私の推しアニメ:子どもたちが自身の未来を切り開く TVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」

30.June.2020 | ANIME&GAME / FEATURES

きゃりーぱみゅぱみゅなどが所属する「ASOBISYSTEM」のネクストステージとして新設された「ASOBINEXT」。「ASOBINEXT」は、SNSなどを通し個々が持つ世界観や個性を発信していく次世代のアイコンをつくり、新たなカルチャーを生み出していくべく、活動をしています。

MOSHI MOSHI NIPPONでは、そんな「ASOBINEXT」に所属する個性的なタレントのみなさんの”推し◯◯”を紹介。今回は「ASOBINEXT」に所属し、週末は必ずアニメを見て、常に新しいアニメの発掘をしている小山侑華さんの推しアニメを紹介します。

©ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会

 

ダーリン・イン・ザ・フランキスのストーリー

戦うために育てられた名前の無い子供達が「フランクス」というロボットを男女二人で操り、謎の生き物「叫竜」そして様々な「敵」に立ち向かう物語です。

 

ダーリン・イン・ザ・フランキスを見るようになったきかっけは?

いつもアニメを見る際に使用しているアプリのオススメ欄で、主人公のゼロツーを見かけたのがきっかけです。ピンク色の髪がとても印象的でした。

ダーリン・イン・ザ・フランキスをオススメする理由は?

子供たちがそれぞれ色々な感情と葛藤し、成長していく姿が描かれている、素敵な作品です。そしてこの作品はとても絵が綺麗なので、次はどんなアニメを見ようか、と迷っている方にもオススメです。

 

推しているキャラクターは?

ピンク色の髪が印象的な主人公のゼロツーです。可愛らしい悪戯っ子の女の子・ゼロツーが、時々見せる冷酷な雰囲気にとても引き込まれます。
子供たちが様々な葛藤を経験しながら成長していくアニメの中で、孤独だったゼロツーは仲間の大切さやみんなといるときの楽しさ、時に仲間割れの辛さなどを経験し、人間味のある情景が描かれている姿が魅力的です。

 

一番好きなシーンはどんなシーンですか?

ゼロツーとヒロが幼少期の時に大人から逃げているシーンです。大人たちによって自由を制限されて生きている中、幼いながらに施設を飛び出し2人で自由を求め必死に逃げている姿は、普段大きな事をする時に躊躇してしまう私の気持ちが大きく動かされました。

どんな人に見てほしいアニメですか?

何か新しいことに挑戦しようとしている人や、悩んでいることがある人にぜひ見てほしいです。子供たち一人一人が様々な悩みに葛藤し、自分たちの道を切り開いていく姿を見ていると勇気が貰えます。

 

最後にひとこと

ダーリンインザフランキスは戦闘系の物語の中で恋愛や友情など思わず感情移入をしてしまうくらい続きが気になる話なので本当にオススメです。これから第2期も始まるので是非チェックしてみてください。

 

小山侑華

高校2年生16歳。 ASOBINEXTに所属し、モデルを目指してレッスンに参加中。趣味は見たことないアニメを発掘すること。週末は必ずアニメを鑑賞するアニメオタクな一面も。将来は雑誌の専属モデルになって表紙を飾り、見てくれた人が憧れを抱いてくれるようなモデルになることが目標。また、雑誌だけでなくテレビなどで活躍できるタレント活動も視野に入れ、幅広く活動していきたい。

RELATED ENTRIES

  • 杜の都「仙台」の魅力を再発見! 中国人インフルエンサー悦奈が行く仙台さんぽ

    27.November.2020 | FEATURES / SPOT

    東京から新幹線で2時間、アクセスも抜群の東北一の大都市・仙台。都会ながら緑があふれる街並みは、「杜の都」と称され人気を集めています。戦国武将・伊達政宗ゆかりの地や仙台七夕祭りなど魅力あふれる大都市ですが、まだまだ知られていない名所もたくさん。中国人インフルエンサーの悦奈が、最新の仙台の魅力をお伝えします!

     

    沿岸エリア

    東日本大震災で津波の被害があった沿岸エリアは、現在は再開発が進み復興を遂げています。津波で流されてしまった地域には、新しい施設が建ち始め、今までと違った新しいスポットもたくさん! また震災の記憶を留める記念館も必見です。

     

    仙台うみの杜水族館

    東北の海を肌で感じる!

    2015年にオープンした東北地方最大の水族館。1階は東北の海を中心とした日本の海に特化し、三陸地方の珍しい生き物を数多く展示しています。2Fは世界の海をテーマに、熱帯魚、くらげ、海獣などの人気の生き物がたくさん。

     

    仙台市中央卸売市場

    新鮮な魚をリーズナブルに

    仙台の食の台所、仙台市中央卸売市場。食堂街は一般の方に開放されていて、様々なジャンルのお店が揃っています。その中でも行列が絶えない人気店「寿司吉」にお邪魔しました。

     

    せんだい3.11 メモリアル交流館

    震災の様子を語り継ぐ場所

    地下鉄東西線の終着駅の荒井駅には、東日本大震災を知り学ぶための場「メモリアル交流館」が併設されており、展示室や交流スペースを通して、震災や地域の記憶を語り継いでいます。

     

    仙台市立荒浜小学校

    当時の様子を残す震災遺構

    東日本大震災当日、辺りは津波に襲われ、児童や教職員、住民ら320人が避難した小学校。現在は津波の脅威や教訓を伝えるために、当時のまま残され震災遺構として公開されています。

     

     

    秋保(あきう)エリア

    仙台の奥座敷として知られる秋保温泉は、仙台駅からバスで30〜50分の場所にあります。別所温泉、野沢温泉と並ぶ、日本三御湯として称された温泉郷で、戦国武将・伊達政宗も何度も足を運んだ保養の湯です。

     

    磊々峡(らいらいきょう)

    渓谷の遊歩道を散策

    名取川に侵食された巨岩奇石が重なる様子からその名がつけられた「磊々峡」。渓谷沿いには遊歩道が整備され、四季折々の風景が楽しめます。10月下旬から11月中旬の紅葉の時季にはライトアップも実施。

    アキウ舎

    温泉街にあるおしゃれな古民家カフェ

    秋保温泉のホットスポットとして注目される「アキウ舎」は、江戸時代からある農家の古民家をリフォームしたレストラン。昼間はランチ営業、夜はプライベートパーティーなどのイベントなどに使われています。

     

     

    秋保ワイナリー

    オリジナルのワインを飲み比べ

    秋保温泉にある仙台初のワイナリー。目の前には広大なぶどう畑が広がり、店内には醸造所、イートインスペース、物販発売コーナーがあります。オリジナルのワインは種類も豊富。

     

    秋保大滝

    日本三名瀑のひとつ

    秋保大滝は、栃木県の華厳の滝、和歌山県の那智の滝と並び、日本三名瀑のひとつに数えられています。下流にある秋保温泉街から車でおよそ15分、バスでのアクセスも可能です。

     

    仙台駅周辺エリア

    東北地方の玄関口の仙台駅は、新幹線などのJRはもちろんのこと、地下鉄やバスの拠点にもなっています。美味しい仙台名物をいただいたり、お買い物をしたり、お土産を買うのはこのエリアがおすすめです。

     

    わのしょく二階

    仙台の新名物・せり鍋を食べるなら

    仙台名物と言えば、牛タンが有名ですが、最近話題を集めているのがせり鍋。春の七草のひとつのせりは、宮城県がトップクラスの生産量を誇ります。せりの香りが存分に楽しめるように、シンプルな鴨だしスープでいただきます。

     

    壱弐参(いろは)横丁

    ディープな横丁ではしご酒を楽しむ!

    アーケード街・サンモール一番通りの横路地に、昭和レトロな雰囲気の横丁が広がります。ノスタルジックな雰囲気のお店がところ狭しとひしめき合っています。

     

    S-PAL 仙台

    駅直結のファッションビル

    仙台駅に直結するファッションビルS-PALは、アパレルショップをはじめに、雑貨、レストラン、お土産売り場などが揃っています。お土産にもおすすめの雑貨ショップをご紹介します。

     

     

     

     

    「震災を乗り越えて未来に向かって進んでいる仙台は、食べ物も美味しいし、ショッピングも楽しめて、自然も感じられる魅力あふれる都市。まだ遊びに行ったことがない人は、ぜひ仙台に遊びに行ってみてね!」

  • 私の推しコーデ:一年中ロリィタが楽しめる!ジャンパースカートの着回し4選

    30.September.2020 | FASHION / FEATURES

    きゃりーぱみゅぱみゅなどが所属する「ASOBISYSTEM」のネクストステージとして新設された「ASOBINEXT」。「ASOBINEXT」は、SNSなどを通し個々が持つ世界観や個性を発信していく次世代のアイコンをつくり、新たなカルチャーを生み出していくべく、活動をしています。

    MOSHI MOSHI NIPPONでは、そんな「ASOBINEXT」に所属する個性的なタレントのみなさんの”推し◯◯”を紹介。今回は「ASOBINEXT」に所属し、アイドルを目指してライブ配信等の活動をしている和泉亜依音さんが提案する推しコーデを紹介します。

     

    今回紹介するのは1着持っているだけでいろいろな着回しができるジャンパースカート。どんな季節でも着回しがきくので、ぜひ1着は持っておきたいアイテムです。

     

    黒の半袖ブラウス×ジャンパースカート

    どちらも黒ベースなので腕や足を見せることで重くなり過ぎないようにすることがポイントです。髪型も縦巻きのツインテールにすることにより涼しさアップ!

     

    白の長袖ブラウス×ジャンパースカート

    ブラウスの色1つでここまで印象を変えることができるのはジャンパースカートの特権!黒のワンピースでも、甘ロリやクラロリに近い可愛らしい印象になります♪それに合わせてヘアメイクは巻き髪にバラとレースのヘッドドレスを着けてみました。春や秋など半袖だと寒い…そんな季節にオススメのコーディネートです!

     

    ジャンパースカート×トレンチコート

    ロリィタのコートといえば、襟や袖にファーのついたものが多い印象を受けますが、トレンチコートを合わせるのも◎
    ファーがたっぷりついたコートはあったかくてふわふわでカワイイのですが、着こなしが難しい・・・。

    それに比べてトレンチコートは前を開けてワンピースを魅せるもよし、ボタンを閉めて寒さを凌ぐのもよし、と、2通りのコーディネートが出来るので、1着もっていると本当に使い勝手がいいです。春や秋のちょっと肌寒い時期にさらっと羽織って防寒できるのもいいですね。

     

    ジャンパースカート×グレーベスト

    「本日は○○タワーにお越しくださいまして、誠にありがとうございます。これより高さ356mの最上階、7階展望台まで120秒でご案内致します…」なんてアナウンスが聞こえてきそう!?な、百貨店にいるエレベーターガール風の真面目な印象に。いつものロリィタに飽きたなぁ…何かガラッと雰囲気を変えるにはどうしたらいいんだ…なんてお困りの貴方にオススメしたいコーディネート!

     

    番外編:ジャンパースカート×カーディガン

    番外編は極力ロリィタコーデをカジュアルにしてみました。パニエを履かずに、カーディガンを羽織ることで、スカートのボリュームを抑え、柄の見える範囲も狭め、ロリィタが強すぎないコーディネートに。ロリィタに手を出したいけど、まだ少し抵抗がある…けどやっぱり着てみたい…という初心者の方にオススメ!

     

    “和泉亜依音”にとってロリィタファッションとは?

    今回はこのような「ロリィタファッション着回し4選+α」でお届けしましたが、楽しんで頂けたでしょうか?
    私は小さい頃にちゃおで読んだ「姫ギャルパラダイス」という漫画に影響され、このようなレースや柄が魅力的なロリィタファッションに目覚めました。

     

    ネット社会が普及した現代において、誹謗中傷や悪口など見なくていいものが見える世界になり、好きなものを好きと大声で言いにくくなっているような気もしますが、スマホも普及してだいぶ経ちましたし、これからは!好きなものを好きと言える!個性を尊重できる!そんな世界作りを目指して!まず第1歩である、ロリィタファッションの布教活動頑張りますっ♪

     

    記事で使用したブランド:axes femmeBODYLINE

     

    和泉亜依音

    幼少期からモデルとして活動。新聞広告、テレビのVTR、ファッションカタログなど様々な媒体で活動をしていた。学業に専念する為1度芸能活動を辞めたが、学校を卒業した今、もう一度挑戦したいと思いASOBINEXTのオーディションを受け合格。現在はアイドルを目指してレッスンやライブ配信等の活動をしている。「人生一度きり」をモットーに、やりたい事にはとことん挑戦し、その中で沢山出会う様々な課題という壁をぶち壊しながら生きている。人生楽しんだもん勝ち。

  • 私の推し映画:浜辺美波さんの感情の豊かさに引き込まれる 映画「君の膵臓を食べたい」

    29.September.2020 | FEATURES / MOVIE

    きゃりーぱみゅぱみゅなどが所属する「ASOBISYSTEM」のネクストステージとして新設された「ASOBINEXT」。「ASOBINEXT」は、SNSなどを通し個々が持つ世界観や個性を発信していく次世代のアイコンをつくり、新たなカルチャーを生み出していくべく、活動をしています。

    MOSHI MOSHI NIPPONでは、そんな「ASOBINEXT」に所属する個性的なタレントのみなさんの”推し◯◯”を紹介。今回は「ASOBINEXT」に所属し、俳優・YouTuberとして活動している田村春凪さんの推し映画「君の膵臓を食べたい」を紹介します。


    ストーリー

    2人の関係は始めは特に何も話したことのないクラスメイトのはず…でした。 しかし、病院で「僕」は”共病文庫”という本を偶然拾います。それは、クラスメイトの「山内桜良」が書いていた日記で、彼女が膵臓の病気にかかっている事を知ります。

    クラスで人気者の彼女がまさか、膵臓の病気だなんて「僕」は知りもしませんでした。 彼女は、この病気の事を家族以外の人達には秘密にしていたのです。 そんな彼女の秘密を知ってしまった”地味なクラスメイト”の「僕」と、まったく正反対の、膵臓の病を秘密にしている”クラスの人気者”の「山内桜良」との甘酸っぱい恋愛ストーリーとなっています。

    キャスト 

    実写版の「君の膵臓を食べたい」(以下、キミスイ)は、同一人物の現在と過去(12年前)を異なるキャストで描いています。

     

    過去では、浜辺美波(山内桜良 役)・北村匠海(僕、志賀春樹 役)・大友花恋(滝本恭子 役)・矢本悠馬(ガム君  役)が出演しています。

     

    浜辺美波と北村匠海はこれが映画初共演で、膵臓の病気を抱えた彼女の闘病生活を綴った日記を見つけた同級生の(僕)との関係が泣ける、と話題になりました。

     

    現代では、小栗旬(僕、志賀春樹 役)・北川景子(滝本恭子 役)・上地雄輔(ガム君 役)が出演。 映画の口コミには、小栗旬と上地雄輔が「大人になった彼らの雰囲気がマッチしててたまらなかった。」や「北川景子さんのドレス姿に釘付け」などと評判もよく、学生時代の僕らの存在をうまく引き立てていると感じました。

    ここがオススメ!

    僕が皆さんに観てもらいたい所は、山内桜良役の浜辺美波さんのちょっとわざとらしい元気な演技をしている姿です、その演技がとても魅力的です。

    映画の世界と現実は違い、もちろん現実にこんな女の子はいないけど、”わかる”ととても親近感が湧きました。

    また、ストーリーが進んでいくと同時に病気も少しづつ深刻化していくのですが、その時に出る表情などにも是非注目して欲しいです。

     

    最後に

    この映画を初めて観たのは、高校3年生の時でした。当時学生だった頃に観たので、同じ年代を描いたストーリーだったのでとても衝撃を受けました。 キミスイを通して、恋愛の甘酸っぱさと命の尊さを知ることができ今でも僕の中では一番好きな映画だと思っています。

    中でも、浜辺美波さんの感情の豊かさには、とても心を惹かれました。 学生の方から大人の方まで共感できる部分が沢山ありますし、とてもわかりやすい内容となっているので是非皆さんにも観てもらいたいです。

     

    また、浜辺美波さんと北村匠海さんは現在公開中の「思い、思われ、ふり、ふられ」にも出演しています。 是非彼女らの成長を劇場で観劇したいと思います。

     

    田村春凪

    俳優とYouTubeの活動を行っており、ドラマ・映画で主演を務めること/YouTubeではチャンネル登録者数100万人を達成してFun Festに出ることを目標に活動中。特技の野球、趣味の映画鑑賞・ゲームを通して様々な情報を発信している。

  • 私の推しコーデ:夏にピッタリ!カラフルポップなアイテムを使ったスタイリング

    13.August.2020 | FASHION / FEATURES

    きゃりーぱみゅぱみゅなどが所属する「ASOBISYSTEM」のネクストステージとして新設された「ASOBINEXT」。「ASOBINEXT」は、SNSなどを通し個々が持つ世界観や個性を発信していく次世代のアイコンをつくり、新たなカルチャーを生み出していくべく、活動をしています。

     

    MOSHI MOSHI NIPPONでは、そんな「ASOBINEXT」に所属する個性的なタレントのみなさんの”推し◯◯”を紹介。今回は「ASOBINEXT」に所属し、自身のライフスタイルをSNSで発信しているフェアリーかのさんが提案する推しコーデ、カラフルポップなスタイリングを紹介します。

     

    Hello World !
    カラフルな世界観がだいすきで、いつでもどこでも個性爆発!どんなカラーもお手の物、チープで良いものを探るプロ・フェアリーかのです。
    夏に活用したいカラフルな色、柄の洋服のコーディネートに困ったことはありませんか?今回は私の得意なカラフルなアイテムを使ったスタイリングを色別に提案します。

     

    イエロー編

    クリーム色のトップスには白のジーンズを合わせたよ♡シンプルだけど自己主張はしっかりと!

    デニムオンデニムは安定の可愛さ!!イエローを中に着ると元気な雰囲気ばっちり。

    花柄トップスと黄色のチェックスカート。お出かけしない日でもオシャレは忘れずに。

     

    グリーン編

    シースルーの花柄トップスにミッキーのサロペット。元気に走り回れちゃうくらいカワイイ♡

    ショートパンツってなんでこんなに楽なんだろう?手編みベレー帽は何に合わせてもいい感じにキマる!

    スタイリングが難しいグリーンのパンツはダボダボのベティちゃんベースボールシャツを上から着たよ。ヒップホップな感じがオシャレでしょ♪

     

    ピンク編

    白Tシャツに甘々カラーなピンクのキャミソール。甘くなりすぎないようショートパンツで締めたよ♡

    ピンクのビッグTシャツは、ハワイのDoleで買ったよ。80’s風なショートパンツと合わせてみて。

    花柄シャツは実はワンピース。ボトムスとカチューシャを同じ色にすることで統一感を出したよ。ラフだけどフェミニンな感じがGood!

     

    “フェアリーかの”にとってファッションとは?

    世の中にはたくさんの洋服があって、たくさんのコーディネードがあるけれど、正解はないと思っています。
    世の中の流行だけじゃなく、自分のキュンとする組み合わせで、大好きな色味で、あなただけのコーディネートを探してみてください。
    自分が幸せなら、それでいい、私はオシャレを楽しむ時いつもそう考えています。
    みんなでChoose happy をしていきましょう!

     

    フェアリーかの

    ASOBINEXT所属のアイドル練習生。駐大阪韓国文化院主催のK-POPカバーコンテスト全国大会にて人気賞受賞。歌を歌うことが大好きで、アリエルのパート・オブ・ユア・ワールドを歌うことが習慣。Instagramでは編集にこだわり、唯一無二の世界観を表現している。将来の夢は、アイドルという道を通った後、世界的に有名なパフォーマンス力の高いアーティストになること。いつかブロードウェイやハリウッドなどで歌や演技も挑戦したい。

  • 私の推しアーティスト:夢の中のような世界観で観客を魅了する「SEKAI NO OWARI」

    12.August.2020 | FEATURES / MUSIC

    きゃりーぱみゅぱみゅなどが所属する「ASOBISYSTEM」のネクストステージとして新設された「ASOBINEXT」。「ASOBINEXT」は、SNSなどを通し個々が持つ世界観や個性を発信していく次世代のアイコンをつくり、新たなカルチャーを生み出していくべく、活動をしています。

    MOSHI MOSHI NIPPONでは、そんな「ASOBINEXT」に所属する個性的なタレントのみなさんの”推し◯◯”を紹介。今回は「ASOBINEXT」に所属し、ダンスボーカリストとして活動している愛原かのんさんの推しアーティストを紹介します。

     

    私が音楽で沢山の人にエンターテイメントを届けたい。と思うきっかけとなったアーティストである、SEKAI NO OWARIの魅力を、私、愛原かのんの視点を通して紹介します。

     

    ライブ演出のすごさ

    SEKAI NO OWARIのステージセットは、現実世界とかけ離れていて、まるで夢の中に自分が存在するような空間。巨大な木がそびえ立ち、フクロウがいたり、火花を散らせたり、天井に列車が走っていたり、キラキラな空間に、一瞬でもその場に居られることに感動を覚えます。もちろんそういった空間を作り込むまでにはたくさんの努力や苦労があったのだろうと思います。

     

    以前ボーカルのFukaseさんが、自分が好きなライブ(演出)ができないならグループを解散してもいい。とTV番組で言っていました。自分のやりたい事をブレることなく表現し、沢山の方に笑顔や感動を与え続けている部分に、彼らのすごさを感じます。

    楽曲

    歌詞の意味を1つ1つ理解しようとすると非常に難しく、カバーしようと思っても難しい。ただ、完全に理解できなくても1曲1曲気持ちが凄く伝わってくる楽曲たち。
    また、アニメ「クレヨンしんちゃん」映画の主題歌に起用された「RPGや」、映画「メアリと魔女の花」の主題歌「RAIN」、平昌冬季オリンピック・パラリンピックNHK放送テーマソング「サザンカ」など、老若男女すべての人に愛されている楽曲も多いです。

     

    PRG MV

     

    RAIN MV

    メンバー

    メンバーは4人で構成されていて、一時はみんなでシェアハウスをしていたこともあります。そしてTV番組でボーカルのFukase以外が口を揃えて言っていたのが、「Fkaseが楽しめるライブを作りたい。」という言葉でした。その言葉からメンバー間の愛や絆を感じました。
    私にとってのSEKAI NO OWARI
    私にとってのSEKAI NO OWARIは、夢を見させてくれる場所。
    そして、ああゆう事をやりたい!と強く思います。

    ライブは、アーティストとお客さんが一体になる事で生まれるものが沢山あると思っています。
    私は自分もテーマパークのようなライブを開催することを目指しているので、「楽しい」「かわいい」「かっこいい」が全て詰まっているSEKAI NO OWARIさんは私が目指すもの全てです。

     

    私にとって音楽を通じて絶対にやり続けたい事は「ライブ」です。
    お客さんとの一体感、そこにいる全ての人が笑ってくれたらこんなにも喜ばしい事はあり
    ません。
    音楽は表現がある意味自由です。
    だからやりたい事はとことん突き詰めて皆さんが「楽しい」と思える事を
    永遠にしていきたいです。
    これからのエンターテイメントで常に新しい事を考えて生み出していきたいと思います。

     

    愛原かのん
    ダンスボーカリスト。子役としてデビューし、現在は音楽を中心にタレントとして活動中。音楽を始めてからは全国路上ライブツアー、4th単独ライブ、4th singleをリリース。ライブの演出にこだわり、見ている人が「よく分からないけど何か楽しい」「テーマパークのようなライブ」を何よりも心がけている。
    趣味はお笑い番組を観ること。特技はスノーボードとサーフィン。

  • みりんを使ったスイーツ感覚の茶碗蒸レシピ「人参とクリームチーズ茶碗蒸し」

    31.July.2020 | FEATURES / FOOD

    醤油、味噌と並んで和食に絶対欠かせない調味料といえば「みりん」。みりんを使うことで、まろやかな甘みをつけ、料理に深みを出すことができます。

     

    今回は上質なもち米を原料に使った本格仕込み「三州三河みりん」を使用したレシピを紹介!
    もち米から生まれる優しい甘みを生かした、スイーツ感覚で楽しむ茶碗蒸し「人参とクリームチーズ茶碗蒸し」を作ります。

     

    人参とクリームチーズ茶碗蒸し

    口当たりまろやかな優しい甘みの茶碗蒸しは、みりんを使ったレシピならではの味わい。涼し気な見た目も暑い夏にピッタリです。

     

    材料(1人前)


    ●茶碗蒸し
    人参60g
    出汁240cc
    醤油20cc
    三州三河みりん120cc
    砂糖 8g
    クリームチーズ18g
    卵1個

     

    ●オクラ餡
    オクラ
    出汁30cc
    塩0.5g
    三州三河みりん3cc

     

    作り方

    はじめに茶碗蒸しを作ります

    1:人参をカット・ボイルしてやわらかくします。

    2:柔らかくなった人参を水でさらし、醤油・砂糖・たっぷりのみりんを入れた合わせ出汁で炊きます

    3:中火で20分ほど炊いたら氷で冷やし、冷めた人参、クリームチーズを合わせ出汁20ccいれてミキサーにかけます

    4:3と卵を混ぜて蒸し器で12分、中火で蒸しあげます

     

    茶碗蒸しを冷やしている間にオクラ餡を作ります

    5:オクラ餡の出汁・みりん・塩を混ぜ合わせ、水溶き片栗粉を入れて餡にし、細かく千切りにしたオクラを餡の中に入れて冷やします

    6:冷やした茶碗蒸しにオクラ餡をかけてできあがり

    家でのランチやディナーだけでなく、友達とのホームパーティにもオススメです。

    人参とクリームチーズ茶碗蒸し

    それではいただきましょう。とろとろのオクラ餡と茶碗蒸しはツルンとした口当たり。


    家でのランチやディナーだけでなく、友達とのホームパーティにもオススメです。

     

    –お味はどうですか?
    木村ミサ「みりんがきいていて、甘いスイーツのような茶碗蒸しです。とっても簡単に作ることができたので、家でも作ってみようと思います!」

    和食に欠かせない調味料のみりん。王道の和食はもちろん、今回のような創作和食の隠し味にも活躍してくれそうです。

    三州三河みりん 700ml 1,122円(税込)*送料別途

    もち米のおいしさを、醸造という日本の伝統的な技のみで引き出した本格みりん。 飲めるほどにおいしく、上品でキレの良い甘さと、照り・ツヤの良さが特長です。 素材の持ち味を引き立てるお米の旨み・コクをたっぷりと味わうことができます。

     

    三州三河みりん醸造元(株)角谷文治郎商店:http://www.mikawamirin.jp/
    Official ECサイト:http://mikawamirin.jp/product/product_step1.php?m=n
    Official Facebook:https://www.facebook.com/mikawamirin

     

    レシピ監修


    ITEMAE料理長

    ミシュランガイドに掲載される日本料理の名店で経験を積み、現在は和食と創作料理の店「ITEMAE」で料理長を務める。旬の魚介や野菜などがいただけるITEMAEの人気メニューは土鍋ごはん。「洋食に慣れている今の若い人たちにも、本当の和食を味わってほしいです。」

     

    Model:Misa Kimura
    Photographer: Haruka Yamamoto

  • 私の推し映画:「ノスタルジックな日本を感じる映画」5選

    01.July.2020 | FEATURES / MOVIE

    きゃりーぱみゅぱみゅなどが所属する「ASOBISYSTEM」のネクストステージとして新設された「ASOBINEXT」。「ASOBINEXT」は、SNSなどを通し個々が持つ世界観や個性を発信していく次世代のアイコンをつくり、新たなカルチャーを生み出していくべく、活動をしています。

    MOSHI MOSHI NIPPONでは、そんな「ASOBINEXT」に所属する個性的なタレントのみなさんの”推し◯◯”を紹介。今回は「ASOBINEXT」に所属し、週に1本必ず映画を観るという未来さんの推し映画「ノスタルジックな日本を感じる映画」5選を紹介します。

     

    海街diary

    ©2015 吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ

     

    ・映画のあらすじ
    鎌倉で暮らす三人姉妹(幸、佳乃、千佳)の元に、幼い頃出て行った父親の訃報が届いた。
    葬儀で異母妹のすずと初めて出会うことに。
    既に実の母親も亡くしていたすずは父親の再々婚相手の家族と暮らしていた。
    気丈に再々婚相手の母親を支えるすずを見た長女の幸は、すずに一緒に鎌倉に住むことを提案する。
    すずは「行きます」と答えた。移り変わる季節を通して四人姉妹の絆を深めていく。
    どこか懐かしい鎌倉の風景や人との関わり合い、様々な情景から読み取れる日本らしい情緒溢れる作品となっている。

     

    ・この映画をオススメする理由
    どこかに帰りたくなるような懐かしくて温かく少し切ないストーリーに、心が鷲掴みにされます。
    私は、作品の舞台となっている鎌倉が大好きで毎年家族で遊びに行っています。
    四人兄姉という共通点もあり、この作品をより身近に感じながら見ることができました。
    「故郷に帰りたい」「大切な人に会いたい」「日本らしさを感じたい」と思っている方に是非観ていただきたい作品です!

     

    となりのトトロ


    ・映画のあらすじ
    初夏、母親の療養のために農村へ引っ越して来た姉のサツキ姉と妹のメイ妹は裏山で不思議な生き物に出会う。
    その不思議な生き物に、メイが「トトロ」と名前を付けた。
    大人には見えない不思議な生き物トトロ。姉妹に巻き起こる様々な体験を通して2人が成長していくファンタジーアニメーション。

     

    ・この映画をオススメする理由
    幼い頃から大好きで、ずっと観てきたジブリ作品の中の一つです。舞台となった時代は、1952年の昭和時代と言われています。私は平成生まれなのでこの作品が公開された時は、まだ生まれていませんでした。
    ですが、日本中で誰もが観たことがある馴染み深いアニメと言っても過言ではないくらい愛され続けている作品なので、今もとなりのトトを観ている子供たちは沢山いると思います。
    この映画は、幼い頃に感じた夢のような記憶として、私たちの心にずっと残り続ける情緒溢れる作品です。
    老若男女問わず世界中の人に是非観ていただきたいです!

     

    ALWAYS三丁目の夕日

    ・映画のあらすじ
    青森県から集団就職で上京してきた星野六子は夕日町三丁目の自動車工場「鈴木オート」で働くことになる。
    キラキラした東京での暮らし、大企業で働けるとばかり思っていたその矢先、小さな下町工場の鈴木オートには内心がっかりしていた。しかし、持ち前の根性と明るさで次第に仕事に慣れていった六子は鈴木家にも慣れていき家族の一員のようになっていった。
    一方、向かいに住む売れない小説家、茶川竜之介はある日、片思いしていた飲み屋の女性ヒロミに頼まれ身寄りのない少年の面倒を見ることに。キャスト1人1人が沢山の愛と勇気を持つ、温かくて人間味溢れるストーリー。

     

    ・この映画をオススメする理由
    この作品を観た瞬間、昭和33年の時代にタイムスリップしたような気持ちになりました。
    私は平成生まれなので、昭和の時代には生まれていません。
    ですが、どこか懐かしい気持ちになったり体の底から勇気が湧いてくるそんな作品になっています。
    まだ、携帯もパソコンもテレビもない時代が背景となっているので、人との関わり合いがとても大切なことに気付かされる作品でした。「古き良き日本を知りたい」方や「心温まる映画が観たい」という方におすすめしたい作品です!

    君に届け

    ©2010映画「君に届け」製作委員会 ©椎名軽穂 / 集英社

     

    ・映画のあらすじ
    爽やかな子と書いて爽子と名付けられた少女は、友達から「座敷わらしみたい」と言われ、父親から座敷わらしは「人を幸せにする」と教わった。それが嬉しく毎日一日一善をモットーに過ごしていた。
    しかし、小学生の頃に爽子の人生に変化が訪れる。
    公園の遊具で遊んでいた爽子。
    土管の丸い穴から出てきた爽子は映画でやっていた「貞子」そっくりだったため、いつしか周りから怖がられる存在になっていた。
    そんな状態が続いたある日、高校生になった爽子は一人の少年に出会うことに。胸がキュンキュンすること間違いなしの純愛ラブストーリー。

     

    ・この映画をオススメする理由
    私が日本のラブストーリーの中で一番好きな作品です。
    ピュアな男女二人の心が揺れ動いていく青春そのものを感じられる作品なのですが、上映中に流れる音楽や風景などが、二人の良さをより一層引き立てています。
    今まで経験したことのない複雑な感情に向き合っていく二人を陰ながら応援したくなる、そんな作品です。「胸キュンしたい」方や「青春時代に戻りたい」方など老若男女問わず是非観ていただきたい作品です!

     

    これでいいのだ!映画★赤塚不二夫

    ・映画のあらすじ
    「天才バカボン」など国民的人気を誇るギャグ漫画の王様、赤塚不二夫とその担当編集者、武居俊樹の35年間の交流を実話に基づいて描く伝記ドラマ。武居の著書「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」を基に作られた、天才と呼ばれた男の破天荒な生きざまに迫る作品。

     

    ・この映画をオススメする理由
    昭和70年代が背景となっている作品で、日本の漫画の原点と言っても過言ではない「週刊少年サンデー」(小学館)の人気作品がどんな風に作られたかが分かるコメディ要素たっぷりの作品です。
    この作品は、「日本の漫画が大好き」にはもちろん、日本のアニメの歴史に興味がある世界中の人に観てもらいたい作品です!

     

    未来

    「ASOBINEXT」に所属する、黒髪ボブがトレードマークの19才。趣味は映画鑑賞で、週に1本は映画を観る。
    将来の目標は世界でも活躍できる唯一無二のアイドルになること。マルチでも活躍できる人になり、「憧れの存在」と言ってもらえるように頑張りたい。

  • 外国人による日本料理コンテスト「第7回和食ワールドチャレンジ」優勝者はワン ウェイ ピン 選手

    03.March.2020 | FOOD

    2020年2月20日(木)・21日(金)、農林水産省主催の外国人による日本料理コンテスト「第7回和食ワールドチャレンジ」決勝大会が東京・汐留にて行われ、ワンウェイピン選手(中国、所属レストラン:SUN with AQUA JAPANESE DINING SUNTORY)が優勝を果たした。予選大会を経て、香港、シンガポール、パリサン・セバスチャン、ニューヨークから集まった5名の料理人が2日間に渡り日本料理の技・センスを大会テーマの「UMAMI」そして今年のテーマ「食感~Texture and Mouthfeel~」に合わせて競い合った。

    審査員からは、「7回目を迎え、年々ファイナリストの技術が上がっている。うま味を中心に料理を構成するという日本料理の基本を踏まえながら、各国の料理の特徴や独自のアイデアを盛り込んだ多様な”日本食”を創造していくということは日本料理の可能性を広げる。今回のファイナリスト達の料理は、どれもそういった点で評価ができ、蛤のお寿司の酢飯に中国の黒酢を使用したワン選手の作品は日本料理でありながら自国のテイストを取り入れたアイデアが素晴らしかった。」として勝者が決定した。

     左から3番目、選手番号2番がワン ウェイ ピン選手

     ワン ウェイ ピン選手の作った前菜半月盆盛

    選手は1日目に共有の食材を使った「煮物椀」を作成し、2日目はオリジナルレシピを半月盆の器に盛り付けした料理(前菜5品以上)を作成。ワンウェイピン選手は「お店のオーナーや仲間に感謝します。また、上海に戻ったら健康的で美味しい日本料理の素晴らしさを伝えていきたいです。」と優勝の喜びを表し、今後も日本料理の道を邁進していく志を語った。

     

    ファイナリスト

    香港(選手番号2)

    WANG Wei Ping選手(ワン ウェイ ピン、中国国籍、Sun with Aqua Japanese Dining Suntory所属)

     

    シンガポール(選手番号3)

    Loh Man HONG選手(ロウ マン ホン、シンガポール国籍、Fat Cow所属)

     

    パリ(選手番号4)

    Wojciech POPOW選手(ヴォイチェ ポポウ、ポーランド国籍、Beaverbrook所属)

     

    サン・セバスチャン(選手番号5)

    Mireia FARNÓS ESPUNY 選手(ミレイア ファルノス エスプニー、スペイン国籍、Basque Culinary Center 所属)

     

    ニューヨーク(選手番号1)

    Yael PEET 選手(ヤエル ピート、アメリカ国籍、Fury‘s 所属*)*2020年夏オープン予定

     

    審査員

    審査員長:村田吉弘氏(菊乃井3代目主人、特定非営利活動法人日本料理アカデミー 理事長、日本食普及の親善大使)

    審査副員長:仲田雅博氏(学校法人大和学園 理事、京都調理師専門学校 校長)

    審査員:松尾英明氏(日本料理 柏屋 総料理長、日本食普及の親善大使)

    特別審査員:小島よしお氏(お笑い芸人)

  • スペイン・バスクにて開催された日本料理コンテスト「和食ワールドチャレンジ」予選大会レポート

    26.February.2020 | FEATURES / FOOD

    日本国農林水産省は、日本食や日本産食材の魅力を発信するイベント「Taste of Japan in Basque Country. ~ Nippon Gastronomika ~」 を2019年11月26日にスペイン・バスクにある食の大学バスク・クリナリー・センターで開催した翌日、同校にて、日本料理に高い関心を持ち、技術・知識を向上させようと日々努力している外国人料理人を対象とした、日本料理コンテスト「和食ワールドチャレンジ」の予選大会と、日本料理の調理技能認定試験を開催しました。

     

    「和食ワールドチャレンジ」は、日本国農林水産省主催で今回、開催7回目を迎えます。今回のテーマは『食感~ Texture and Mouthfeel ~』。予選大会は世界5都市で行われ、勝ち残った選手は2020年2月20日・21日に東京で開催された決勝大会へ招待されました。スペイン予選大会の審査員は、「菊乃井」の三代目主人・村田吉弘シェフ、ロンドンの「Roketsu」オーナーシェフの林大介シェフ、が務めました。

     

    日本料理の調理技能認定制度は、外国人料理人で、日本料理に関する知識や調理技能が一定のレベルに達した人を認定する制度。今回の認定試験では、和食ワールドチャレンジ予選大会の出場選手6名とバスク・クリナリー・センターの生徒23名、合わせて29名が、ブロンズ認定の取得を目指します。

    日本料理コンテストと調理技能認定試験が始まる前に、林シェフが講師となり、日本料理に関する知識・調理技術などの講習会が行われました。

    林シェフは、「日本食では食材本来の美味しさを生かすことを大切にしており、食材は“神様からのいただきもの”と考えている。自然から生まれた食材には余計な味を加えないこと、味を足していくのではなく引いていくことを大切にしている。」など日本の食材に対する概念や、包丁の種類・持ち方・使い方など、実技に関しての講義も実施しました。

     

    ここから受講者たちは2つのチームに分かれ、1チームは調理技能認定試験に参加し、松久秀樹シェフによるデモンストレーションの後、大根の桂むき・けんの実技試験を受けます。そしてもう1つのチームは、日本料理コンテスト「和食ワールドチャレンジ」の予選大会に参加し、大根の桂むき・けんと煮物椀の調理技術を競いました。

     

    調理技能認定試験を受けるチームは、「Koy Shunka」オーナーシェフの松久シェフのデモンストレーションを見た後、実際に大根の桂むきとけんに挑戦。

    剝いた皮の薄さが重要な実技試験。生徒は物音ひとつ立てず、集中して試験に取り組みます。

    全員の実技が終わると、村田シェフ、松久シェフが生徒の作品を1つずつ見て、触って、技術のチェックをしました。今回の実技試験で技能を認められた生徒は9名。和食ワールドチャレンジ予選大会の出場選手6名と合わせて15名の合格者は、日本料理の調理技能ブロンズに認定されました。

    同じ頃、別の会場では「和食ワールドチャレンジ」の予選大会が始まりました。予選大会に参加した6名の選手は、学内でプレゼンテーション等を行い選ばれた生徒だそう。

    選手は、大根の桂むき・けんの技術と、大会運営側が用意した食材・調味料を使って作る「煮物椀」で腕を競います。食材や調味料の指定はありましたが、どう調理するか、どんな味付けにするかは自分次第。それぞれ必要な食材をピックアップし、調理を始めます。

    みな集中して黙々と大根の桂むきをスタート。

    続いて、煮物椀の調理が始まります。今回参加している選手は日本料理の調理は初挑戦でしたが、出場までに自主的に学んだ技術の積み重ねや、連日の日本食セミナーの講義の経験を活かし、自身の料理の味を追求しました。

    できあがった椀について選手がプレゼンテーションを行った後、村田シェフ、林シェフとバスク・クリナリーセンターの前衛料理科の講師であるアルベルト・ロドリゲス氏が試食・審査をします。

    厳選なる審査の結果、今回の優勝者は3番Mireia Farnosさんに決定!ダシが良くとれていることや、今回のテーマである”食感”が高く評価されました。

    村田シェフから生徒たちに対して、「はじめて作った煮物椀だったと思うけれど、みな素晴らしい出来栄えだった。」と賛辞が送られました。

    優勝したMireiaさんからは、「日本食の作り方を教わった先生方に自分たちの料理を食べてもらうことができて嬉しかった。もう一度同じ食材を手に入れて、もっと練習して上手く調理できるようになりたい。」というコメントも。彼女が東京の決勝大会でどんな料理を作ったのか、改めてレポートできればと思います!

    たった2日間のイベントでしたが、「料理」という大きなもので繋がっているシェフと生徒たちは、国籍や使う言語が違っても、お互いに信頼関係ができあがっているように見えました。もともと日本食に興味があった生徒たちですが、有名な日本人シェフからの新しい学びや新しい経験を通して、さらに日本食への興味や関心が増したことでしょう。

     

    毎日お腹は空くし、1日3回食事をしますが、忙しいと1回1回の食事が適当になってしまうことがあります。今回のイベントで食べる人たちへ想いを込めて料理をしているシェフや生徒たちの姿を間近で感じ、私自身、食事や料理について、改めて見つめ直すことができました。

    日本食レストランが海外で増えていくだけでなく、日本の技術や食材が各国の料理に活かされることで、さらに日本食・日本産食材を知ってもらう可能性や、好きになってもらう可能性が広がります。世界中の人が当たり前に、日本食や日本産食材を食べている未来が訪れるかもしれません。今回のようなイベントがさらに多くの国で開催され、日本食の裾野が広がっていくよう、MOSHI MOSHI NIPPON編集部も、日本食の魅力をこれからも世界に向けて発信し続けたいと思います。

     

     

    審査員紹介

    村田 吉弘 (「菊乃井」三代目主人)
    Chef MURATA Yoshihiro
    立命館大学在学中、フランス料理修行のため渡仏し、大学卒業後、名古屋の料亭「加茂免」で修行を積む。1993年、株式会社菊の井代表取締役に就任し、1976年「菊乃井木屋町店」を、2004年「赤坂菊乃井」を開店。自身のライフワークとして、「日本料理を正しく世界に発信する」「公利のために料理を作る」。また「機内食」(シンガポールエアライン)や「食育活動」(医療機関や学校訪問・講師活動)を通じて、「食の弱者」という問題を提起し解決策を図る活動を行う。2015年2月に日本食普及の親善大使に任命される。

     

    林 大介 (「日本料理アカデミーU.K.」副理事長)
    Chef HAYASHI Daisuke
    京都の料亭「菊乃井」3代目村田吉弘オーナーシェフに18歳で弟子入り。2004年「赤坂菊乃井」の開店に副料理長として携わる。その後、北海道洞爺湖The Windsor Hotel内の2つの日本料理レストランの料理長として抜擢され、2008年に開催されたG8首脳会議では、日本料理の責任者として従事する。日本の食文化の普及をミッションに2009年に渡欧。日本料理アカデミーUK 副理事長であり、現在、オーナー兼シェフとしてロンドンに日本食レストラン「Roketsu」をオープン準備中。2019年12月日本食普及の親善大使に任命される。

     

    松久 秀樹 (「Koy Shunka」オーナーシェフ)

    Chef MATSUHISA Hideki

    1997年にバルセロナに移住、2001年に「SHUNKA」、2008年に「Koy Shunka」をオープンし、2013年に日本人として初めてスペインミシュランガイドで一ツ星を獲得。現在ではバルセロナを中心に7店舗の経営・監修を行っている。2017年2月に日本食普及の親善大使に任命される。

  • 日本食の魅力を美食の街 スペイン サン・セバスチャンで発信「Taste of Japan in Basque Country. ~Nippon Gastronomika~」

    28.January.2020 | FEATURES / FOOD / SPOT

    2013年、“和食”がユネスコの無形文化遺産にも登録されてから、年々、日本の“食”は海外で人気を博しています。今や日本料理だけでなく、日本産食材を使った海外の料理も増えました。

     

    このように世界から日本の“食”が注目を浴びる中、日本国農林水産省は日本食や日本産食材の魅力を発信するイベント「Taste of Japan」を世界各国で開催しています。今回MOSHI MOSHI NIPPON編集部は、スペインで開催された「Taste of Japan in Basque Country. ~Nippon Gastronomika~」に参加し、改めて日本の“食”の魅力に触れてきました。今回はイベントの様子をレポートします。

    スペイン北西部、フランスとの国境に接する美食の街サン・セバスチャンにある4年制の料理大学バスク・クリナリー・センター(BCC)でイベントは開催されました。バスク・クリナリー・センターは米国のCIA、イタリアのUISGと並び世界三大料理大学のひとつであり、料理で学位が取れる欧州初の教育機関となっており、スペインだけでなく、世界中の料理人を目指す人たちが在籍する学校です。

    生徒の“学ぶ”意欲はとても高く、今回のイベントにも、バスク・クリナリー・センターに通う約100名の生徒が参加しました。

    日本の“食”の魅力を各国で発信している「菊乃井」の料理長・村田吉弘シェフ、ロンドンの「Roketsu」オーナーシェフである林大介シェフ、スペインの日本食レストラン「Koy Shunka」の松久秀樹シェフ、特別ゲストにミシュラン2つ星のレストラン「Mugaritz(ムガリッツ)」のアンド二・ルイス・アドゥリスシェフを迎えて、バスク・クリナリー・センターのホルヘ・ブレトン先生がモデレータとなって「バスクからみた日本料理の世界」をメイントピックにしたトークセッションを行いました。

    テーマは多岐に渡り、「日本食では食材を”神様からのいただきもの”と考えている。味をつけるのではなく添える」という林シェフの話や、日本食を作る上で重要な要素として水・米・麹が挙げられたほか、自らも日本産の調味料や食材を使用しているアンドニシェフと日本人シェフたちによる、“旨味”についてのトークが繰り広げられました。

    これまで欧州では旨味は、日本人だけが感じる概念のようなものだと考えられていましたが、今は酸味や甘味などと同じく、物質としての存在が確認されています。村田シェフはスペインで暮らす生徒たちに分かりやすい例えとして、10年寝かせた生ハムはグルタミン酸が増えることで旨味が増し、おいしくなっていることを紹介しました。

    日本人は昆布やかつお節からダシをとり、当たり前に旨味を感じていますが、それは他国の人からするとまだまだ不思議な感覚なようです。

    次のコーナーは村田シェフによる講義と調理デモンストレーション。ここでも旨味の話は続きます。

    なぜ日本食がヘルシーなのかというと、日本食は味を追加するのではなく味の引き算をするから。素材の味を引き立てるように、味を添えている、という話に生徒たちはとても興味深そう。村田シェフは、オイルの量を足さなくても、ダシをしっかり取ることで深く味わいを感じられること、低カロリーでヘルシーな料理が作れること、を伝えました。

    そして、スペインでも手に入りやすいドライトマト・鶏肉のミンチ・編み笠茸からもダシをとることができ、水に1日入れて置くだけで旨味が出ることを紹介。スペイン国内でも手に入りやすい食材でダシが取れることは、料理を勉強するBCCの学生たちにとって、とてもためになる情報だっただろうと思います。

    講義の終盤には、昆布ダシとかつおぶしが配られました。

    昆布ダシを飲んで、旨味を感じた人?と村田シェフが確認すると、旨味を感じられた人はゼロ・・・!わからないという感覚がわからない、日本人からすると不思議な感じなのですが、みなさん旨味を感じられないようです。その後、かつおぶしを口に含んでから昆布ダシを飲むと、多くの生徒が旨味を感じられていました。なんだかとても奥深いです、旨味。

    ↑調理デモ配膳準備の様子

    ↑調理デモ見本用

    最後に、調理デモンストレーションでは、しっかりとダシをとった海老しんじょうの煮物椀が配布され、全員から「おいしい!」という声があがりました。

    次は松久シェフの調理デモンストレーション。スペインでレストランを3店舗経営する松久シェフ、軽快なスペイン語で笑いをとりながら講義を進めます。

    きゅうりを使って”蛇腹切”を披露したあと、全員に2種類のイカが配られました。イカを食べ比べると、同じイカでも切り方によってその柔らかさや、味の染み込み方が違うことがわかります。

    次はブリを捌き、寿司の握り方を説明します。わさびのすり方・酢飯(シャリ)の作り方と握り方を、終始動画で撮影する生徒も。日本人シェフのデモンストレーションを間近で見られるのは、とっても特別な体験なのだと思います。

    最後にブリの握りが全員に配布され、みなおいしそうに頬張っていまいた。

     

    松久シェフから生徒たちに話したアドバイスは「とにかく練習あるのみ!」ということ。自分も含め、アシスタントのパブロさんもとにかくたくさんの練習を重ねて、1人前になったとのこと。日本料理だけでなく、どんな料理のシェフにも通ずる”料理人”として大切なことを、自身の経験を踏まえ、お話されていました。

     

    林シェフは「食材は神様からのいただきもの。科学として料理を勉強するだけでなく、それぞれの国の文化、風習、宗教による制限など、料理の裏側にも目を向けてみてほしい」とコメント。

     

    そして最後に、村田シェフが料理人として”心がけていること”として、「料理を食べたお客さんが生きていてよかったと思うこと、また明日も頑張ろうと思ってもらえるような料理を提供すること」をいつも考えている、と生徒たちに伝えました。おいしい食事はいつだって私達の気分をハッピーにしてくれますが、村田シェフが食べる人のことを想って心を込めて作る料理、いつか私も食べてみたいです。

    「Taste of Japan in Basque Country. ~Nippon Gastronomika~」に参加した生徒たちは、どの講義中もみな真剣な眼差し。世界各国の食を学ぶ生徒が日本食に興味をもってくれていることは、とても誇らしい気持ちでした。

     

    気候や文化、それぞれの国の風習にちなんだ各国の料理がある中で、日本食ならではの食材・旨味・調理方法が世界から注目を浴びています。「Taste of Japan」を通して、その知識や技術を取得したシェフが増えていくことは、さらに日本食が世界へ広がっていくきっかけになることでしょう。

  • テーマは食感 !日本料理コンテスト「和食ワールドチャレンジ」予選大会をパリで開催

    07.January.2020 | FEATURES / FOOD

    2019年11月5日、世界的に有名なパリの料理学校「ル・コルドン・ブルー」で「和食ワールドチャレンジ(WASHOKU WORLD CHALLENGE)」の予選大会が開催されました。日本国農林水産省主催のこのコンテストは、今年で7回目を迎えました。日本料理に高い関心を持ち、技術そして知識を向上させようと日々努力している外国人料理人を対象としています。予選大会は、香港、シンガポール、パリ、の3都市に加え、スペシャルプロジェクトとして、ラスベガス、サン・セバスチャン、ニューヨークを合わせて合計6都市で実施。選出された選手は2020年2月20日・21日に東京で開催される決勝大会へ招かれます。

    今年の大会テーマは『食感~ Texture and Mouthfeel ~』。日本語には『食感』を表現する単語は「もっちり」や「パリパリ」など400語以上もあるといわれ、日本料理の食感に対する意識の高さがうかがえます。食感の違う食材をバランスよく選び調理し、歯触り、歯ごたえ等を活かした料理を基本に、五味(甘味・塩味・うま味・酸味・苦味)を取り合わせ、変化を持たせることが大切だそうです。

     

    審査員には、日本料理アカデミーUK 副理事長、林 大介氏と「京料理 清和荘」三代目主人、竹中 徹男氏が務めました。書類選考を経て予選大会に出場した選手は合計6人。緊迫感に包まれた会場では90分間、選手たちが自らの料理の腕を振るいました。真剣な眼差しで熱心に調理する選手たちの姿に、「日本食」への情熱が伝わってきます。

    自由な発想で日本料理の五法(切る、煮る、焼く、蒸す、揚げる)を使って、指定メイン食材のホタテと、南瓜・人参・さやいんげん・大根・ほうれん草から食材を選んで組み合わせて調理するオリジナル料理1品が予選大会の課題でした。選手たちはほぼ似たような食材にも使用しているにも関わらず、料理表現は多様で新鮮に感じられました。

     

    結果は、ポーランドのPopow氏が優勝、東京での決勝大会への切符を手に入れました。以下が本予選大会の受賞者選手。

     

    1位: Wojciech Popow (国籍:Poland, 所属:Beaverbrook

    2位: Tamas Nazai(国籍:Hungary, 所属:Zen-noh Restaurant London Ltd.

    3位: Joe Kimura Downie (国籍:Scotland, 所属:Kimura’s Kitchen

    【1位】Wojciech Popow選手の料理

    【2位】Tamas Nazai選手の料理

    【3位】Joe Kimura Downie選手の料理

    Micaela Giambanco選手の料理

    Nageeb Fayzian選手の料理

     

    それぞれに色彩豊かな日本の四季「秋」を彷彿させる気品と日本料理の繊細な美を感じました。外国人とはいえここまでの高い調理技術とそれに裏打ちされた日本料理に対する思いを目の当たりにし、フランスにいながら何か新しい日本を感じる不思議な体験でした。

     

    審査を務めた竹中氏は、Wojciech Popow選手の料理について、

    「第一に”料理を作る姿勢”だと思います。食材への向き合い方。料理を作るときの食材への”敬意”、そして美味しく食べていただこうという”気持ち”が日本人的であったと思います。強すぎず、しかも主張のあるお加減(味付け)や美しい盛り付け、そして繊細な彩りと香りの使い方などが、他の選手と比べても群を抜いていました。彼の中にある”日本料理”への敬意が全て込められた一碗であったと思います。それは料理に対しても、家族に対しても同じで、彼の優しさが料理に乗り移ったのではないでしょうか?素晴らしいお料理でした。」とコメント。

    料理の技術はもちろんのこと、食材の扱い方や日本料理に対する気持ちなど、その内面までもが料理に表現されていたことが優勝の決め手になったようです。

    実は予選大会だけでなく、当日には、日本料理講習会と料理のデモンストレーションも行われました。

    日本料理講習会では、林氏が講師となり、四季を大切に素材の持ち味を活かす日本食の魅力をはじめ、旨味についての話、日本食に関する知識・調理技術・衛生管理など日本食料理人に求められる知識を凝縮した講義が行われました。

     

    調理デモンストレーションでは、林氏と竹中氏による「季節の茸ご飯」と「鴨の治部煮」が披露されました。鴨肉は脂を減らすためフライパンで焼くと、暫くするとジビエらしい甘く濃厚な香りが会場に広がりました。因みに、諸説ありますが「治部煮」とはフランス語の「ジビエ」から作られた言葉ともいわれているそうです。

    こちらは完成した料理!茸の炊き込みご飯の香りもふわっと鼻をかすめます。

    そして、弾力のある甘い鴨肉に軽く揚げた粟麩、一口で口の中に芳醇な香りと旨みが広がりました。鴨肉の風味や濃厚な旨味、鴨肉の甘さとタレの絶妙な塩加減の逸品。鴨肉をほっかほっかの茸ご飯と一緒に食べると、最高のコンビネーションでした。

    最後に、東京の決勝大会には、各予選大会から選出されたシェフ6名が挑みます。皆様、選手達を是非応援してください。取材を通じてフランスをはじめヨーロッパに、これだけの日本料理の技術を身につけたシェフ達がいることに驚きでした。今後の彼らの活躍も期待したいです。

  • 日本食材を使ったフレンチやスイーツを紹介!パリ「Taste of Japan in Paris ~Trends in Japanese Cuisine~ 」

    27.December.2019 | FEATURES / FOOD

    「ル・ピュルガトワール・54」はパリ10区にある現代美術と美食文化をメインとする特別なオープンスペース。オーナーのアラン・シレリさんこだわりのモダンで落ち着いたデザインに料理イベントに欠かせない広いキッチンスペースが地下に用意されています。

     

    そんな素敵な場所で2019年11月4日に日本国農林水産省が主催する日本産食材とサポーター店PRイベント「Taste of Japan in Paris ~Trends in Japanese Cuisine(日本食のトレンド)」が開催されました。

    イベントでは、フランスでも入手出来る日本産食材を使って、和食・フレンチ・スイーツをそれぞれシェフとパティシエが調理。デモンストレーションを通じてフランスの人たちに日本産食材の魅力や活用方法を発信していきます。

     

    和食担当の竹中徹男シェフをはじめ、フレンチの手島竜司シェフ、そしてスイーツはパティシエの石原三記子さんがデモンストレーションを披露しました。

    まず、竹中シェフが紹介するレシピは白味噌汁と和牛の塩糀焼。

    竹中シェフは【京料理 清和荘】の三代目を務めながら、海外でも「日本食の魅力」を多くの人に知ってもらうため様々なイベントに参加されています。

    「日本食の基本はやはりダシ。」そう言いながら、シェフは昆布のみのダシと、鰹節をいれたあとの昆布ダシをフランスの方々に試飲してもらいます。

     

    試飲した人々からは、「おいしい ! 」「まろやかだわ。」というコメントが。

    竹中シェフによると、ダシに馴染みのない海外の方も”おいしい” と感じるのは、海外で日本産食材の利用が増えつつあり、その「香り」に慣れてきたからだそう。

    12年前、竹中シェフの先輩方がフランスの料理学校で日本のダシを外国人の方に試飲してもらった時は、みなさんその味わいが苦手だったようです。フランスの人たちがダシをおいしいと感じるのは、日本産食材がフランスに浸透している証なのですね。

    完成した白味噌汁はとても甘く、ほうれん草の優しい苦味と相性が抜群でした。

     

    二品目は和牛の塩糀焼を調理します。「麹(糀)」とは穀物をカビ発酵させたもの。豊富に酵素を含んでおり、美容の面でも注目されています。

    じゅわっと焼きたての和牛に竹中シェフが山椒をかけると・・・

    喉が鳴るような音と香りで観客の視線は程よい脂の照りを見せる和牛に釘づけ!

    和牛の塩糀焼を一口食べると、あっという間に口の中で溶けてしまいました。

     

    続いては、フレンチの手島竜司シェフが手がける「和牛のしいたけのバロティーヌ/発酵牛乳/じゃばら酢のジュレ」と、「コンテチーズと西京味噌のラヴィオリ」。

    フレンチの奥深さに心を打たれ、26歳で渡仏した手島シェフ。16区にある凱旋門に近い「Restaurant PAGES」はなんとオープンからたったの1年半でミシュラン1つ星を獲得しました。

    シェフが手がける、日本産食材を使った日仏の「マリアージュ」料理が楽しみです。

    調理スペースには、和食 によく使われる食材以外にも、フレンチらしいコンテチーズや生クリーム、シブレットが用意してあります。

    そこで ひときわ目を引いたのは、綺麗な深い緑色の液体が入った瓶。

    「これは ?」と一人の観客が尋ねると、手島シェフは「青海苔のグレープシードオイルです」と答えました。ペパンオイルはクセがなく、香りもほぼしないため青海苔と合わせるのはもちろん、色々な食材と混ぜるのがおすすめだそう。観客は目をキラキラさせながら瓶を眺めていました。

     

    手島シェフは西京味噌の香りをもっと香ばしくするため、味噌を火で炙りました。

    食欲を誘う甘い香りが・・・!

    お腹が鳴ってしまいます。

    手島シェフがこのイベントのために調理した特別メニューがあっという間に完成。

    シブレットのフレッシュさと甘い脂がのっている和牛。

    中からは山椒の香りがふわっと。

     

    食べてみると椎茸の深い味とまろやかなマスカルポーネとリボの乳のソースがとても合います。美味しい日本酒やワインにピッタリの味わいです。

     

    とても可愛らしいバトーの形のラヴィオリ。作りたてで、中はほっかほか。コンテチーズと香ばしい西京味噌の組み合わせのクリームがとろり。日仏のマリアージュ、素敵です !

     

    最後の調理デモンストレーションは特に甘党のみなさんが楽しみにしていた、スイーツ。

    石原パティシエが担当です。嬉しいことに4品も !

    石原パティシエは1区にある「パレ・ロワイヤル」のレストランで2017年パティシエとしてミシュラン一つ星を獲得。さらに2019年からは「クラウン・プラザ パリ」にてパティスリー責任者を務めています。

     

    豆乳パンナコッタ、抹茶ケーキ、グラノーラのローズ・デ・サーブル。

    そして豆乳のチョコトリュフ。

     

    どれも美味しそう。

    石原パティシエが可愛く盛り付けた、カラフルでフルーティなスイーツに観客も興味津々。

    また、ヘルシー&ビーガンがトレンドの今。豆乳は特に注目を浴びていました。

    「豆乳のパンナコッタって癖があると思ったらこんなにも食べやすいのね。」、「抹茶のケーキが大好きなんだ。」、「このトリュフも豆乳かい ? 驚いた。とてもさっぱりしている。」などなど嬉しそうにスイーツを頬張る人たち。

     

    甘すぎず、抹茶のほろ苦さと豆乳のまろやかさが絶妙のバランスで、とってもフレッシュ。また、パンナコッタの硬さもちょうどよく、ライスグラノーラのカリカリ食感と、とても合いました。

     

    石原パティシエはここ数年、パリで日本産食材が多く取り扱われるようになったと言います。スイーツやフレンチでも様々なキュイジニエ(料理人)達が日本の食材に魅了されているそう。その中でも、「ゆず」、「抹茶」、「黒胡麻」、「あんこ」などが特に人気なんだとか。

    フレンチのコース料理で和菓子を食べる日も近いかもしれません。

     

    イベントには調理デモンストレーションで使われた日本産食材を紹介するブースや、まだまだパリでは珍しい日本の調味料・食材が展示されているブースがありました。

    「山椒」、「塩麹」、「椎茸」を提供した日本産食材を輸入する「UMAMI」。

    ブースに並べられた様々な食材を、フランスの人たちが興味深く試食したり、質問していました。

    来場者に聞いてみると、家でよく日本料理を作っているそうで、今回も日本の食材を探しにきたそう!すごい!

    LUPICIA Co., LTD.」は東京でも有名なお茶屋さん。パリでもとっても人気なお店です。

    「パリジャンに一番人気なものは ?」と尋ねたところ、

    「煎茶や玄米茶ですね。デトックス効果を求めて買うお客様が増えているんですよ。今では日本茶は馴染みのあるものです。」と教えてくれました。

    MURASE Co. , LTD. 」はお米やお米の加工品を製造・販売している企業です。このブースで気になったのは、石原パティシエが使用していた「グルテンフリーの米のグラノーラ」。きな粉味、メイプル味、そしてダシ味もありました。メイプル味が人気なのかなと思いきや、パリジャンに人気なのはきな粉味だそう!

     

    今回一番興味深かったのは、「日本産食材」がパリの人にとって「発見」ではなくなりつつあること。そして、「醤油」と言えば誰でも分かり、「味噌」を使っている人も増えてきていること。

    フランス人の日本食に関する興味がこのまま増えていけば、もっとディープな日本産食材が紹介され、食材の活用方法をより知ってもらうことができそうです。

    日本食を食べるだけでなく、これからは ”外国人が日本食を自分で作る” フェーズに入っていくのかもしれません。

     

     

    <イベント出展社リスト>

    UMAMI https://www.umamiparis.com/fr/

    FOODEX https://www.foodex.fr/

    LUPICIA CO., LTD.  http://www.lupicia.fr

    Takara Food’s CO., Ltd https://www.takara-jp.com/

    FUJI OIL HOLDINGS INC.  https://www.fujioilholdings.com/en/

    MURASE Co., Ltd.  https://www.murase-group.co.jp/

    Sumiya Bunjiro Brewery Co., Ltd.  http://www.mikawamirin.com/en/

    HAKKAISAN BREWERY CO., LTD.  https://www.hakkaisan.com/ *

     

    *pour acheter le produit, visitez GALERIE K PARIS https://galeriekparis.com/eshop/

    ÔYA Paris-boeuf japonais https://www.oyaparis.eu/

RANKING

  • DAILY
  • MONTHLY

FOLLOW US