館
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