阪急交通社が日本の世界遺産に関する知名度調査結果を公開

24.January.2022 | SPOT

阪急交通社は「おうちで学ぶ日本のこと!」をテーマに、知っていたようで知らなかった日本に関するいろいろな知識を発信しており、今回は「日本にある世界遺産」について発信する。日本にある全25件の世界遺産の内、世界遺産としてよく知られているのはどこか、行ったことのある人の多い世界遺産はどこかなどのアンケート結果を公開した。

 

調査概要
有効回答数:524名
調査期間:2021/9/17~2021/9/24
調査対象:全国、20代以上の男女
調査手法:Webアンケート



世界遺産とは、1972年の第17回UNESCO総会で採択された世界遺産条約(正式には「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」)に基づき世界遺産リストに登録されたもの。世界遺産には「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産(文化遺産と自然遺産を兼ね備えたもの)」の3種類がある。

日本は1992年から当条約に参加し、現在までに25件が世界遺産に登録されている。
一番新しいものでは、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」と「北海道・北東北の縄文遺跡群」が2021年7月に登録された。

25件もあると、世界遺産だと知らなかったという場所が人によってはたくさん出てくるのではないだろうか。今一度、どのような世界遺産があるのか確認してみよう。

阪急交通社では日本にある世界遺産についての知名度調査を実施。全国500名以上の人を対象に、世界遺産として登録されている全25ヵ所を挙げ、「そこが世界遺産だと知っていたか」を質問した。アンケートの結果を紹介しよう。

 

以下は、「日本の世界遺産一覧の内、あなたが『ここは(これは)世界遺産だ』と認識していたものを全て選んでください」という質問の結果。

 

この中で一番知名度が高かったのは「屋久島」で、7割近くもの人が世界遺産だと認識しているという結果となった。
屋久島は1993年、日本で初めて「自然遺産」として世界遺産に登録された。樹齢数千年とも言われる屋久杉の天然林を有すること、植生の垂直分布が顕著に見られること、多くの固有植物の存在などが世界遺産登録の理由になった。

 

屋久島

 

一方で8.6%と一番知名度が低い結果となったのは、「国立西洋美術館本館」。国立西洋美術館本館は、「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献 ―」として7ヵ国17資産が選ばれた内のひとつであり、施設単体で選ばれたのではない。
ル・コルビュジエとはフランス人の建築家。日本を含む7ヵ国が世界文化遺産に共同推薦をした結果、ル・コルビュジエの建築作品は人類の創造的才能を現す傑作であり、建築に革命をもたらしたなどとして世界遺産への登録が認められた。

国立西洋美術館本館

 

 

世界遺産に行ったことのある人の割合は?

法隆寺地域の仏教建造物(奈良県)」に行ったことのある人が一番多く、42.2%という結果が出た。行ったことのある人の感想として「奈良の法隆寺は流石に世界最古の木造建築だけあって、その趣に感動しました」ともあったが、世界最古の木造建築が数多く残っていることが世界遺産登録の理由となっている。

 

世界遺産としての知名度が一番高かった屋久島も、行ったことがあるかどうかとなると、6.9%となる。屋久島までのアクセスがやや難しかったり、縄文杉(屋久杉の中でも最大とされる木)を見るには往復10時間歩く必要があったりなど、観光におけるハードルの高さが原因とも思われる。しかし行ったことのある人の感想には「屋久島は、素晴らしい自然遺産でした。屋久杉を見に行くまでは大変な道のりでしたが、行く価値のある素晴らしい景色でした!」とあるなど、その分高い感動を味わっている人も多いようだ。

 

法隆寺

 

行ったことのある人の割合が一番低かった「小笠原諸島」は、週に1便の船で片道24時間かかることから、行ったことのある人はどうしても少なくなることがわかる。東京都の島といっても都心から南に1,000kmも離れ、大陸と陸続きになったことがないという小笠原諸島は、固有種の宝庫と言われ、それが世界遺産に選ばれた理由ともなっている。小笠原諸島では、今でも進行中の進化の過程までが見られるそうだ。
小笠原諸島へ行ったことのある人からは、「海も島もすべてが素晴らしく、時間がとれるようになったら、ぜひもう一度行きたいと思っています」「本土から離れた離島であるため、星空、野鳥などを楽しむことができた」といった感想があった。

 

小笠原諸島の南島

 

世界遺産は観光スポットとしても人気があるが、その地域や施設などにおける歴史、価値などを知っておくと、より奥深く楽しむことができるだろう。

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  • 世界遺産「高野・熊野夢舞台」コンサート目前、尺八奏者・辻本好美が語る尺八の魅力

    20.October.2022 | MUSIC / SPOT

    毎年、世界遺産の地を舞台に開催している世界遺産「高野・熊野夢舞台」。

    今年は、2022年10月22日(土)13時30分より、来年「弘法大師空海御誕生1250年」となる高野山のダイヤモンドイヤーのキックオフイベントとして、橋本市出身の尺八奏者である辻本好美さんが高野山壇上伽藍 金堂北側にてコンサートを開催する。

     

    そして今回、ダイヤモンドイヤーを飾るコンサートにて尺八を演奏する辻本好美さんにインタビューを行った。

     

     

    −尺八を始めたきっかけを教えて下さい。

    私の父親は尺八の事が大好で、そのおかげで尺八がある、尺八の音が聞こえる日常が当たり前で、それがきっかけです。

     

     

    −尺八の魅力はどういったところですか?

    尺八は音色が魅力だと思っています。

    「一音成仏」という言葉があるほど、一音に全てを込める精神性を持っています。

    また、他の楽器よりも音色の個人差が分かりやすかったり、音色にその人の性格が表れていたりするのも面白いです。

     

     

    −これまで色々な国で尺八の演奏をされてきたと伺いました。海外と日本で、尺八の演奏に対する観客の反応の違いはありますか?

    尺八の古典の独奏曲を演奏した時の印象的なエピソードがあるのですが、古典曲は所謂〝侘び寂び〟を感じるようなもので、盛り上がるような派手な曲調のものではありません。

    その曲を日本で演奏すると、曲が終わったら拍手、というよくある流れになりますが、とある南米で演奏をした時、曲が終わった途端「ブラボー!」の歓声と共にスタンディングオベーションが起きたことがあります。それが日本では考えられない反応だったので、その時のことを今でも強烈に覚えています。

     

     −今までコンサートを行った中で印象的な国、また、今後行ってみたい国はありますか?

     今まで行ったどの国も良い思い出ばかりなのですが、1番印象的な国は、「音楽って素晴らしい!」と強烈に思う経験が出来たキューバです。

    行ってみたい国はブルガリアにモロッコにアルメニアにウガンダに、、、行ったことがない国には全部行ってみたいので決められないですね(笑)

     

    高野山の近く、橋本市の出身だと伺いました。世界遺産である、高野山でコンサートをすると聞いた時はどんなお気持ちでしたか? 

     純粋に嬉しかったです。

    個人的に昔から高野山が好きで、小さい頃からよく訪れていました。その場所で演奏が出来るというのは喜びです。

     

    −高野山にまつわる思い出があれば教えて下さい。

    高野山には年に少なくとも3〜4回は行っており、思い出とはまた違う回答になってしまうかもしれませんが、高野山に行って、精進料理を食べて、高野山を見て回って、麩饅頭や胡麻豆腐をお土産に買って帰る、という毎回の時間をとても気に入っております。

     

    −オススメしたい地元の食べ物や、観光スポットはありますか?

     和歌山はフルーツがとても美味しいですが、私の地元の方は柿の産地です。とっても美味しくて皆に食べてもらいたいです。

    世界遺産の高野山、熊野古道は本当に素晴らしくて世界に誇りますが、それ以外だとアドベンチャーワールドを推したいです!自由に動きまわる可愛らしいパンダ達にイルカのショーにとっても充実していて、全国から来てもらいたい施設です!

     

    −最後にMOSHI MOSHI NIPPONの読者へメッセージをお願いします。

     日本には素晴らしい場所、文化がたくさん残っており、日本の伝統楽器〝尺八〟もその一つです。

    私はその尺八を少しでも身近な存在に感じてもらいたいたく活動していますので、是非皆さんも尺八を聞く機会があれば足を運んでみてくださいね。

    尺八の魅力を世界に発信する辻本好美さんの更なる活躍から目が離せない。

     

  • 世界遺産「高野・熊野夢舞台」コンサート開催決定!

    25.August.2022 | MUSIC / SPOT

    毎年、世界遺産の地を舞台に開催している世界遺産「高野・熊野夢舞台」。

    本年は、ダイヤモンドイヤーのキックオフイベントとして、来年「弘法大師空海御誕生1250年」となる高野山で、橋本市出身の尺八奏者である辻本 好美さんを迎え、コンサートを開催します。また、コンサート開催を契機に、各種メディアを通じ、当地域の魅力を広く情報発信します。

     

    日時:令和4年10月22日(土) 13時30分開演

    会場:高野山壇上伽藍 金堂北側

     

    内容:

    【第一部】 地元小学生によるコーラスなど

     

    【第二部】 トークセッション

    出演者:

    藪 邦彦(総本山金剛峯寺高野山執務公室長)

    辻本 好美(尺八奏者)

     

    【第三部】 コンサート

    出演者:辻本 好美(尺八奏者)

    ※パーカッション、ギター、キーボードとのセッション

     

    <観覧者募集について>

    350名様をご招待!!

    ※応募者多数の場合は抽選となります

    ※オンラインによるライブ配信もあり

     

    応募期間:8月23日(火)正午から9月26日(月)まで

    ※はがきの場合:9月26日(月)消印有効 ,専用WEBサイトの場合:9月26日(月)23時59分まで有効

     

    応募方法:

    (1)はがき

    送付先・・・〒640-8577 和歌山市湊本町3-3 和歌山放送内『夢舞台コンサート』係

    記入事項・・・①郵便番号 ②住所 ③氏名(ふりがな) ④年齢 ⑤電話番号 ⑥入場希望人数(1人又は2人)

     

    (2)専用WEBサイト

    専用WEBサイト内の申込フォームからお申込みください。

    URL:https://yume.wbs.co.jp/

     

    留意事項

    (1)記載事項に不備のあるものは無効となります。

    (2)お申込みは、お一人につき1回までとします。

    (3)応募者多数の場合は抽選となります。当選者の発表は、整理券の発送をもってかえさせていただきます。

    (4)お申し込み時にいただいた個人情報は、今回のコンサートに関する業務以外には使用いたしません。

     

    (参考)開催実績

    平成27年度 島谷ひとみ(高野山壇上伽藍)

    平成28年度 元ちとせ(熊野那智大社境内)

    平成29年度  ※台風接近に伴い中止

    平成30年度 クミコ(熊野本宮大社 旧社地大斎原)

    令和元年度 May J.(熊野速玉大社拝殿前)

    令和2年度  ※新型コロナウイルス感染拡大により中止

    令和3年度  小柳ゆき(熊野那智大社境内)

     

    ■出演者プロフィール

    ◆ 藪 邦彦(やぶ ほうげん)/総本山金剛峯寺高野山執務公室長

    ・1993年(平成5年) 高野山大学卒業

    ・2011年(平成23年)に、切幡寺住職に就任し、現在に至る。

     ※切幡寺【福岡県】・篠栗八十八ヶ所霊場 第十番札所

    ・2021年(令和3年)に、総本山金剛峯寺執行長公室長、

     高野山真言宗宗務総長公室長、

     宗祖弘法大師御誕生1250年記念大法会事務局長に就任し、

     現在に至る。