Neo Japan – Vol. 2: 日本の新しいスーパースターはYouTuber (ユーチューバー)

16.November.2015 | FEATURES / MUSIC

2015年、YouTubeパーソナリティは昨年に増して、大きな市場を設けている。ビデオゲームをしている様子、メイクのハウトゥ動画、もはや話すだけでもOKなこの動画共有サービスを皮切りに、再生回数で生活を稼いでいるひとも続々増加中。中には何百万という額を稼いでいる、いわば、「YouTube芸能人」が増えてきているのだ。

 

欧米に比べると出だしがやや遅れ気味だった日本ですが、いまや日本だって自身の豪華なYouTubeスターを掲げるようになりました。そして世界のありとあらゆる場所に負けずと、何百万との再生回数を叩き出すスターが勃発中なのだ。

そこでMoshi Moshi Nipponがまだそのシーンに乗っかっていないキミのために、いまネットを騒がせている日本人YouTuberをこの記事で一挙ご紹介!

 

Hikakin

まず名を挙げておきたいのは、「日本のYouTubeシーンに最初に火をつけた」一員である、HIKAKIN。2010年に彼が投稿した「Super Mario Beatbox」が視聴者を「あっ」とさせ、再生回数が増えるわ、増えるわ、といった具合で彼のその口やら鼻からの発声が何万人ものネット住民の目にとまった。このビデオをはじめとし、彼は以来日本のYouTube界の頂点まで上り詰めてきている。そしてビートボクサーとしてのHIKAKINの活躍っぷりといえば、なんといってもあの超人気米歌姫アリアナ・グランデとのコラボ!もう一度その目に留めておきましょう。

更にそのビートボクシングの才能から派生し生まれたのが、「HIKAKIN TV」。彼の華麗なゲーミングスキルや、先日こちらでもご紹介したソフトバンクのロボット「PEPPER」と戯れたり、はたまたとんでもなく辛いものを食す彼を映し出している。

 

 

木下ゆうか

 

記憶を辿ってみよう。アナタが最後に腹八分目を余裕で越え、食べ終えた途端ばたんきゅう〜しそうになったときを思い起こして欲しい。その記憶を鮮明に心にとどめておきながら、木下ゆうかが食べる量をまじまじと見て頂きたい。通常彼女が食べる量はあなたが無理して食べる量を遥か超えている。焼きそばであろうと、スイーツであろうと、彼女の食べる量はモンスターサイズ。

誰もその手を止めなければ永遠と食べ続けられそうな彼女の姿は、通常繰り返し視聴してもらえる動画に収まっているが、彼女の大食いっぷりが生配信されることもある。彼女がパスタにがっつくところをファンが応援してくれるというなんとも温かいもの。「人間こんなに食べられるのか、、、」と圧倒される光景を欲しているあなたにはぜひチェックして欲しい。

 

Seikin

以前まで俗に言う「スター」は、ひとつのスキルを大いに発揮できることで「スター」として知られていたが、いまやいろんなことができてこそなんぼの時代です。いろんなことができてこそ、「スター」と呼ばれ続けるのです。この二つの点は日本のYouTuber市場では重宝される項目。そして日本の「Seikin」といえば、そんな枠にぴったり当てはまる何でも屋なのだ。人気のポップ・チューンのカバーからマインクラフトをしてはコメンテーター的役割も果たし、更にはぷよぷよボールを10万粒お風呂に浮かべては、浸かったりもしてます。そして最近の彼の活動といえば、EDM色が強い楽曲「Just Do It Now」の制作、、、と彼の活躍の幅は広まるばかり。いままでに見たことのない職務履歴かもしれませんが、YouTubeの世界だとこれこそが通用するんですわ。

 

Maco

透き通った優しい歌声でカバー曲をお届けする天使、Macoはその歌声でYouTubeのファンベース開拓に成功。若きシンガーの彼女はアヴリル・ラヴィーンからm-floまでをバラード調にアレンジし、また洋楽の場合は日本語に歌詞を書き換え、四角い画面を通して見事に歌いあげている。

そのスウィートな歌声にあいつもこいつも酔いしれ、彼女のYouTubeにファンが群がってきたのは、ご周知のこと。が、macoのアーティスト人生が一気に開花したのは、テイラースウィフト “We Are Never Getting Back Together”のカバー!これをきっかけに、macoは大手レコード会社と契約を結び、正式に音楽業界へと仲間入りを果たしたのだ。

 

 

はじめしゃちょー

きみはどうか知らないが、私がYouTubeに初めてのめり込み、何時間も画面に張り付いて時間をつぶしていたとき流していたのは、ほとんどくだらない動画ばかりだ。例えば動物がおかしな芸を披露しているものとか、人間がおかしな芸を披露しているものとか、、、

そんな私は、目の前に現れた「はじめしゃちょー」を大きな拍手で迎えた。彼がどう有名になったかといえば、普通に生きている人間がそもそも一生しないであろうくだらないことを繰り返し試していたからだ。例えばメントスを自分の体に貼り付けたり、コーラでたぷたぷのお風呂に飛び込んだり、自宅で作ったスライムを自分の体に塗りたくるとか、ね。周りが割かし真面目にYouTubeに取り組んでいる中、はじめしゃちょーのようなおふざけキャラが出てくることでYouTube界もいい感じに調和されたのではないだろうか。

なぜやら何の理由もなしに600袋ものポテトチップスを買ってしまうはじめしゃちょーに、安心を覚えるのだ。

 

“Bilingirl” Chika

YouTubeの「お助け」ダイヤルは、「バイリンガール」と名乗る吉田ちかのチャンネル。ここでは、名の通りバイリンガルな彼女が、視聴者に英語を教えてくれる。「英語のレジュメを書くのを手伝ってくれない?」という友達のSOSに答えたのがきっかけでビデオ制作に取り組み始めた、というちか。いまや文法からナチュラルイングリッシュまでを英語があまり流暢でないひとに紹介することを自身のチャンネルのテーマとして掲げている。

彼女の動画レッスンはカジュアルで、楽しく、「誰でも参加して!」といったウェルカム感で溢れるのがミソ。日本人ユーザーをターゲットとしているものの、日本へ旅行の計画をたてている外国人が見ても楽しめる内容となっている。

 

 

 

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