【TRAVEL Q&A】初詣ってなに?日本の年末年始に関する疑問

30.December.2017 | FEATURES / SPOT

2017年〜2018年の年末年始は、12月29日〜1月3日までの期間が一般的とされています。日本ではどのように年末年始を過ごすのでしょうか?今回は年末年始に関する疑問をまとめました。

 

1:お正月の旅で気をつけることは?

年末年始の時期は、お休みになるお店や施設がたくさんあります。それぞれの場所でお休みになる期間が違うので、事前にウェブサイトを見てから遊びに行きましょう。

 

2:初詣って?

新年の伝統的な風習のひとつに「初詣」があります。初詣とは、新年を迎えてから初めて神社や寺院に参詣することで、「その年1年が良い年であるように」という祈りが込められています。参詣の後は、その年1年の運試しとして「おみくじ」を引いたり、お守りを購入したりする人もたくさんいます。初詣をするには、神社や寺院へ行きましょう。縁結びや商売繁盛、学業成就など、それぞれに異なるご利益があるので、どの神社や寺院へ参詣するかを選ぶ基準にしてみてくださいね。また、出店や露店を楽しむのも初詣の醍醐味。焼き鳥や焼きそば、綿飴といった食べ物を食べるのもおすすめです。暖かい格好をして出かけてみてください。

参拝方法はこちら:https://www.moshimoshi-nippon.jp/ja/68466

 

 

3:お正月ならではの日本を楽しむには?

日本では、お正月の時期に飾られる伝統的なアイテムがあります。

・門松

門松は竹や松で作られた正月飾りで、家の門の前などに立てます。毎年お正月に各家にやってくる豊作や幸せをもたらす年神様が迷うことなく家にいらっしゃるよう、目印になるのが門松と考えられています。

 

・鏡餅

日本には年が明けて新年になると神様が来るという言い伝えがあります。その際に神様を迎えるお供え物として鏡餅が飾られています。鏡餅を飾る際は年明け前の28日までに準備をすると良いそうです。神様を迎えるのは新年の初日の出の時だと言われているので、遅くてもそれまでには準備するようにしましょう。飾っておく期間は1月11日の『鏡開き』の日までです。

 

4:新幹線は乗車率120%!?

日本ではお正月を家族と過ごす人が多いので、年末年始の新幹線は帰省ラッシュ!新幹線はとても混むので、早めの予約がおすすめです。

 

5:初売り、福袋ってなに?

初売りとは、年が変わって最初に物を売り出すことを言います。通常の営業と異なり、その年1年間の運試しの意味合いをかねた福袋が販売されることが多いです。福袋は中身が明らかにされずに販売されるのが一般的なので、ワクワク感がたまりません。購入価格より高価な品物が入っている場合も多いため、商品を通常よりも低い価格で手に入れられることも期待でます。

 

 

6:お正月に食べる料理はどんなものがあるの?

・年越しそば

大晦日に縁起をかついで食べる「年越しそば」。その由来はいくつかあり、そばはほかの麺類よりも切れやすいことから「今年一年の厄を断ち切る」という意味だという説、長く伸ばして細く切る食べ物だということから「細く長く生きられますように」と願いを込めて食べるという説などさまざまです。食べるのは、温かい「かけそば」や冷たい「ざるそば」など、どんな種類のそばでも大丈夫。ただし、年を越してから食べると縁起が悪いといわれているので、日付が変わる前に食べ終わるようにしましょう。

 

・おせち

おせちとは、縁起が良いとされる料理を重箱(料理を入れる蓋付きの箱で、2〜5重に積み重ねられるもの)に詰めたものです。五穀豊穣、不老長寿、子孫繁栄など、料理や素材ひとつひとつに意味が込められています。

 

・お雑煮

お雑煮は、醤油や味噌でだしに味付けをした餅入りの汁物。餅の形や具材の種類、味付けは、地方や家庭ごとにさまざまです。

 

 

いかがでしたか?日本ならではの文化で年末年始の旅行を満喫してみてくださいね。

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    「Nippon キュイジーヌ 〜発酵〜」アフタヌーンティーの特徴

      1 茶事の流れを表現茶事とは、茶の湯において懐石、濃茶、薄茶をもてなす正式な茶会のこと。

       

    2 茶事をなぞらえたペアリング

    星のや東京の畳の間で、スタッフが茶事の流れに合わせて、飲み物を提供する。また、アフタヌーンティーの器は、古代の日本建築を知るうえでも重要な遺品である法隆寺の玉虫厨子をイメージして作成した、星のや東京にしかないオリジナルのお重。お重は、江戸時代の頃から宴席での肴を盛る器として使われていた。

      日本文化が融合した新しいアフラヌーンティーを堪能してみては?  
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