日本初公開の作品が並ぶムーミン コミックス展がひろしま美術館にて開催

25.June.2021 | ANIME&GAME / SPOT

ムーミン コミックス展がひろしま美術館にて2021年7月17日(土)から9月5日(日)開催する。世界的な人気ものムーミンで知られるトーベ・ヤンソンと、弟ラルス・ヤンソン。今回は、その姉弟によって新聞に連載されたマンガ「ムーミン コミックス」に焦点を当て、キャラクター設定やスケッチ、原画など、日本初公開となる約280点を紹介。



 

トーベ・ヤンソンは、最初にムーミン童話をてがけた1945年から2年後、1947年にフィンランドの「ニィ・ティド」紙ではじめてムーミンのコミックス(マンガ)を描いた。同紙で2年間連載された後、1954年からはイギリスの「イブニング・ニューズ」紙での連載を始めた。連載当初、弟のラルス・ヤンソンは主にセリフの英訳を担当しただけだったが、しだいに絵はトーベ、あらすじをラルスが行うようになり、1960年以降はラルスが一人であらすじと作画も手がけた。こうして通算20余年間にわたってコミカルでユーモラスなムーミンたちの姿を描いたコミックスが紙面をかざることになったのだ。姉弟が育んだこの「ムーミン コミックス」によって、ムーミンが世界的に広く知られるようになり、今日の揺るぎない人気を得るに至ったと言えるだろう。

 

今日の揺るぎない人気を得る契機となった新聞マンガにおける、ムーミンのコミカルでユーモラスな世界をお楽しみに。

 

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    チームラボ《天守曲輪》

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    チームラボ《石垣に住まう花と共に生きる動物達》

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    チームラボ《忘却の礎石にたちつづけるものたち》

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    チームラボ《お絵かき武将》

    チームラボ「お絵かきファクトリー」

      他にも、福山城の空間をそのまま使った作品群が複数展示される。 福山城は、江戸時代初期(1622年)、天下平定後に築城され、近世城郭においては、最後の大規模な新規築城となった。明治時代に入り、廃城令を免れた天守は昭和初期に国宝に定められたが、第二次世界大戦の空襲によって焼失、その後1966年に御湯殿・月見櫓とともに再建された。そして、築城400年を迎えた2022年8月、天守には全国唯一といわれる北側鉄板張りが復元された。 チームラボは「Digitized City」というアートプロジェクトを行っており、非物質的であるデジタルテクノロジーによって、建造物や場を物理的には変えることなく、場をそのままアート空間に変える。 長い時間をもつ福山城が作品空間となり、その作品空間は、自然の中で吹く風や雨、その場所にいる人々のふるまいの影響を受けながらインタラクティブに変容し、人々を自然とともに作品の一部、そして、長い時間の一部にしていく。それにより、作品と人々と自然、自分と他者、現在と過去が境界なく連続していく。   福山城の空間が、人々の存在、そして自然のふるまいによって変化し、現在と過去が交差するアート空間へ足を運んでみては?  

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    ムーミンスペシャルルーム・通常バージョン (イメージ)

    ムーミンスペシャルルーム・リトルミイバージョン (イメージ)

    オリジナルアメニティ「タオルセット」/「ムーミンバレーパークからの贈り物」 キャンバストートバッグ/サーモボトル

        ムーミンバレーパーク公認のオフィシャルホテルとなり3年目を迎える今年は、部屋の一部デザインや宿泊プラン限定のアメニティ等を刷新する等、これまでとは違う雰囲気で楽しめる「ムーミンスペシャルルーム」の2部屋が登場。ムーミンバレーパークと合わせて部屋でも世界観を楽しもう!