世界遺産 京都・下鴨神社で開催!デジタルアート展「糺の森の光の祭 Art by teamLab」

31.August.2019 | FEATURES / SPOT

京都の歴史的な建物と、現代のデジタルアートが融合した空間が話題になっているのをご存知ですか?お台場や豊洲でのデジタルアート展が話題のteamlab(チームラボ)が、京都の世界遺産・下鴨神社でデジタルアート展 「下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab – TOKIO インカラミ」を開催しています。

今回はまっちゃんさんのInstagramで公開されているフォトと共に、イベントを紹介します。

 

鴨川と高野山の間にある下鴨神社は世界文化遺産にも登録されている、京都の神社です。縁結びのご利益があるとされており、多くの観光客が国内外から訪れます。京都駅からは市バス205系統に乗車し、「下鴨神社前」もしくは「糺ノ森前」にて下車してください。京都駅からタクシーでも20分ほどなので、京都市内からのアクセスは抜群です。

 

そんな歴史ある下鴨神社で毎年開催されているデジタルアートイベントが「下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab – TOKIO インカラミ」。今回で3回めの実施となる同展は、昨年までよりも規模を拡大し、2019年9月2日(月)まで開催されています。

下鴨神社”楼門”の中の空間には、いくつもの光の球体が。球体は叩いたり人にぶつかった衝撃で色が変化し、色ごとの音色を奏でます。まわりの球体もそれに呼応し、光の色や音を響かせる幻想的な空間です。

世界遺産である下鴨神社”糺の森”の参道には卵型の球体があり、木々たちを照らします。人がぶつかり球体が傾くと、色や音色を変え、その光は放射状に近くの卵型の球体に伝播し、光は球体だけでなく木々にも広がっていきます。

下鴨神社”御手洗池”の水面に立つ光の物体はゆっくりと呼吸するように明かりがついたり消えたりしています。こちらも人や風によって物体が傾くと色や音を変化させていきます。

 

teamlabのアート展の魅力は、訪れた人がアート作品の一部になれるところ。見て楽しむだけでなく、アート作品に参加できる楽しさがあります。ぜひ下鴨神社にお出かけの際は、夜の神社で開催されるデジタルアート展「下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab – TOKIO インカラミ」を体験してみてくださいね。

 

 

まっちゃんさんのインスタグラムでは京都の観光スポットがたくさん紹介されています。京都旅行を考えている方はぜひ参考にしてみてください!

 

Photo by まっちゃん

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