京都三条の町家を改修したホテル「nol kyoto sanjo」誕生

15.September.2020 | SPOT

東急不動産株式会社は、ホテル「nol kyoto sanjo(ノル キョウト サンジョウ)」を京都市の中⼼街「烏丸御池」駅徒歩5分の好⽴地において2020年11⽉1⽇(⽇)に開業することを発表した。

 

私が私らしくいられる場所

⽇本のホテル市場において、宿泊顧客のニーズは多様化し、ホテルに対しても利便性や経済性だけではなく、⾃分の好みやこだわりに合った質を求める動きや、滞在時間中の過ごし⽅を重視する動きが⾼まってきている。京都三条という旅先での⽇常に触れながら、⾃分の家で過ごしているかのような快適さを感じて欲しいという想いから、「⾃分らしく、普段通りに、その地域を楽しめるホテル」をめざし、「nol kyoto sanjo」と名づけられた。

 

「京を纏い、三条に暮らす」

デザインコンセプトは「Kyoto Vintage」。三条通りはかつてから京都のメインストリートで、便利な街中にありながら、古都ならではの⽇本建築だけでなく明治時代に建てられた近代建築も⽴ち並ぶ。ホテルの外に⼀歩踏み出せば、モーニングの有名な喫茶店や地元の⾷材を使った飲⾷店、昔ながらの便箋屋などが広がり、この街と⼈々との触れ合いは、京都での⽇々を⾝近なものにする。京町家で過ごすひととき、和の装いの中での寛ぎなど、「この地ならでは」を是⾮肌で感じて欲しい。

 

町家を改修した宿泊者専用ラウンジ

ホテルの敷地には江⼾時代より続く町家があり、かつては京都中京で創業した⽇本酒造キンシ正宗の販売所として使われてきた。町家の趣きを残すため、町家改修の第⼀⼈者である⿂⾕繁礼⽒にデザイン・設計を依頼。エントランス部分は、本物の町家の中で寛ぐことができる宿泊者限定ラウンジとして利⽤できる。また、キンシ正宗の⽇本酒を味わえるウェルカムドリンクも楽しめる。

 

中長期滞在にも対応したハイグレードな客室

客室は古き町家を通り抜け、象徴的な坪庭の先に位置している。2名用タイプから4名用、更に和室付きでより広々と利⽤できる全3タイプ・48室の客室。デザイナーに橋本⼣紀夫⽒を迎え、町家とともに年⽉を経て熟成されたような素材感を⼤切にした上質なテイストの客室で、ヒバの浴槽の⾹りを感じながら旅の疲れを癒し、ゆっくりと寛ぐことができる。各客室には電⼦レンジや洗濯乾燥機、標準客室にはミニキッチンを設けており、中⻑期滞在にもピッタリ。京都ならではの⾷料品が揃う活気溢れる商店街として⼈気を集める「錦市場」で買ってきた⾷材を客室で楽しむことも可能だ。

 

古都・京都から発信する新しいカタチ

古さと新しさ、そんな対照的な要素が混ざり合った三条。不思議な魅⼒や新しい発⾒がこの街にはある。街歩きの後は、居⼼地の良さを追求した町家ラウンジでその⽇の出来事をつまみに⽇本酒を。古き良き⽇本⽂化を継承し、新しいカタチに変えていく。「nol kyoto sanjo」はそのような空間であり続ける。

 

古くから使われる町家を改修し再活⽤することで、町家が年々減少する社会課題に対応し、「京町家」や「酒」を中⼼とした京⽂化を国内外へ発信し、⽂化振興及び京都の持続可能な観光業の促進の⼀助となることを目指していく「nol kyoto sanjo」で、伝統ある京都の町家の魅力を感じよう。

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    フロントでチェックインして部屋に到着すると、早速ドアの外からBT21キャラクターがゲストを温かく出迎える。一部今回のコラボのためだけに描きおろされたイラストは必見!

    客室内ではBT21のキャラクターが大集合して、ゲストの到着を待つ。キャラクターと一緒にゆっくりくつろいだり、ケーキを食べたり、お茶を飲んだり…自分だけのホカンスを楽しもう。

    バスルームのミラーにはSNS映えバッチリの、BT21のキャラクターと一緒に撮影できる顔出しフォトスポットが用意されているので、記念撮影はお忘れなく!

    さらに夜になって室内を暗くすると、天井からキャラクターたちが覗いているかのような楽しいサプライズも。眠りにつくその瞬間まで、BT21のキャラクターたちにやさしく見守られながら過ごすことができる。

    BT21の5周年を一緒に盛り上げるサポーターとして、2023年から全7社より順次発売される限定カラーのぬいぐるみやマスコットが、#にじいろるーむ 宿泊者先行で特別に展示される。BT21キャラクターに囲まれた部屋で「ぬいどり」を楽しもう!

    当プランを利用した人限定で、ここでしか手に入らないオリジナルノベルティグッズ6種類がプレゼントされる。ホテルならではのグッズから日常使いできるものまで、幅広いラインアップが登場。また、オリジナルノベルティグッズ6種に加えて、寒い季節にぴったりのふわふわ素材のルームウェア付き特別プランも販売される。ホテルステイをさらに充実させてくれること間違いなしの完全オリジナルルームウェアで、くつろぎのホカンスを過ごしてみてはいかが?

     

    ©BT21

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    「一楽」リビング

    「一楽」ベットルーム

    「七楽」リビング

    「五楽」バスルーム

    「七楽」バスルーム

        10軒の町家からなる当施設は、ホテルでありながらそれぞれが独立した京町家でもあり、「十室の愉しみ」をコンセプトに、全室が異なる設えとなっている。  

    サロン全景

    庭とサロン

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    グローバルクリエイティブエージェンシーmonopoと、創業100年を迎える京都西陣の帯ブランド織楽浅野は、国際的に活躍するクリエーターとのコラボレーションにより、職人の物語をデジタル体験できる「帯」を制作した。新しい視点で切り取った日本の伝統工芸を、楽しむことができる。   QR帯というユニークなストーリーテリングの手法を用い、プロダクトとコンテンツを融合することで西陣織の価値を再定義。帯に織り込まれたQRコードをスマートフォンで読み取り、帯ができる過程やコンセプトをデジタル上で体験できる特設Webサイト・映像を公開した。実際の帯を見ることができなくても、世界中の人々が西陣織の歴史と工芸を目にすることで、京都のものづくり文化について世界中の人々に発信する。古都、京都。日本が誇る伝統や歴史を大切に守り、現代まで継承してきた場所。パンデミック前は、訪日ブームや日本文化の世界的な流行により、 街は大きな賑わいをみせている。しかし2020年に起こった世界的なパンデミックにより、街は一変。祇園周辺に溢れていたたくさんの観光客は姿を消し、各名所も今までが嘘だったかのようにしんと静まりかえった。しかし、日本が国境を開放した今、また注目が集まっている。   伝統を守りながらも時代への挑戦を続ける「織楽浅野」の姿勢と、グローバルとデジタル領域のクリエイティブに強みを持つmonopoがタッグを組むことで、今回のプロジェクトが実現した。プロジェクトでは、帯の制作だけでなく、帯の柄から読み込めるQRコードから閲覧できる特設Webサイト・本プロダクトストーリーを伝える映像コンテンツが公開された。   日本のローカル文化の魅力をグローバルに伝えているmonopoの今後の取り組みから目が離せない。