大英博物館所蔵の高精細複製品「秋冬花鳥図」奈良の談山神社へ奉納

01.July.2018 | SPOT

特定非営利活動法人 京都文化協会とキヤノンが共同で取り組んでいる「綴(つづり)プロジェクト」。その第11期作品として、英国大英博物館所蔵「秋冬花鳥図」(狩野派筆)の高精細複製品が奈良県桜井市の談山神社に奉納された。

 

「綴プロジェクト」は、オリジナル文化財の保存と高精細複製品の活用を目的として京都文化協会が主催し、キヤノンが共催して推進している社会貢献活動。キヤノンの入力・画像処理・出力に至る先進のデジタル技術と、京都伝統工芸の匠(たくみ)の技を融合。屏風や襖絵、絵巻物など古くから日本に伝わる貴重な文化財の高精細な複製品を制作して寄贈している。

今期の作品より、複製品の制作過程で使用するカメラやレンズなどの機材を刷新。これまで以上に高精細な複製品を実現している。「秋冬花鳥図」の高精細複製品を旧蔵元である談山神社に奉納することで、日本絵画の名品の“里帰り”が実現した。

 

第11期作品「秋冬花鳥図」は、江戸時代の狩野派の作と伝えられており、雁・鴨・白椿・千両など秋冬の景物が描かれた襖絵。オリジナルは、「大化の改新」の中心人物である藤原鎌足を御祭神とする奈良県の談山神社旧蔵という来歴が明らかな点や、桃山時代から江戸時代初期にかけての狩野派の特徴を顕著に伝える点で重要とされている。また、大英博物館が所蔵する日本美術品の中でも代表的な作品と位置づけられている。

 

本作品は、談山神社の重要文化財である神廟拝所(しんびょうはいしょ)に常設展示される予定。参拝者は随時、鑑賞できるようになっている(拝観料は別途必要)。また、「綴プロジェクト」第11期「秋冬花鳥図」の活動に関する記録映像も展示場所およびキヤノンのホームページで8月中旬から公開される予定だ。

奈良に訪れた際は日本の代表的な作品のひとつ「秋冬花鳥図」を鑑賞しよう。

 

■Information談山神社

住所:奈良県桜井市多武峰319

TEL:0744-49-0001

談山神社ホームページ

URL:http://www.tanzan.or.jp/

綴プロジェクトホームページ

URL:global.canon/ja/tsuzuri

 

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  • 見逃せない!この秋おすすめのアート展示会6選

    28.September.2021 | FASHION / SPOT

    自粛生活が続き思うように出かけることができない今、密を避けて安全に楽しめるアート展示会をピックアップしてご紹介。自然の中で楽しむ現代アートや、日本の歴史を紐解き、その文化を垣間見ることができる日本画展など幅広いジャンルの展示会が勢揃い!

     

     

    【新潟県】さどの島銀河芸術祭 作品『状景を紡ぐ』展示

    佐渡ヶ島における山の生産システムや佐渡金山の歴史的な繋がりを想起させるアート作品。

    展示期間:2021年10月2日(土)まで

    詳細:https://www.moshimoshi-nippon.jp/ja/497623

     

     

     

    【北海道】JOZANKEI NATURE LUMINARIE-WATTER LIGHT VALLEY-

    今年6年目の開催となるライトアップイベントでは、自然の美しさと秘められた生命観を演出している。ナイトウォークも開催中。 

    開催期間: 2021年10月20日(水)まで

    詳細:https://www.moshimoshi-nippon.jp/ja/487179

     

     

     

    【京都府】京都国立近代美術館「発見された日本の風景 美しかりし明治への旅」

    ヒトやモノが国境を越えて流動した19世紀後半、日本の近代の始まりの時代である明治にフォーカスし、当時の油彩画・水彩画を通してその時代を紐解く。

    開催期間:2021年10月31日(日)まで

    詳細:https://www.moshimoshi-nippon.jp/ja/497368

     

     

     

    【佐賀県】「ボルボ チームラボ かみさまがすまう森」

    アート集団チームラボが九州「御船山楽園」で開催中の、大自然アート展「ボルボ チームラボ かみさまがすまう森」が期間限定で秋の装いに変わる。

    開催期間:2021年11月7日(日)まで

    詳細:https://www.moshimoshi-nippon.jp/ja/496134

     

     

     

    【兵庫県】『六甲ミーツ・アート芸術散歩2021』

    神戸市六甲山上にて六甲山上を周遊しながら、点在する現代アート作品を自然の中で楽しむことができる。一部の作品は開催期間中もアーティストによって作品に手が加えられ変化していく。

    開催期間:2021年11月23日(火・祝)まで

    詳細:https://www.moshimoshi-nippon.jp/ja/498401

     

     

     

    【東京都】江戸東京博物館「ひきつがれる都市の記憶-江戸東京3万年史」

    旧石器時代から現代まで、人々が暮らす東京の歴史を、それぞれの当時を物語る遺構や資料を通して振り返る。2022年4月より大規模改修工事開始のため、休館予定。

    開催期間:2021年12月5日(日)まで

    詳細:https://www.moshimoshi-nippon.jp/ja/498009

     

     

     

    TEXT:Natalie(MOSHI MOSHI NIPPON)

  • 福岡「チームラボフォレスト」作品が期間限定で秋の景色に

    22.September.2021 | FASHION / SPOT

    アート集団チームラボが福岡市にオープンした常設ミュージアム「チームラボフォレスト 福岡 – SBI証券」が、2021年9月18日(土)から、期間限定で秋の景色を展示する。高低差のある立体的な世界は、秋の花々でできた動物たちが歩き回る。ほかにも、季節限定で複数の作品が秋の様相になるのでお楽しみに!

     

    チームラボフォレスト ハイライト

     

    うごめく谷の花と共に生きる生き物たちteamLab, 2020

     

     

    花と共に生きる動物たち II teamLab, 2019

     

     

    ふわふわな地形のつぶつぶの地層 teamLab, 2020

     

     

    群蝶、儚い命 teamLab, 2020

     

     

    チームラボの作品は、季節によって変化することも特徴のひとつ。本展においても、実際の季節とともに移ろう作品が、今の時期だけ秋の装いに変わる。「運動の森」にある、花々でできた生き物たちが立体的な世界に生息している「うごめく谷の花と共に生きる生き物たち – A Whole Year per Year」は、秋の季節限定で、秋の花々でできた動物たちが歩き回る。
    また、多様な色の粒が降り注ぎ、地層模様を描く「ふわふわな地形のつぶつぶの地層 – A Whole Year per Year」や、群蝶が季節ごとに色を変えながら舞う「群蝶、儚い命 – A Whole Year per Year」も、秋の季節ならではの色彩に変化する。

     

     

    チームラボフォレストは、アートコレクティブ・チームラボによる「捕まえて集める森」と「運動の森」からなる新しいミュージアム。「捕まえて集める森」は、「捕まえ、観察し、解き放つ」をコンセプトに、自らの身体で探索し、発見し、捕まえ、そして、自ら捕まえたものをきっかけに興味を広げていくことを主眼とした新しい「学びの空間」となっている。スマートフォンを片手に探索し、様々な動物を捕まえ、観察し、自分のコレクション図鑑をつくっていく。

     

     

    「運動の森」は、「身体で世界を捉え、立体的に考える」をコンセプトに、空間認識能力を鍛える新しい「創造的運動空間」となっており、複雑で立体的な空間で、強い身体性を伴って、身体ごとインタラクティブな世界に没入することができる。

     

    秋の花が咲きわたるチームラボフォレスト 福岡をお見逃しなく。

     

     

  • 「俵万智展 #たったひとつのいいね 『サラダ記念日』から『未来のサイズ』まで」延長決定

    22.September.2021 | FASHION / SPOT

    「ところざわサクラタウン」内、「角川武蔵野ミュージアム」4Fのエディット&アートギャラリーにて、2021年7月21日(水)からスタートした企画展 「俵万智展 #たったひとつのいいね 『サラダ記念日』から『未来のサイズ』まで」が、2021年12月5日(日)まで会期延長することを発表した。

     

     

     

    俵万智は、1986年に角川短歌賞を受賞、その翌年刊行した、口語体を交えた歌集『サラダ記念日』が300万部を記録し、流行語大賞になるなど社会現象を巻き起こした。それから35年、現在まで6冊の歌集を刊行、 2021年に短歌界の最高賞である迢空賞を受賞した最新歌集『未来のサイズ』に至るまで 恋、性愛、出産、シングルマザー、育児、3.11、引っ越し、石垣島に移住、環境、子の成長そしてコロナ――自身の日常をモチーフにみずみずしい歌を発表し続けている。

     

    今回の「俵万智展 #たったひとつのいいね 『サラダ記念日』から『未来のサイズ』まで」は、そんな俵万智の30余年にわたる歌業において初めての本格的個展としてメディアの注目を集め、7月21日(水)にスタートして以来、俵万智の歌と人生を通して昭和、平成、令和の時代を感じながら、観覧者それぞれの人生と響き合うような展示が来場者からも大変な好評を得ている。

     

    俵万智が、文字で表現する日常に触れてみては?

     

  • 「のせでんアートライン2021 ―「光」と「音」と「食」の芸術祭 ― 」開催決定

    21.September.2021 | FASHION / SPOT

    能勢電鉄沿線の一市三町にまたがるエリアで隔年開催している地域の芸術祭「のせでんアートライン2021 ―「光」と「音」と「食」の芸術祭 ―」が、2021年10月30日(土)から11月23日(火・祝)までの期間限定で開催される。

     

    2013年の能勢電鉄開業100周年事業として始まった、「のせでんアートライン」は2021年で5回目を迎える。妙見山を中心に、兵庫県川西市、猪名川町、大阪府豊能町、能勢町の一市三町で開催し、この地で生きる人々とアーティストが一体となってつくる2年に一度の芸術祭となっている。

     

    のせでんアートライン2021のテーマは「Enlarged Mentality」視野の広い思考様式)」。それぞれの個人が持つ「主観的」な五感や思想や文化を、共有し分かち合う「客観的」な世界に適合していくことで、新しい未来を考える機会を生み出す。2021年、開催地域である川西市・猪名川町・豊能町・能勢町というこの地で生きている人たちとともに、そこに居合わせるあらゆる人のパースペクティブで見た、歴史・産業・伝統と接続した芸術祭を開催する。まず妙見山の「芸能信仰」「北極星信仰」から着想を得た「音」と「光」を中心とする芸術制作を行い土地の歴史、風土、民俗に由来し人の手によって丁寧に生み出された「食」や「暮らし」を拡張させる取り組みを展開。これは「文化」の語源となった「CULTIVATE(耕し養う、住まう、気遣う、慈しみ保存する_」を体現する表現であり、芸術を通した「生」の喜びを体験できる場の創造や人との出会いを目指すものとなっている。

     

    音楽祭や野外シアターも楽しめるのせでんアートライン2021」に参加してみては?

     (C)Kousei Ikeda(SPEKTRA)

  • 寺田倉庫のアートギャラリーカフェ「WHAT CAFE」にて「WHAT CAFE x DELTA EXHIBITION -EXPANSION-」展開催

    20.September.2021 | FASHION / SPOT

    アートギャラリーカフェ「WHAT CAFE(ワットカフェ)」が、2021年9月25日(土)から10月24日(日)までの期間中に、「WHAT CAFE x DELTA EXHIBITION -EXPANSION-」展を開催する。WHAT CAFEは、アート業界の未来を担うアーティストの支援を目的とした芸術文化発信施設。ギャラリーとカフェが融合するアートな空間で、食事や飲み物を楽しみながら、アート作品を鑑賞・購入することが可能だ。

     

    パク・ジへ「Flash FINCH」

    松村咲希「combination-cut in 2」

    鈴木由衣「自由浮遊惑星を駆ける」 

    杉山卓朗「real screen」

     

     

     

    今回開催される展覧会は、既存の枠にとらわれない視点で、ギャラリー・アーティスト・コレクターをつなぐ新たな「場」の創造を目的に、アートフェアやエキシビションを企画・開催するアートプロジェクト「DELTA」の活動にWHAT CAFEが共感し実現した。本展では、 東京・大阪・京都の3都市を拠点に先鋭的な企画展やアーティストを発信しているギャラリー7軒から厳選された総勢17名のアーティストによる作品、約60点 を展示。現代を生きるアーティスト達の作品は、人々が直面している時代のさまざまな側面が反映され多くの示唆に富んでいる。本展では、作品鑑賞という非言語のコミュニケーションを通して、作品に内包されているアーティストの考え方や感性、既存の枠を広げようとする姿勢に触れることで、鑑賞者の視座や思考がさらに多様かつ柔軟に 「拡張(EXPANSION)」する機会を提案する。



    アートに触れるWHAT CAFÉにて行われる期間限定の展示会へ足を運んでみては?

     

  • 新型コロナ感染症対策の支援を目的にしたアートチャリティオークション開催

    20.September.2021 | FASHION / SPOT

    東京のポーラ ミュージアム アネックスが、昨年、新型コロナウィルス感染症対策の支援を目的に開催したチャリティオークションについて、今年も「Find your travel」展として2021年 11月12日(金)から12 月5日(日)まで開催する。

     

     

    柏原由佳「Lemon Tree」2020年 アクリル、油彩、キャンバス

     

    野口哲哉「POLA Dot or snowball~土佐光吉源氏物語色紙絵 夕霧に基づく~」2020年 アクリル

    中村萌「our whereabouts」2021年 楠、ブロンズ、油彩

    ヒグチユウコ「Philanthropy」2020年 麻紙、ペン、水彩

    舘鼻則孝「Baby Heel-less Shoes」2020年 牛革、豚革、染料、金属ファスナー、コーティングクリスタルガラス


    昨年の当ギャラリー初となるチャリティオークションでは、沢山の支援と協力を得て、その収益の全額となる合計9,145,000 円を日本赤十字社における「新型コロナウィルス感染症への対応等に関する寄附金」として、寄付をした。しかし、現在も感染拡大がおさまらず、新型コロナウィルスへの対応が長期化するなか、第一線で奮闘している医療従事者の人々に対して、当ギャラリーが「できること」を考え、今年もチャリティ企画を開催するに至った。

     


    今回もこの主旨に賛同した当ギャラリーで関わりのあるアーティスト20名が、各1点、「旅」をテーマに作品を制作する。計20点の作品は展示会場で観覧するだけではなく、サイレントオークション形式にて、オンラインにて入札することができる。各作家が表現するさまざまな「旅」を通して、旅気分を味わったり、落ち着いたらどこへ行こうかと想像して楽しんだりと笑顔を届けできるイベントになってほしいとの思いが込められている。なお、今回もオークションでの収益は全額、日本赤十字社への寄付を予定。

    第一線で奮闘している医療従事者への感謝を込めたチャリティオークションから目が離せない。

  • 現代美人画家・池永康晟が俳優・翔を描いた新作展が銀座 蔦屋書店にて開催

    20.September.2021 | FASHION / SPOT

    東京・銀座 蔦屋書店が、日本画家の池永康晟(いけなが・やすなり)による新作展「少年・翔」を2021年9月25日(土)から10月15日(金)までの期間中に、銀座 蔦屋書店アートウォール・ギャラリーにて開催する。

     

    池永康晟 「體育・翔」2021年

    池永康晟 「睨める・穂波」2015年

     

     

    現代美人画のトップランナーとして活躍する池永康晟。10年以上の歳月をかけ追求してきた独自の手法による美人画は、2012年に第8回菅楯彦大賞展佳作賞の受賞を契機に大きな注目を集め、現代美人画というジャンルを確立するに至った。亜麻布に岩絵具を刷り込み洗浄を繰り返すことで得られる独自の肌の色は池永の美人画の大きな特徴であり、描くモデルの個性をつまびらかにするその作風は、日本画において人物を描くことを再定義したと言えるほどの独自性と存在感を持っている。



    「少年・翔」と題された本展では、2006年生まれの俳優でモデルの翔を描いた新作を発表。池永にとって初めての少年をモチーフとした作品とともに、2015年の「睨める・穂波」といった美人画代表作のアーカイバルプリント版も展示販売する。現代美人画の第一人者が描き出す少年・翔や女性たちの艶やかな姿をお見逃しなく。

     

  • 室町時代より続く能楽の名門・宝生流×写真家・瀬尾浩司コラボイベント開催

    19.September.2021 | FASHION / SPOT

    室町時代より続く能楽の名門・宝生流と写真家・瀬尾浩司とのコラボレーションイベント、「夜能 平家物語『清経』 ×BEYOND PHOTO BY HIROSHI SEO」。平家物語『清経』の悲恋の修羅の物語と、 瀬尾の写真作品『BEYOND』が、物語の鍵となる「水」をテーマに繋がる特別共同企画展を2021年 9月24日(金)より期間限定で開催する。 秋の夜、能と写真展が一つになった異色のコラボレーションで、古代と現代のアートが重なる新しい世界に触れてみては?

     

    夜能 平家物語『清経』のあらすじ

    平清経の家来・淡津三郎は、都に残った清経の妻に清経の入水の事 を報告し、船に残されていた形見の黒髪を手渡す。妻が形見を前に、夢になりとも姿が見たいと嘆き悲しむと、清経の霊が在りし姿で現 れる。清経は自死して行く自分からせめて贈った形見への想いを述 べ、入水までのいきさつを仕方話に語り、修羅道に落ちた苦しみを見せて去って行く。恋の修羅と言われる異色の修羅能。

     

    写真展「BEYOND PHOTOBY HIROSHI SEO」

    2020年、世界を一変させた新型コロナウイルス。世界中を巻き込む混 乱の中でもアーティストたちはこの世界の新しい方向性を見出すため の模索をしていた。写真とは、この世の中にある現実の世界を切り 取った断片に他ならないが、写真家の目を借りることで、世界の新しい捉え方を見ることができる芸術となっている。今回は、本展のために日本の能舞台の3分の1が集まる能の地・佐渡島にて撮影された新作を加えた数点を発表。清経が最後に見た水面と重なり合うイメージの連鎖が、古代と現代の新たな物語を紡ぐ。

  • 佐渡ヶ島の歴史的な繋がりを表現した作品が、さどの島銀河芸術祭にて展示中

    16.September.2021 | SPOT

    金属製品を取り扱う小岩金網が、早稲田大学 古谷誠章・藤井由理研究室との共同研究成果として、佐渡ヶ島における山の生産システムや佐渡金山の歴史的な繋がりを想起させるアート作品『状景を紡ぐ』を、現在、さどの島銀河芸術祭に2021年10月2日(土)まで出展中。

     

    佐渡金山から大間港(金の採掘~鉱石の出港)まで発展していった相川町では、400年に亘る先人たちの営み、鉱山技術や生産システムの変遷など、歴史的価値の高い貴重な遺産群が多く残されている。大間港には、かつて鉱石、鉱山資材を運んでいたレール群が巡られていた。欠けてしまった生産システムを繋げて、佐渡金山の歴史的な繋がりを想起させるオブジェクトが誕生した。

     

    そのオブジェクトは、二つの螺旋コンセプトから構成されており、一つは採掘に欠かせなかった、坑内から湧き出る水の排出で使われた螺旋状の揚水機と大間港の生産システムとして存在した螺旋状のレール群。これら二つの螺旋を金網のフレームを用いることで表現し、佐渡金山のシルエットに見立てた。大間港に残る遺構すべてが一つの歴史的な繋がりを想起させる作品を想定している。

     

    展示場所の旧大間港跡である大間港は、鉱山の資材搬入が行われ、現在においてはその近代産業の遺構が残るサイトスペシフィックな場所となっている。特に、日本近代製鉄業の父と称されている大島高任らによる佐渡金山の開発によって、近代化したかつての風景を今も尚、感じることができる。歴史的に佐渡ヶ島と本土をつなぐ玄関口であった大間港は、芸術祭において佐渡ヶ島に訪れる人と佐渡ヶ島の人との接点になりうる場所となるだろう。

  • 現代アートを自然の中で楽しむ『六甲ミーツ・アート芸術散歩2021』開催

    14.September.2021 | SPOT

    神戸観光局が、2021年9月11日(土)から11月23日(火・祝)までの期間限定で、神戸市六甲山上にて六甲山上を周遊しながら、点在する現代アート作品を自然の中で楽しむ展覧会「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2021」を開催する。

     

    六甲山は明治時代、居留外国人によってレジャーの山として開発が始まった。その素晴らしい眺望や豊かな自然は、時代が移り変わった今もなお多くの人々に愛され続けている。「六甲ミーツ・アート芸術散歩」は、現代アートと共に、こうした六甲山の魅力をより多くの人々に伝えることを目指して、2010年に開始。これまでに通算400組を超えるアーティストが出展し、毎年たくさんの人々が、斬新な作品や、作品によって変化する風景を楽しんできた。

     

    「六甲ミーツ・アート芸術散歩」では、アートファンはもちろん、観光やレジャーで六甲山を訪れる人も季節の移ろいとともに作品の新たな一面を五感で堪能することができる。また、一部の作品は開催期間中もアーティストによって作品に手が加えられ、作品自体の変化を感じることができるのも「六甲ミーツ・アート芸術散歩」ならではの楽しみとなっている。新型コロナウイルスの感染拡大において、旅行やお出かけが制限され、自然やアートに触れる機会が減少する中でも、密を避け、自然の中で安心してアートに触れることができる、期間限定の夜間限定公開の展示やオンラインで参加できるワークショップなど、日常の「息抜き」になる、今だからこそ楽しめる企画が満載。

     

     

    自然の中で楽しむ現代アートの展覧会『六甲ミーツ・アート芸術散歩2021』へ足を運んでみては?

  • 日本橋 「アートアクアリウム美術館」リニューアル移転のため閉館間近

    14.September.2021 | FASHION / SPOT

    新しい演出と作品の準備期間に入るため、現在の日本橋 アートアクアリウム美術館が、2021年9月26日(日)をもって閉館する。今後、 2022年上半期にリニューアル移転を予定している。

     

    アートアクアリウム美術館は「生命の宿る美術館」をコンセプトに掲げ、 2020年8月28日(金)東京日本橋にオープンした。作家・総合プロデューサー 木村英智が手掛けるアートアクアリウム美術館は、規模も過去最大で、初披露となる新作の数々や体験エリアの追加と全てがグレードアップ。

    日本橋 アートアクアリウム美術館は、2020年東京でのオリンピック・パラリンピック開催にあたり、国内のみならず海外からも多くの人が観戦に訪れることから、アートアクアリウムを通じて日本が誇る伝統芸能や文化を手軽に知ることができる場となるようにオープンしたが、コロナによる外出の制限、また海外旅行客の受け入れができない状況が長く続いた。そんな中でも、多くの人が来場したが、このたびオリンピック・パラリンピックの閉幕を節目に、新たなアートアクアリウムの移転準備に向けて閉館する。現在の日本橋 アートアクアリウム美術館versionの演出を観覧できるのはこれが最後となる。また、リニューアルオープンまでの間もデジタル上でアートアクアリウムを楽しめるように、「アートアクアリウム」デジタルツアーが9月12日(日)より実施中。

    今しか見ることができないアートアクアリウム美術館をお見逃しなく。

     

  • チームラボが九州・御船山楽園で開催中の大自然アート展で秋限定の景色を公開

    13.September.2021 | FASHION / SPOT

    アート集団チームラボが九州「武雄温泉」の「御船山楽園」で開催中の、大自然アート展「ボルボ チームラボ かみさまがすまう森」が、今の季節だけ、秋の装いに変わる。無数のランプが輝く空間には紅葉の色彩が、お茶にインタラクティブな花が咲く作品には秋の花々が登場。また、光でできた彫刻作品「Light Sculpture of Flames」が2021年11月7日(日)までの期間限定で公開中。

     

    ボルボ チームラボ かみさまがすまう森

     

     

    季節とともに変化する作品

     

    呼応するランプの森とスパイラル – ワンストローク、山の紅葉, teamLab, 2018. 

     

     

    小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々, teamLab, 2016.

     

     

     

    新たに公開される作品

     

    Light Sculpture of Flames, teamLab, 2016.

     

    御船山楽園は、300万年続く自然に囲まれた、50万平米にも及ぶ敷地に創られた大庭園。その大自然の中に、毎年夏から秋にかけて出現する「ボルボ チームラボ かみさまがすまう森」は、今年で開催7年目を迎える。自然が自然のままアートになる広大な展覧会で、CNN「行くべき世界の屋外アート展 2021」にも選ばれた。

    チームラボの作品は、季節によって変化することも特徴のひとつ。本展においても、実際の季節とともに移ろう作品が、今の時期だけ秋の装いに変わる。御船山楽園ホテルのロビーに展示されているランプの作品「呼応するランプの森とスパイラル」は、これからの季節、秋の色彩「山の紅葉」で輝く。また、庭園内で体験できる作品「小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々」では、季節の花々が咲くお茶を実際に飲むことができ、9月からは様々な秋の花々が登場し、秋限定の体験となっている。

    一方、「Light Sculpture of Flames(ライトスカルプチャー・オブ・フレームズ)」は、2016年に「シリコンバレーではじめてアートが受け入れられた」と評された、チームラボの大規模個展で展示されて以来、初めての公開となる。無数の光の点の集合によって、3次元の立体物である炎を創り出した、インタラクティブな光の彫刻作品で、本展のメインパートナーであるボルボとのコラボレーション空間に展示される。

     

    チームラボが表現する秋の自然アートに触れてみては?

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